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こんにちは!
カンリー採用担当です。カンリーのストーリーを覗いて頂きありがとうございます!
今回は、「10億調達、45,000店舗突破の「カンリー」のCTO、譲ります。」をお届けします。
※本内容は2023/5/16に公開された記事をリライトした内容となっており、情報は当時のものとなっております点予めご了承ください。
はじめまして。45,000店舗を突破した「カンリー」を運営する株式会社カンリーの長谷川です。カンリーは累計15億円調達の急成長ベンチャーです。
弊社は2023年5月にシリーズBの調達を致しました。
そんな中突然ですが、カンリーのCTOを譲ります。
また最初にお伝えしますと、私自身が退職するため後任者を探すというわけではありません。後任者が見つかった後も引き続き私はカンリーと関わっていきます。
目次
- では、なぜCTOを譲るのか?
- 未来のCTOへ
- なぜカンリーにジョインしたのか?
- 決断の背景
- 最後に
- 戦略・設計・実行の一連のフローをゴリッとやれる方、超絶募集
では、なぜCTOを譲るのか?
理由は明確です。カンリー社の更なる大きな飛躍のため、「より優秀な方を組織に引き入れ、事業成長を加速させる」ためです。
私はカンリー創業初期から共同代表の秋山、辰巳と一緒に事業を作ってきました。実はカンリーというサービスは2つ目の事業で、1つの事業撤退を経験しています。1つ目の事業は、飲食業界に特化したサービスということもあり、コロナ期に苦渋の決断を経て、カンリーは誕生しました。
創業前後のエピソードから今回の決断に至るまでのストーリーについては代表の記事に綴っております。
上記記事でもふれておりますが、「非連続的な成長を実現するテックカンパニーをつくるためにどうするべきか?」という問いに対して何度もディスカッションを重ねており、この成長を続けていくためにはより強度をもった経営体制を作っていきたいと思い、決断に至りました。
現在のテックチームの「課題と挑戦」については以下にまとめておりますので併せて読んでいただきたいです。
未来のCTOへ
CTOとして、これらの課題に一つ一つ向き合い改善を積み重ねてきました。
結果として現在良いチームができたと思っております。
その反面、今後「非連続的な成長」を実現していくために、今後もたくさんの経営課題、技術課題、組織課題がでていきます。
一例ですが、以下のような取り組みは今後も向き合っていく必要があります。
- 長年の運用を経たシステムの技術負債解消への取り組み
- 30人の壁、50人の壁、100人の壁など人員拡大に伴って発生していく組織課題
- エンジニアメンバーを継続的に採用していく仕組みづくり、テックブランディング
- 生成AI、LLMなど技術トレンドをふまえ研究開発していくチーム設計
- 今後も発生していく新規事業、新規プロジェクトのドライブ、組織設計
- 上場水準に耐えられるセキュリティ基盤、運用設計
これらの課題に常に向き合い、常に経営目線で思考し行動できるような方、ひいては課題を自ら定義して率先して改善、変革を主体的に取り組めるような方を求めております。
私も引き続きこれらの課題への取り組みは進めていきますが、背中を預けて一緒に経営できるメンバーを探してます。
なぜカンリーにジョインしたのか?
話はかわりますが、なぜ私がカンリーにジョインしたのかについてよく質問をいただきますので、ここからは創業初期のエピソードとあわせて話をしていきたいと思います。
一言でいうと「代表とそこで働く人に惹かれたから」です。
共同代表の秋山、辰巳と一番最初に出会ったのは4年前になります。
当時、代表とあったときの最初の印象は「熱量が高いな」でした。笑
創業事業である、「Leretto」というグルメ予約サービスの構想や、原体験などふくめ。このサービスへの想いを熱く語ってくれました。
その後プロジェクトメンバーの方との顔合わせや、投資家の方との出資エピソードを聞いたりなど、お話を聞けば聞くほど「人を巻き込む力(巻き込み力)」をひしひしと感じました。
「巻き込み力」と書くと簡単ですが、それを支える「泥臭さ」もたくさんあります。
すべてを書くときりがないですが、採用一つにしてもこの泥臭さが明暗をわけていると思ってます。
コロナに直面し、創業事業である「Leretto」のサービスもピボットしてという大ピンチにも直面しましたが、その当時コロナを理由に退職したのは一人も出ずに乗り越えられたのは、本当に日々の積み重ねの賜物だと思ってます。
現在は社員数60名を超えましたが、本当に人に恵まれていると思います。
カンリーのメンバーを一言で表現すると、「素直でいいヤツ」ですが、それを体現するユニークなメンバーが揃っております。
以下、言葉で表現すると陳腐な表現になりますが、創業当時から変わらず今も変わらず誇れるカンリーのカルチャーだと思ってます。
- 熱量の高さ
- 巻き込み力
- 泥臭さ
- 素直でいいヤツ
今回のCTOを譲る意思決定の中でも、今の組織だからこそ決断できたと思います。
決断の背景
正直にお話しますと「CTOを譲る」という決断に至るまで、葛藤もありました。
- 組織、プロダクト、事業としては良い方向に向いているのに本当にCTOを探す必要があるのか?
- 執行役員が2名の体制というのが良いのか?意思決定フローが遅くならないか?
- CTOに求める領域の広さが年々広くなっている中で、そもそもCTOに何を求めるのか?
- 今の事業フェーズで求めているのはエンジニアであって、執行役員レイヤーの方なのか?
- 新しい風が吹くことのメリットもある一方、組織が崩壊する事例もあるのではないか?
これらの問いについては何度も代表とは議論を重ねました。
議論に行き詰まった際には、弊社 社外取締役の株式会社ユーザベースのCo-CEO / CTO 稲垣さんともお話させていただきました。
この意思決定に対して、答えはない中で議論を重ねていく中で、今の体制で行く場合、CTOを新しく探す場合でそれぞれメリット、デメリットがあります。
まずはこれらを整理していきました。
また、「未来のCTOへ」の章でも記載しましたが、未来も含め課題はたくさんあります。
その全部を短期間で一気に解決していくのは不可能な中、何をとって、何を捨てるのか?の基準を明確にしました。
- 客観的に判断するとどうなるか?
- 何をとって何を捨てるのか?
- 迷ったら変化が大きい方を選ぶ
色々と課題を整理し議論を重ねた結果、「10年後振り返ったときに組織が最も成長する選択肢は何か」という軸で考えた際に、現時点で取れる最もベストな選択肢が「CTOを譲る」だと判断しました。
この選択肢に後悔はありません。
むしろ未来に向けての議論が深まったと思います。
最後に
この記事を読んで少しでも興味を持っていただけた「あなた」、是非一度お話しましょう!
以下の私のTwitter DMからご連絡ください。まずはカジュアルなミーティングからでも現状についてお話していきたいと思います。
カジュアルミーティングでは、カンリーの組織、チームについてここで記載しきれなかったことについてもっと深くお話できればと思ってます。
戦略・設計・実行の一連のフローをゴリッとやれる方、超絶募集
上記に記載した通り、まだまだ課題はてんこ盛りですし、ここまで自由度高くイシューに取り組める企業はあんまりないのではないかと思っています。
弊社は代表の色的にも攻撃力が高い人材が多く集まる傾向にあるので、戦略を立てるであったり、整理・設計をする人材はあらゆるセクションでニーズがあります。ちなみにほぼ全セクション募集してます。笑