1
/
5

大手飲食クルー、新規営業を経験し、エージェントへ。未経験でもBOXを選択したわけ

大学時代、人の笑顔の数をどれだけ増やせるかを軸に。社会人2年目、自分に足りていない力を補えることを大切に。そして社会人6年目、とことん人に向き合える環境を——。2023年にBOXに入社した佐藤 彩香は、これまでの経験が活かせるか、という観点ではなく、働く中で気づいた自身の願いを起点に転職先を選んできました。

人材紹介業務は未経験。しかし現在はエージェントやマネージャーとして、BOXに欠かせない存在になっている佐藤に、これまでのキャリアについて聞きました。

目次

  1. 大手飲食クルー、店舗マネージャーを経験
  2. 常に成果を問われる新規営業職へ転職
  3. 転職後もトップの成績。さらに目の前の人に向き合える環境へ
  4. 一番しんどい・一番楽しいをアップデートする日々

大手飲食クルー、店舗マネージャーを経験

——佐藤さんは、学生時代から日本マクドナルドでアルバイトをしていました。

高校1年生から大学4年生まで、アルバイトを7年。社員としては2年で、約9年働きました。高1の夏休みから新店舗のオープニングスタッフとして働き始めたので、接客以外にも、後から入った学生や主婦の方の育成係も担当していました。

——大学卒業後も、そのままマクドナルドに就職したんですね。

そうですね。ただ就職活動はしていて、マックのほかにも保険会社やハウスメーカーなどの選考も受けていました。

数社から内定をいただきましたが、就活の軸が「人の笑顔の数をどれだけ増やせるか」で、それを実現するのなら1日に数百人の接客をできるマックだろうなと思いました。またアルバイト時代にやりきれていないこともあったので、マックを選びました。

——どんなことをやり残していましたか。

店舗では生き生きと働いている人もいれば、そうでない人もいました。実現したいのは「人の笑顔をどれだけ増やせるか」でしたが、来店者を幸せにする前に、まずは働く人たちが幸せであるべき。社員になれば、それを実現できると考えていました。

ですが、わたしの店舗には、約100名のクルーが在籍していて、それに対して社員はわたし含め2人です。

社員はマネージャーとして、財務諸表のチェック、資材管理、採用など、店舗運営に関わるすべてをリードします。自分の店舗内であれば変えられた部分はありましたが、社員の業務範囲は幅広く、日本にある3,000店舗すべてを変えることは到底できなかった。甘かったなって、現実を思い知りました。

——転職のきっかけは?

当時の社員500名以上の中から貢献した人を選ぶ表彰で、最優秀賞を獲りました。それでちょっとだけ天狗になって「ほかの企業でも頑張れるかも」「もっとヒリヒリした環境に行きたい」って思うようになったのが、転職を考えたきっかけのひとつです。

ただ個人で成果を出したとはいえ、店長としては店舗内で力を発揮できた実感がなくて…..。社員になって2年目に店長になったとき、退職希望者が続いてしまったタイミングがあったんです。

その人たちを十分にケアできなかったことから、「もっと人の成長に影響を与えられる力がほしい」「もっとほかの環境も知らなくては」と、気持ちが外へ向くようになりました。

常に成果を問われる新規営業職へ転職

——転職活動はどのように進めていきましたか。

初めての転職活動で分からないことばかりだったので、手当たり次第、大手媒体に掲載されている求人に応募しました。10社ほど面接を受けて、営業代行企業と人材紹介企業の2社から内定をいただきました。

——そのときから人材領域に興味があったんですね。なぜ前者を選択したのでしょう。

実は、新規営業はわたしが一番やりたくない仕事のひとつでした。どうしてやりたくないことを?と不思議に思われるかもしれませんが、今までの自分だったら避けていたことをしないと、強くなれないだろうと思ったのが理由です。

小中高、どの年代でも同じ部活動を続けられない、しんどくなったら辞める。学校選びは親が喜んでくれたらOK、落ちそうなところは受験しない。そうやって、楽な方を選択する人間でした。

それに、大好きで長く働き続けられたマックでも身につかない力があるなら、今よりもっとチャレンジしないとな、と思ったんです。

——なるほど、だから苦手なことをできるようにするために新規営業。どのようなことをしていましたか?

電気・ガス・光回線などライフラインの切り替え、水回りのリフォーム商材を販売していました。行動量は、1日400件。ビルの上から下まで声をかけるいわゆる“ビル倒し”もやりましたし、台風の日は在宅する人が増えるので、天気が悪ければ悪いほどチャンス!というマインドで営業していました。2年目以降は、わたしのもとについたメンバーのマネジメントも行っていました。

——大学時代は、人の笑顔の数をどれだけ増やせるか、で就職先を選びましたよね。一方で、これらの商材の新規営業をするなら、門前払いされたり電話を切られたりすることもあったと思います。抵抗はありませんでしたか。

最初は抵抗感がありましたし、とても大変だったのですが徐々に慣れて成果も出せるようになりました。

マックに入社したときとは違って、自分に足りない力を補いたかったからその会社を選んだので、昔の就活軸を前職では最優先にしていませんでした。いずれ人を幸せにできる人間になれるために、必要な過程だと思っていたから頑張れたんだと思います。

転職後もトップの成績。さらに目の前の人に向き合える環境へ

——入社5年目で転職を考えたのはなぜでしょう。

前職では4年半働き、自分から飛び込む力、商材に興味を持ってもらう力が身につきました。売上も4年間ずっと1位で、「ここでできることはやり切ったな」と思うようになりました。

価格や利便性などで差別化しやすい商材だったので、おそらく体力と気力が続く限り、この先も売り続けられる。でも、ただ商材の価格で選ばれる営業ではなく、もっと目の前の人に向き合って、力の限り頭を使うような営業がしたいと思ったんです。

それに昔の友人の影響もあって、わたしも転職をしてみたいと思うようになりました。

——というと?

その子のSNSへの投稿内容がガラッと変わったタイミングがあったんですよね。土日にいろんな人と交流しているし、企業主催のイベントにも行っていて、プライベートも仕事も充実しているな、キラキラしているなって。

疎遠になっていたのですが、気になってメッセージしたんですよ。そうしたら「実は人材紹介会社に転職したんだ」と聞いて、その子が働く会社を紹介してもらいました。エージェントと一緒に自己分析をしていった結果、人材領域に絞って転職活動を始めていきました。それから初めてBOXを知ったんです。

——BOXとの面談では、最初に誰と会いましたか。

マネージャーの長山さんです。最初の面談は1時間の予定でしたが、開始15分くらいで、「佐藤さんは合格です。これから一緒に働いていくうえで佐藤さんのことをもっと知りたいので、世間話しましょう」って言われて。残りの45分は新卒の就活軸や転職軸などは一切聞かれず、わたしの話だけを聞いてくれたんですよね。あの面接一体なんだったんだろうって、逆にそれがアトラクトになりました。

その後の2次、最終面談も、採用面談っぽくなかった。なんでそんなに頑張れるんですか?って、わたし自身について深く聞くための質問ばかりでしたね。

——最終的にBOXを選んだのはなぜでしょう。

決定打はオファーレターです。最初に面談した長山さんからは、「僕らは目の前の人の幸せを追求し続けることに真剣です。ただ順番は間違えちゃいけないと思っていて、BOXの仲間が幸せになってからクライアントを幸せにしていきます」といった内容が送られて、それが印象に残っています。

2次面談を担当した澤田さんからは、佐藤さんとの面談でこんなことを学んだ、ありがとうって書いてあったんです。わたしのような若造に、こういうことを言える人が集まる会社なんだ。そう思ってBOXに入ろうと決めました。

一番しんどい・一番楽しいをアップデートする日々

——人材紹介業は未経験でBOXに入社しました。大変だったことはありますか。

まず、前職では手を使わず足を使う仕事だったので、PCリテラシーを身につけるのが大変でした。ブラインドタッチができるまで、毎日上長がタイピング練習ゲームに付き合ってくれて、それで慣れていきました。

あとは、インプットする情報量の多さですかね。クライアント1社だけでも、取得できる情報は無限に近い。だから、何をどうやってインプットすべきか、考えても分からなければ、すぐに上長の牧野さん石黒さんに聞きに行って乗り越えていきました。

2人はとことん人に向き合う人で、わたしの気が済むまで真剣に話を聞いてくれて、かなり助けてもらいましたね。

——入社して約1年半が経過しましたが、率直にいかがですか。

一番しんどいし、一番楽しい。それを日々アップデートしていると思います。

今はエージェントの業務に加え、メンバーのマネジメントもしているのですが、感情的になってしまったこともあって。結局メンバーはわたしの鏡だと思っているので、わたしが自分の弱さを認められないから、彼らに強く言ってしまっただけかも。そういう申し訳なさや、自分の弱さに向き合わないといけないしんどさがあります。

ただこの仕事をしていると、今まで支援してきた候補者さんに「おめでとう」を言えるのは、良いことだと思っています。転職後に連絡を取る候補者さんもいるので、入社後に活躍できたとき、ライフステージが変わったときなど、転職以外にも祝うことができるのは、この仕事をやっていて良かったと感じる瞬間です。

——BOXには、佐藤さんのように人材紹介未経験でも活躍している人が多くいます。どんな人がBOXに合うと思いますか。

頑張っている人を応援したいって気持ちがある人は、BOXに合うと思います。

あとは、これまでの人生で何かをおざなりにしてきてしまった人。わたしは今まで甘えた選択を取ってしまっていたけど、そんな自分が嫌で、とことん人に向き合えるBOXでなら、何かを取り戻せる気がして転職したんです。これまでの自分を新しい環境で変えていくために、あえて未経験の業界に飛び込むのも良い選択だと思っています。


If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
人生に寄り添うキャリアアドバイザー。転職ではなく、人生を支援する仕事です
株式会社BOX's job postings
10 Likes
10 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Riho Nakano's Story
Let Riho Nakano's company know you're interested in their content