こんにちは! Attack黒木です。年々人材採用の難易度が上昇する中、企業の人事部は、「新卒・中途入社の人員をなかなか確保できない」「優秀な人材の流出が多い」「人材育成・開発が思うように進まない」など多くの悩みを抱えています。
そうした状況を背景に、社員一人ひとりのスキル、ポテンシャルを経営資源として捉え、採用、育成、配置、評価といった人事戦略を統合的に実行する、人材マネジメント手法「タレントマネジメント」が、ますます注目されています。「タレントマネジメント」は、人材情報を一元化し組織内で戦略的に管理することで、人材育成と定着を図り、組織全体の生産性の最大化を目指すことを目的としています。
弊社のグループ会社、プラスアルファ・コンサルティング(PAC)社は、この「タレントマネジメント」を実現する『タレントパレット』を提供しています。タレントマネジメントシステム『タレントパレット』は、採用、育成、配置、離職防止、経営の意思決定支援をワンストップで行えるプラットフォームです。
今回は、この「タレントマネジメント」をテーマに、注目される背景や実現できることについて詳しく取り上げます。ぜひ、最後までご覧ください!
タレントマネジメントの目的と目標
タレントマネジメントの主な目的は、企業の継続的な成長に貢献することです。
そのための手段として、社員一人ひとりの才能やスキル、ノウハウなどを把握し、各人のパフォーマンスを最大限に引き出せる環境の整備を行います。情報を集約、分析することで、部署配置、評価システムの構築、人材育成や研修、採用プロセスについて、戦略的な運用へと活かすことにつなげます。
タレントマネジメントの具体的な目標としては、組織全体の生産性の向上、リーダー候補の育成、そして人材定着による離職率の低下などが掲げられます。
タレントマネジメントが注目される背景
日本で本格的に注目されるようになったのは2010年代で、以下のような状況が背景として挙げられます。
少子高齢化に伴う人材不足と、働き方改革の推進
労働市場では、急速な少子高齢化により労働人口は減少傾向にあります。そのため「限られた人材資源で、いかに生産性を維持・向上させていけるのか」が、企業にとって重要な経営課題の一つとして認識されるようになりました。
また、働く人がそれぞれの事情に応じた、多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするため「働き方改革」も提唱されるようになり、そのための一手としても、タレントマネジメントが注目されています。
人的資本経営の実現
人的資本経営とは人材を「資本」とみなし、その価値を最大限に引き出すことで中長期的な企業価値の向上を目指す経営手法です。企業の透明性を高め、持続的な企業価値の向上と成長を促すことを目的に、現在、有価証券報告書の提出義務がある上場企業など約4,000社を対象に人的資本の情報開示が義務化されています。
人的資本経営という大きな枠組みの中で、タレントマネジメントは、社員の能力を「資本」として最大限に活かすための中心的な手法となり、また蓄積・分析された人材データは人的資本経営における経営戦略立案や、人的資本の情報開示に不可欠な情報源となる側面からも、重要視されるようになりました。
タレントマネジメントで実現できること
① 人材情報を“見える化”し、組織パフォーマンスの最大化が期待できる
タレントマネジメントでは、業務経験や配属履歴だけでなく、スキル、資格、性格、志向、嗜好などを可視化して一元管理します。それによって現在、どの部署にどのような人材がいるかが明らかになり、組織のパフォーマンスが可視化され、業務特性と人材特性のマッチ度を検証することができます。
そうした情報をもとに、全社規模で各人が持つ得意領域やスキルを活かせる配置を行うことができれば、人材のパフォーマンスの最大化、ひいては組織パフォーマンスの最大化が期待できます。また、新たな事業展開を行う際にも、必要な能力を有する人材を選出し、最適なプロジェクト編成をすることにも役立つでしょう。
➁ 適正な人材配置により、優秀な人材の定着を図ることができる
人材情報をもとに、各人の業務との適性を根拠に基づいて判断できれば、戦略的かつ適切な人材配置を行うことが可能になります。
適材適所に配置できれば、社員の業務に対する意欲を引き出し、それに伴ってさらなるパフォーマンスの向上が期待できます。さらに成果が適正に評価されれば、結果的に優秀な社員の離職を防ぐことができるでしょう。
③ 客観的な評価基準を実現する
スキルや能力のデータ化・分析によって、定量的な基準の人事評価を設定することが可能です。公平な評価システムによって、透明性の高い評価が可能になり、評価基準が明確になることで、モチベーションの維持やエンゲージメントの向上にもつながるでしょう。
評価プロセスの結果の可視化により、社員へのフィードバックにも活用できます。
④ 効率的な採用活動につながる
人材情報を分析することは、自社に不足している人材領域の可視化にもつながります。不足している要件が明確になり、自社の理想とする人物像を具体的に設定することができます。すでに活躍している社員のスキルや特徴を分析し、採用する人材のモデルとすることも可能です。
事前に必要な人材のイメージを具体的に設定、また組織内で共有することによって、採用のミスマッチを防ぎ、効果的かつ効率的な採用活動の実現が期待できます。
⑤ 戦略的に人材育成・人材開発が実施できる
集約した人材情報は、研修やトレーニング計画など、人材育成計画の整備にも役立ちます。
パフォーマンスを測定しながら、評価に基づいたモチベーションアップ施策を提案する、また各人のキャリアデザインを設計することも可能になり、社員の成長の機会を適切に提供することができるようになります。
さらに企業の中核を担う、“次世代リーダー”の育成にも活用できます。「経営目標達成のため、どの社員にどのような役割を担ってもらうのがベストか」について、総合的な視点で捉えることができ、将来を見据えた中長期的な育成計画が立てやすくなるでしょう。
⑥ 人事施策全体の質の向上につながる
タレントマネジメントによって、適材適所の人材配置、配置後のパフォーマンスの検証、効率的な部署間の異動や連携、育成計画の見直し、データに基づいた評価基準の明確化等が可能となることは、人事施策全体の質の向上につながります。
これにより、社員の能力が活かせる環境で成長や貢献を実感しやすくなり、結果的にエンゲージメントの向上、そして社員の定着率アップにつながるでしょう。
いかがでしたでしょうか? 弊社は、プラスアルファ・コンサルティングのグループ会社として、タレントパレットの採用管理機能を通じた採用支援を行っています。
現在、アカウントプランナーを積極的に募集しています。気になった方は、ぜひ採用ページよりご応募ください!