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バンダイナムコグループのデータ分析組織とデータ構想について

こんにちは!
バンダイナムコネクサスのデータ戦略部でゼネラルマネージャーをしている松浦です。

バンダイナムコグループにはグループ横断でのデータ分析を行う専門組織があります。

そこで今回は、分析専門組織であるデータ戦略部の紹介をします。
また中長期で実現したいデータ分析テーマ(データ構想)の紹介もしたいと思います。

バンダイナムコネクサスについて

分析専門組織紹介の前に、我々が所属しているバンダイナムコネクサス(以下BNX)の紹介をさせて下さい。
BNXは、バンダイナムコエンターテインメント(グループ内でデジタル事業を担う会社)の完全子会社になります。

そしてBNXの事業内容は以下2つになります。
 ・キャラクターIPファン向けマーケティング支援
 ・データ戦略立案・データ分析

詳細に関しては、こちらの会社紹介もご覧頂けると嬉しいです。

データ戦略部について

以上の話を踏まえて、データ分析専門組織であるデータ戦略部の紹介をします。
下記図のように、データ戦略部は「データアナリティクス室」と「データサイエンス&ストラテジー室」の2つの室で構成されています。

上記のように各室は少し異なるミッションを掲げていますが、「データ分析を用いてグループ全体の意思決定に貢献する」という点は共通しています。

データ戦略部の特徴について

データ戦略部の特徴的なポイントとして、下記3点が挙げられます。
1.依頼型だけでなく、提案型の分析を行う
2.代表直下の組織
3.グループ外で分析キャリアを積んだメンバーが立ち上げた

それぞれの詳細について紹介します。

まず1ですが、各事業部から依頼が来て分析するというケースもありますが、データ戦略部から事業部に分析計画を提案して分析が開始するケースも多いです。
その背景には、分析専門家集団として認知されている事と過去に実施してきたデータ分析の実績があります。
また依頼型分析の場合でも、依頼元である事業部担当者とパートナーのような関係の中で、ビジネス上の課題解決に向けて随時最適な針路を話し合いながら分析を進める形になっています。

次に2ですが、データ戦略部は会社代表である手塚直下の組織になります。
手塚は親会社の執行役員も兼任しておりますので、事業側からも強いバックアップを受けながら業務を進められます。し、制度面でも一定の独立性を持って組織運営を行っています。

最後に3ですが、分析専門会社やGAFAなどでキャリアを積んだデータ人材が立ち上げた組織になります。
そのためデータ人材向けの人事制度, 開発環境, 働き方を熟知しており、データ人材に最適な形で組織運営を行っています。
(実際に制度面でも一定の影響力を持っており、グループ内の制度とは独立した形での会社制度を策定するため、管理系部署とワーキンググループを組成しています)

データ戦略部が扱うデータについて

データ戦略部で扱うデータは、自社の事業であるenzaのデータだけではありません。
バンダイナムコグループが展開する下記事業のデータを幅広く分析対象にしています。

https://www.bandainamco.co.jp/group/index.html より

このため、特定IPに関して、トイホビー事業の売上傾向とデジタル事業の売上傾向を比較しながら事業横断で分析をする事が可能になります。
また各ユニットが展開しているサービスの一覧はこちらに記載されているので、よろしければ参考にしてみて下さい。

今後挑戦していきたいデータ構想について

ここからは少し話を変えて、データ構想(中長期で取り組んでいきたい分析テーマ)の紹介をします。
中長期では、データ分析を用いてキャラクターIPに関するビジネス戦略をドライブする事を目指しています。

その詳細を紹介する前に、前提となるグループ全体のビジネスモデルの紹介をしていきます。

グループ全体のビジネスモデルについて

グループのビジネスモデルは以下図のような形になります。

IPの権利者様からキャラクターの商品化権を取得し、ゲームやトイホビーといった様々なチャネルでキャラクター商品を消費者に届ける「キャラクターマーチャンダイジング」というビジネスモデルを取っています。(下記図のパターン1を参照)

また別のパターンとして、グループ内でIPを創出して様々なチャネルでキャラクターマーチャンダイジングを行うケースもあります。(下記図のパターン2を参照)

データ構想について

キャラクターマーチャンダイジングというビジネスモデル特性のため、バンダイナムコグループでは、「各IPをエリア毎に最適な商品・サービスとして展開していくIP軸戦略」を取っています。

このIP軸戦略をデータ分析でドライブしていく事が中長期での分析テーマになります。

詳細はお伝えしにくいのですが、例えば、グループの各事業が持つ様々な顧客接点が特定IPのファンの皆様の熱量をどう高めたかをデータ分析で測定するといった内容になります。

さいごに

データ分析組織とデータ構想の紹介は以上になります。

少しでも興味を持って頂けたら気軽にお話を聞きに来て下さい!

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