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こんにちは!株式会社ビーライズ メディアクリエイターの小笠原です!
今回が3度目となる弊社の方の社員インタビューシリーズですが、まさか3人目はこの私です!
これまで松岡さんや、カロルさんに取材して記事を書いてきましたが、今回は私自身について書いていきたいと思います。
就職活動中の学生さんをはじめ、起業やスタートアップ、XRなどのデジタル技術を活用した新しいメディアに挑戦したい方などにぜひ読んでいただきたく自身の執筆にいたりました。
私にとっては、会社の仕事として語っているために自身への戒めと決意表明をしているような、なんとも筆を持つ手が震えるような所業ではございますが…
転職活動に苦悩している方や、不安や焦りに背中を押されて悶々としている大学生の方等にも参考になれば幸いです。
現在の仕事について
現在は企画開発部のXRコンサルティングチームにて、メタバースやVR研修コンテンツなど幾つかのプロジェクトにてディレクターをさせていただいています。
ビーライズのディレクターは、例えば「DXを導入するには、何から始めたらいいだろう?」という企業様からのご相談を受け、ヒアリングした内容から提案をし、実際のコンテンツ制作の監督、納品後のアフターフォローまでを一気通貫して行っています。
そのほか、バーチャルプロダクション技術や、Vtuberプロデュース、XRコンテンツ/技術を活用したエンターテインメント事業の開発, 広報, メディア戦略, コンテンツクリエーション等、案件の相談や企画提案などもしており、日々様々な企業様とやり取りをさせていただいています。
そのような現在ですが、今後はこれらの業務に加えて、新規事業などの事業開拓に挑戦していきます。
プロフィール
1998/10/23 広島県生まれ
工業高校から医療福祉を専門にする公立大学へ進学し、就職せず独立しました。
もともと工業高校でプログラミングや電気工事などをやっていましたが、全く興味が持てずに生徒会の仕事にフルコミットしていました。生徒会長までやってみて、自分は「人対物の生産活動よりも、コミュニケーションを武器に対人を専門にする方が面白そうだ」ということに気づきます。
そこで、母校で初めての公立大学への進学を果たしました。「医療ソーシャルワーカー」になりたいなーとぼんやり思いながら勉強をしていましたが、わずか1年目で飽きてしまいます。
学部2年目から、小学生から始めていた映像制作や写真を本格的に勉強し始めて、写真館に弟子入りしたり、映像プロダクションでアルバイトを始めるなどして、メディアクリエイターとしての活動を始めていきました。
憧れて始めた起業活動
学部4年目にはもうすっかり医療福祉のことは忘れて、卒業後は「自分で起業して映像/写真分野で稼いでやる!!!」という勢いで独立。
ビデオグラファーとして、地方自治体や企業を相手に案件を数件獲得し、活動を続けていましたが、
指標や計画の建て方も未熟だったために徐々に売上が減っていきました。
されども「自分は本当はなんでも器用にできる人間なんだ」とプライドだけは高くもっていました。
社会の中でキラキラした存在になりたい、若くて才賢くて才能あふれるキラキラしたビジネスマンのような人達に憧れていたのです。
私のそんな中二病のような性にぐっさり刺さったのが、メディアアーティストで筑波大学准教授の落合陽一先生や、株式会社COTEN代表の深井龍之介さん。
お二人のような知性をアピールできるようなポジションが欲しくなった私は、大学院へ入学します。
日々の生計も立てないといけないのに、起業活動や大学院と、やたらと重すぎるタスクを自らに課した結果、病んでしまいました。
「ビーライズ」という希望 | 就職したきっかけ
独立して大学院に行き始めたりと、学部を卒業して1年半ほど経ったころ。きっかけは、市の起業家支援プロジェクトに挑戦者として参加していて、審査員の方からビーライズをご紹介をいただきました。
当時XR×メディアによる市場開拓を狙っていたので、「ドンピシャな企業だ」とすぐさまコンタクトを取り、面接させてもらいました。
初めて社長や役員の方々と面接したときは、すぐにどうやって市場開拓するかで議論になり、我慢できずに学生インターンとして働きだします。
そのまま現在の「バーチャルプロダクション事業」へとプレスリリースをだし、いつの間にかメンバーとして働きだしました。
私としては、やりたいこと、それを進めるために自分が勉強しなければならないこと、それぞれを仕事としてやらせてもらいながら生計を立て直すことができて、これ以上にない幸福です。
これまでを振り返ってみて思うこと
起業に向けて動いていた当時の私は、自分のやりたいことを直感で飛び出していった結果、自身の未熟さについて学んだ日々だったと思います。さらに私は自分でも呆れるほどの飽き性なので、すぐ次のこと次のことをやってしまいます。その結果すべてが自分のコントロールから外れてしまうという悪循環を負っていました。
しかし今は組織の中に入ることで、自分一人ではできなったこと、資金調達、事業規模、事業開始までのプロセス、人的リソースなど、ほぼすべてのセグメントでスケールアップし、起業するために活動していた頃よりも実現可能性も高くなっています。
大学生のころは、会社という組織はトップダウン型で、与えられたタスクをこなすようなことが「仕事」であり、自分にそれはできないと思っていました。しかし、実際に入社してみると、組織の中心部に近いところで毎日楽しく働いています。
逆に、自分のこれまでの力不足や勉強不足を痛感しています。それはもう猛烈に。いち人間が独りでできることはあまりにも小さい。
そういった諸々の反省と次のステップへのロードマップが見え始めた現在は、新しい「仕事」に取り組むべく日々働いています。
世界にWORKする「仕事」をしよう
ビーライズでは、社員全員がクリエイターとしての「自らの意志」が日々試されます。
上司からのタスク指示においても、「これをいつまでにやれ」のような命令ではなく、ファシリテーションに近いです。
「いつまでにこれをやらないといけないんだけど、これもっと面白くならないかな」
組織の駒として回されているというより、能動的に自身の役割を考えてより良いものを創ろうという共通の意識の基、自身ができる役割で最大限の生産をする。それぞれの創造思考が働く結果、計画的偶発性が働いて新しいアイデアが生まれ、様々なコンテンツが生まれています。実際にクライエントワークで納品したもののフィードバックも総じて評価が高いです。
私もディレクターや企画提案などの業務で自身にできる役割を最大限に取り組んでいますが、もっと我を出したい。自分がしたい挑戦もやっていきたい。上司や社長とも何度も対話を重ねて、新規事業開拓もやらせていただくことになりました。
またWantedlyでの記事作成等も、ビーライズのブランディングにメディアの力で貢献したいと思い、率先して取り組ませていただいています。
私がビーライズで挑戦したいことは、元々自分がやりたかったことなので、矛盾や迷いなく行動できます。
さすがにここまで豪語しているメンバーも少ないものですから、他のメンバーから「そういう行動力やエネルギーはどこから来るんだ」と聞かれることがあります。それこそが私が今回自分の記事で伝えたいことの核心です。
「世界にWORKする仕事をしよう」
英語のWORKには、仕事という意味がありますが、時にはこんな風にも使われます
It works!!!
物事がうまくいったときに用いられます。
また「仕事」も「WORK」も古典物理学では同じ意味で使われます。
(私は大学生になってようやく理系科目を学びなおしたど素人ですので、理系の人にはつつかれるかもしれませんし、そもそも中学生で習うことなどで皆さんには既知でしょうが)
一般的に物理的に仕事をするという状態は、ある力が物体に対して働いた変化量が仕事になります。元の状態から変化すれば、その分だけその力(エネルギー)は物体に対して仕事をしました。
W(仕事)=F(力)×s(距離)
であると、中学生のころに習った気がします。これを超拡大解釈して、人間生活に代入すると
仕事=私(たち)が持つエネルギー×目標達成するために歩んできた道のり
という感じに置換できるのではないかと思います。
そして「世界に対して仕事する」ということは、自分(たち)が「世界はこうなったらもっと良くなるんじゃないか」と、自ら考えた方向(ベクトル)へ向けて世界を動かす、という事として解釈できないでしょうか。
そうやって必死にエネルギーを働かせた結果
It works!!!
うまくいった!!!
と、私は人生の最期に言いたい。
しかし歴史を見ると、一人の偉大なるリーダーが世界を変えたという偉業は誰もできていません。
私自身も、自分が変える英雄になろうとは考えていません。ですが、人が集まって共同体をつくり、多様な思想と行動が予測不能な化学反応を起こすことで、相対的に世界が変容していきます。
世界に要請されて、その瞬間に、求められていた要素をもっていて初めてリーダーとして語られることになります。
誰が、いつ、何が起こるかは結局予測できません。ですが、いざという時に自ら動き出すパワーをだせるレディネスは研鑽を積まなければ培われないし、自ら電波を張り、ちいさな断片から察知して動かなければなりません。
だからこそ、「世界にWORKする仕事」を常に目指すのです。
私のビジョンに共感し、一緒に動いてくれる仲間がいるのが、この会社です。だからこそエネルギーが湧いて出てくるし、毎日楽しく働いています。
そのエネルギーは仕事してくれるし、何かに変換されて社会へ表出するでしょう。まだまだ私の仕事量は0に近いですが、これからもビーライズの仲間として世界に仕事したと思えるような事業を創っていきたいです。
もちろん、新たな仲間も募集しています!
私の記事や、松岡さん、カロルさんの記事を読んで、私たちについて興味がありましたら、ぜひ気軽にメッセージをしてみてください。
私たちと一緒に、世界へWORKさせる仕事をしませんか?