みなさん、こんにちは!バックテックコーポレート担当の林田です。
今回は私の自己紹介記事を書いていきたいと思います!最後までお読みいただけると嬉しいです。
プロフィール
林田 駿弥(はやしだ しゅんや)
東京都出身。税理士法人で移転価格コンサルタントとしてキャリアをスタート。留学時代の友人のベンチャー立ち上げにジョイン後、EIR・Draper Universityを経て起業。CEOとして複数回のピボットを経てSaaS導入・業務コンサルティング・IT開発で数億円の事業創出をリード。2023年、人の可能性を引き出すビジネスに挑戦するため、バックテックにジョイン。
自己選択の体験
私は大学に入るまで『何かを自分で選ぶ』という意識が全くありませんでした。
しかし、2011年の東日本大震災がきっかけで考え方が変わりました。地下鉄の緊急停車から20キロの長距離を歩く中で、「今の自分の生活は中途半端だ。学生生活をさらに伸ばし、留学してみよう」と思い至りました。
お金をかけず留学できる大学院を探し、2年半で日本と中国の2つの大学院を修了しました。この経験は自分の意思で初めて最初から最後までやり遂げた経験と言っても過言ではありません。
一方で、このとき何もできなかった自分がなんとか修了できたのは、先生や同級生、大学スタッフの協力があったからです。自分の力だけで掴んだというより、自分は運が良い人間であり、この運は誰かに力を借りられる振る舞いによって築き上げられるものであると感じ始めました。
起業への道のり
(ビジネスコンテストでの1コマ)
新卒でデロイトトーマツ税理士法人(旧:税理士法人トーマツ)に入社した決断は、ビジネスについて多角的に学びたいという願望からでした。全く未経験だった会計の知識を身につけ、大手企業に専門的な価値を提供できる経験に引き寄せられました。
その仕事は、専門知識を駆使してグローバル企業に対する提案を行うことで、大いにやりがいを感じました。しかしその一方で、留学時代の友人からスタートアップへの協力を頼まれ、週末はその手伝いをするようになりました。一から何かを作り出すという経験は、まさしく産みの苦しみそのものでしたが、そこに挑む姿勢に深い魅力を感じていました。
会社員である自分が、世の中に無かったものをもたらすという点で、アーティストのようでもあり、研究者のようだとも思いました。何もないところから新たな価値を生み出すという挑戦は、人生の貴重な時間や、信用、資金といった資源を必要とします。その挑戦をできる人間は、かなり強い人間でなければならないと、私は強く感じました。
当時、私はまだ具体的なアイデアを持ってはいませんでしたが、自分も挑戦したいという思いを抱き、MUFGのアントレプレナーシップインレジデンスというプログラムに参加し、自身のアイデアを具現化するための努力を始め、最終的には起業する道を選びました。
当初は障害者の能力を最大限に活かすサービスの創出を目指しました。私の妻も当事者のひとりで深刻な課題であると認識していました。しかしながら、プロダクトマーケットフィット(PMF)を追求する過程で、我々の提供する価値に対して対価を支払う顧客が存在しなかったのです。
資金も尽きかける中、ビジネスを立ち上げること自体諦めようかと考えました。しかし、このとき思ったのです。「やるなら一生かけて取り組もう。ビジネスにすることは難しくても世の中で重要な解決すべき課題であることは間違いない。今割り切ってまずは仕事に対してお客様から対価を頂くということをやってみよう」と思いました。スタートアップとしての華々しいイメージよりも、自分たちが現時点で手にすることができるビジネスに全力を注ぐという決断を下したのです。
その結果、仲間と共に始めたビジネスは成長し、スモールビジネスとして安定した収益を上げられる規模にまで拡大しました。その過程には無数の困難がありましたが、とても長くなるので、その詳細は実際にお会いした時にお話ししたいと思います。
事業拡大中の疑問
(シリコンバレーでのピッチの1コマ)
アントレプレナーを始めて5年が過ぎ、その時間はあっという間でありつつも、これまでの人生で最も充実した日々でした。アントレプレナーとしての仕事は、「ビジネスを成長させるために自らリスクを取り、新たな挑戦をし、意思決定を行い、全ての責任を負う」という特徴があります。これは、従業員を雇用しない個人事業主や既存の企業の経営者とは全く異なる経験であり、その難しさを肌で感じました。
当初、私は他の起業家と同じように、スタートアップとして外部からの資金調達が当然であると考えていました。しかし、私の解決したい問題や仮説が市場と一致しないことを認識したとき、自己資金と借入だけで事業を推進する決断を下しました。
それは自分が取れる一番大きなリスクテイクであり、正解だったと思います。外部資本を入れるか、自己資本で経営するか、この選択は経験がなければとても難しいものだということも、経験したからこそ理解できました。
こうした選択を通して、なんとか事業を拡大させることができたのですが、自分たちが眼の前の仕事に注力して着実に事業を拡大させることができるのは、確かに目の前の顧客から対価を頂いているからだとわかりつつも、本当に解決されなければならない、しかし、すぐには対価を頂くことが難しい課題はこのままで良いのだろうかとも感じていました。
社員の決断から自身の道を模索するまで
そんなある日、社員から異動の申し出を受けました。彼女は自身の職務に新たな風を取り入れたいと考えていたのですが、希望する職種と現在のスキルが大きく異なるため頭を悩ませていました。そこで私は、彼女に対して特定の資格の取得を提案しました。
その提案から数ヶ月後、彼女は無事に資格を取得したと報告してくれました。多くの人がすぐに行動に移すことが難しいと感じる中で、彼女が即座に行動を起こしたことに私は驚きましたし、優秀な人材であると再認識しました。その後、彼女は私と同じ役職に就き、コーポレート業務全体を担当する人材として成長しました。
この経験を通じて、人には無限の可能性があると改めて感じ、その能力を最大限に引き出すサービスを通じて利益を創出する新たなビジネスを立ち上げたいという意欲が芽生えました。また、私自身もポジションや経験に囚われることなく、新たな挑戦に意欲を感じ、経営陣に退任を申し出ました。
その後の1年間、私はコーポレート部門のリーダーとして、管理体制の整備や後継者の育成、経営の引き継ぎを行いました。その一方、2023年になった時点では、私自身の次の計画をどうするかは決めかねていました(笑)
バックテックとの出会い
あと1ヶ月で再び無職になるというとき、バックテックと出会いました。再び起業することも考えたのですが、最初から他の人の力を借りたほうが絶対に早いと知っていたので、ビジョンに共感できる会社で、人の感じがよく、自分の強みであるコーポレート周りの仕組み化と人材育成が活かせるポジションを探しました。
バックテックに魅了されたのは、そのビジョン「全人類が健康に活き活きと暮らし、社会に貢献できる世界を創る」に強く共感したからです。もちろん、プロダクトへの期待もありましたが、何よりもCOO満沢とのオンライン面接、その次の日の二次面接、さらに次の日の代表の福谷との最終面接という圧倒的なスピード感に惹かれました。
最終面接で福谷も盛り上がって握手を求めてくるし、その場で承諾しようとも思ったのですが、冷静になって「一回妻と話します」と言って帰りました。その夜、家族に話して翌朝ジョインすることを決めました。
自身の新たなステージは、そんな驚くほどのスピード感の中でスタートを切りました。
バックテックにおける役割と目指す道
バックテックでのミッションはコーポレート業務をすべて担い、社員が強みを活かせる環境を整えるために会社の基盤を作り、進化させ続けることです。
具体的に言えば、経理、財務、人事労務、総務、法務、社内ITすべてを担当しています。今まで外部に委託していた業務も、内部でしっかり回せる仕組みを作ること。そして、上場及びその先も見据えた高い品質を目指しています。
一人でそんな沢山の業務がほんとにできるのか?と思うかもしれませんが、できます!
それは自身の経験から言えることです。私はかつて、ゼロから会社を立ち上げ、オペレーション構築を経験し、多くの失敗を経験してきました。その経験が今の私の力となっています。
また今はCOOの満沢や他のプロフェッショナルが支援してくれます。これだけで一人でやるのと比べてどんなに気持ちが楽なことか!
満沢は、名古屋本社のスタートアップで社員10名ごろからIPOまでを取締役として務め、バックテックと同様の組織の成長を牽引してきた経験があります。彼の存在や他の経験豊富な人々がいることで、些細な問題についても気軽に相談できます。
ジョインから1ヶ月経ち、既に全面的なコーポレート業務を一任してもらっています。この大胆さと権限委譲する経営者の覚悟は、スタートアップならではの特性であり、非常に安心感があり、仕事にやりがいを感じています。
私が現在掲げているビジョンは「攻めのコーポレート」で、高度に最適化した最先端のバックオフィスを目指しています。その上で企業価値を最大化するような外向きのコーポレートの形成にも努めています。そしてそれが実現できる人が揃い始めているのが今のバックテックです。
この記事をご覧いただいた方へのメッセージ
今、一番必要なのは仲間です!
1人でも多くの方とご一緒したく、日々採用チームを応援していますし、自分も少しだけお手伝いさせてもらってます。ゼロからこうしたい、0→1の環境でチャレンジされたい方はとてもマッチするはずです。
バックテックの強みとして、すでに何十もの大手企業との強固なパートナーシップがあることが挙げられます。顧客の声を直接取り入れやすい状況にあるため、私たちがすべきは、プロダクトを精緻に作り上げ、より多くのユーザーに届けていくことです。
今後顧客あたりのMRRを向上させ、よりSaaSプロダクトとして、事業拡大を目指していくフェーズなので、ゼロイチが得意な方も、大手SaaS企業出身者もどちらも活躍の場があります。コーポレートでは、全社を巻き込んだオペレーション改善が得意な方も輝けるのではないかと思います。
大きな社会的トレンドとして、健康経営や人的資本開示、そしてそれらに関連するESG投資への注目が高まっています。この大きな流れに乗る絶好の機会は今です。ぜひ一緒に、ぜひ一緒に、全人類が健康に活き活きと暮らし、社会に貢献できる世界をビジネスで実現しましょう!
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