皆さん、こんにちは。人事広報の石間です。今回のWantedlyは説明会や面談、面接で就活生からよく聞かれる【業界、会社選び、どうも決め手に欠ける】という点について、同じく就活生の多くが口にされる【成長環境】という言葉と共に思うところをお伝えしていきます。ご参考までにですが、今就活をされている皆さんの、どなたかのお役に立てましたら幸いです。

なぜ、決め手に欠けるのか

ここでは【決め手に欠ける状態】について紐解いていきたいと思います。【決め手に欠ける状態】というのは、2点原因が考えられると思います。1つ目が、情報・選択肢が多すぎて迷うということ。ネット社会で様々な情報を収集出来るため、情報を拾いすぎて何を信じるのか解らなくなる、欲しいと思った情報ではない情報に出会い、惑わされてしまうことがあるということです。（まずは広く情報を集めようと思ったが、とりあえず集めているだけで何を知りたいか、何故集めているのか解らなくなっているかもしれない、という学生さんもみえました。）2つ目が、判断していくための経験が不足しているということ。こちらはコロナ禍において、アルバイト、旅行、留学等、本当はやりたかったけれど制限されてチャレンジ出来なかったことも多く、経験を通して気づくご自分の価値観や判断軸を作り上げるような機会が少ないという点が上げられると思います。

成長のその先へ

【決め手に欠ける状態】を少しでも解消するために、ここでは就活生からよく聞く【成長環境】にも触れていきたいと思います。そもそも、成長とは何を意味するのでしょうか。新しく何かが出来るようになること？出来ていたことがもっと広く、深く出来るようになること？人によってその内容は様々かと思います。私がよく就活生から聞く【成長】の意味には【いつかやりたいことに着手するために力をつけること】と【会社に属さなくても仕事を出来る力をつけたいという、今後の社会に対する不安を解消するためにすべきこと】の二種類あるように感じています。いずれの理由にも、良いも悪いもありませんが、共に言えることは、それぞれの成長の先にどんな世界が広がっているのかまでは想像されていないことが多い、ということです。

想像力を働かせて

前述した2つの種類の【成長】を果たしたとします。成長した貴方は何をするのでしょうか？いつかやりたことがあるという人は、やりたいことが見つかるまでずっと成長を求めていくのでしょうか。一人で仕事が出来る状態とは、フリーランスでどんな仕事も請け負うことができるようになることなのでしょうか。成長したいと思う時、成長した其の先で、皆さんが関わるだろう世界まで想像したことがありますか？

世の中の企業は何かしらの社会課題を解決するために存在し、仕事とは【誰かの課題を解決すること】を指すのだろうと私は思っています。社会課題がゼロになることはありえないので、世の中には何かしらの仕事が必ずあるとも言えます。このような世の中で【成長】を考えるとき、【この成長は、誰のどんな課題を解決出来るのか】という視点も持って欲しいと思っています。その視点を持つことで、これからご自身が進むべく道に必要なヒントを得られるのではないでしょうか。

ご自身の未来を想像して創造しましょう！

【色々な業界を見たけど、絶対的にやりたいことが見つからない】【内定先からひとつを選べない】情報に溢れて選択肢が多すぎる世の中だからこその悩みなのかとも思います。そんな時は想像してみてください。貴方の目の前の環境（ここでは就職活動中に出会った企業）で何をしていくのかということ。それをしていくことで、どんなスキルを求められ、仕事を通して得ることが出来、どんな人や社会の役に立つことになるのかということ。さらに言えば、得たスキルを用いて、目の前の環境以外にも新しく関われそうな業界や解決出来そうな課題はあるのかということ。この想像力を広げていくことで、キャリアの可能性は広がっていくと共に、眼の前に広がる選択肢の中からその道を進むか否かを判断するサポートをしてくれると思います。

いかがでいたでしょうか？この記事を通して就活生の皆さんの【決め手に欠ける状態】を少しでも解消し、納得してキャリアを選択するお手伝いが出来たらと思っています。

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