2023年5月、アシロ管理本部に、新たに「経営推進部 人材開発グループ」という組織が発足しました。
名前を聞いただけではよくわからない「人材開発グループ」とは、どのような目的で設立され、どのような活動をしているのでしょうか?
新たに入社される方にも深く関わる人材開発グループについて、責任者である鈴木さんと森川さんに、発足の経緯や設立からの実績について話を伺いました。
鈴木輝:経営推進部 統括責任者
営業として管理職を経験後、新規事業企画に携わり、WEBからリアルまで様々な事業の立ち上げ&グロースを経験。
2023年にアシロ入社し、社長室を経て経営推進部立ち上げと共に統括責任者に就任。
森川遊哉:経営推進部 人材開発グループ リーダー
2021年アシロ入社、ベンナビ(当時弁護士ナビ)ディレクショングループのマネージャーを経て、前職の経験を活かし広報グループを立ち上げ、アシロ全体の広報活動を推進。
2023年4月より人材開発グループのリーダーを兼任。
Q,「アシロで働く人の「成長」と「育成」に向き合います」とのことですが、人材開発グループについて教えてください!
【森川】
組織名の通り、アシロの人材を開発するグループです。開発に関する具体的な軸は2つあります。
まず一つは、人事評価の体制を整えることで人材一人ひとりが育つスキームを作ったり、研修制度を検討・実施することで、アシロで働く人の「成長」と「育成」と向き合っています。
もう一つは、マネジメント力の強化です。
メンバーだけではなく、マネジメント層の強化にも意識的に取り組んでいます。
そうした多様な人材全体を開発して、組織そのものを開発するためのグループです。
【鈴木】
森川さんに解説してもらった部分が、人材開発グループの本質的なところです。
業務レベルでお話すると、人事評価制度の全体的な見直しや、配置転換といった人事イベントにおけるフロー構築や対応なども行っています。
Q,人材開発グループ発足の経緯を教えてください
【森川】
もともとCFOの川村さんと私で、社内広報の施策のひとつとして、従業員満足度調査を行っていたことがきっかけです。
従業員からのフィードバック内に人事評価制度やマネジメント体制などの人事課題が多く、いつかは対応しなければいけないといった問題意識があるタイミングで鈴木さんに管理本部にジョインいただきました。
「人事評価制度を整えるグループを作りたい」と提案いただき、人材開発を目的とする組織として明確化したほうが活動が捗ると考え、グループ発足に至ります。
【鈴木】
私は入社当初、社長室に配属していただき、既存事業を全体的に俯瞰して課題があるかといった検討をしていました。
既存事業そのものの課題はありつつも健全に代謝されている認識だったのですが、メンバーやマネジメントの人事に関する部分が、十分に制度化されていないと感じたのです。
喫緊のものではありませんでしたが、長期的視点でアシロの成長を検討した場合、事業そのものよりも課題解決の重要度が高いなと感じ、人事評価制度をはじめとしたアシロが抱える人事課題を解決し、整備していくグループを作りたいと提案しました。
森川さんと川村さんが課題に感じられていた部分と合致したため、森川さんが説明されたとおり、グループ発足に至ります。
▲インタビューにご回答いただいている鈴木さん
Q,具体的に展開している取り組みとこれまでの成果を教えてください!
【森川】
現在取り組んでいることは、人事評価制度の見直しです。
これまでのアシロは定量的な評価がメインであり、良くも悪くも過程や手段、本人のマインドに着目する機会が少ない状況でした。
現在、定性評価をどのように人事評価に組み込むかといった、実験的取り組みも行っています。
また社内のレイヤーやポジションを整理して、それぞれに適切な報酬や権限を検討しています。
入社される方に関わる部分では、新卒研修であったり入社時研修、マネジメント研修を主催することもあるので、業務は多岐にわたります。
これまでの成果としては、研修カリキュラムを整え、直近では2023年入社の新卒メンバーに1週間程度の体系的な研修を実施しました。
また社内異動制度である「キャリチャレ」のアップデートや、出戻り制度「鮭アシロ」の制定といった、「ゼロワン」で社内からあがってきた提案の制度化も行っています。
ちなみに入社初日の研修は私が担当しますし、人事評価やポリシーの説明などで、半日くらいは一緒になると思います(笑)。
他にも定期的な面談でお会いすることもあるので、半年くらいはコミュニケーションをとることがあり、それ以降も従業員満足度調査といった機会で関わっているはずです。
忌憚のないご意見をいただきたいと思っていますので、何でも遠慮なく言ってもらえる環境を整えています(ので、入社された方はいつでも声をかけてください!)。
【鈴木】
人材開発グループ発足前に、一度全従業員と面談をさせてもらったのですが、その中で「評価制度とその基準をよく理解できていない」といった意見をいただいていました。
私が課題に感じていたことと合致する部分があったので、明確にすべきだなと思い、森川さんが解説された通り「人事評価制度の見直し」は特に注力して取り組んでいます。
またキャリアに関する面談をさせてもらうことで、アシロへの定着率を高めたり、よりキャリアビジョンの実現に会社が協力できる部分があるかのすり合わせも行っています。
必要以上に干渉するとプレッシャーになってしまう部分もあるかもしれないので、黒子のような役割を意識していますが、キャリアのことでも業務のことでも悩みがあれば率直に伺いたいと思っています。
例えば「業務のパフォーマンスが上がらず悩んでいる」「部署異動をしたいと思っている」「転職しようと思っている」とご相談をいただければ、悩みを伺いながら解決できないか一緒に模索することもできます。
男女ともに社員定着率を向上し、誰しも管理職になれるチャンスがある組織を目指しています。
また働き方改革にも取り組んでおり、最近だと「ウェルビーイング休暇」や「エフ休暇」といった休暇制度や、女性が働きやすい環境の整備を整備しました。
従業員満足度調査を参考にして実現した制度なので、従業員の声は私たちを通じてしっかりと上層部に届き、制度の整備に努めています。
入社後は是非、人材開発グループを活用してみてください!
Q,人材開発グループが設立されたことでアシロに起きた変化はありますか?
【森川】
現場メンバーの声や意見を吸い上げて、経営に反映していくスキームの確立ができました。
これまでは所属しているチームの上長や、経営層にダイレクトに要望を伝えることがありましたが、新たに人材開発グループが間に入る仕組みができたことで、「言いにくい」「誰にいえばよいかわからない」といったことも解消されたかと思います。
【鈴木】
まだ発足して間もないので、これからというイメージです!
ただ社内では着実に存在感は出てきていると思ってます。人事改定も皆さんに期待頂いていることの1つです。
人材開発が上手く機能すると、社員の能力やモチベーションが向上するだけではなく、業績アップにも繋がると思ってますので、引き続き推進していきたいと思ってます。
また制度を多少作り始めているものの、まだ発足して間もないのでこれから全社的な変化を起こしていくイメージです!
ただ森川さんがおっしゃっているように、社内での存在感は着実に高まってきており、人事評価制度の改定も、ご期待いただいている実感があります。
Q,今後の人材開発グループの目標について教えてください!
【森川】
新しい制度や研修といった、アシロにはこれまでなかったものをゼロから作ってきたきたので、これから更にそれらを改定・改修していき、ブラッシュアップしていかなければいけないと考えています。
内容のブラッシュアップと共に、その方法も検討し、従業員の規模が2倍3倍と増えてきたときにも対応できるようにすることも必須のミッションです。
【鈴木】
アシロは「コミットメント」という強みもありますが、四半期ごとに設定されている目標のためだけに仕事をしてほしくないと考えています。
たとえば将来のキャリアビジョンを持って仕事をしてもらい、会社としてそれに寄り添った制度や教育体制を作りたいです。
目の前の目標に没頭することは良いことでもあるのですが、一方で長期的にその人の人生を考えたときに、それが全てというのは理想的ではありませんからね。
Q,今後アシロをどんな組織にしていきたいですか?
【森川】
さまざまな人材が活躍できる組織にしていきたいです。
これまでは「起業したい!」「誰よりも成果を上げたい!」といった、いわゆる"ベンチャー企業らしい人材"を求めることが多かったですが、さまざまな働き方を支援して、スペシャリスト思考・ゼネラリスト思考など、あらゆる方が活躍できる環境を整えたいです。
多様な考え方やライフプランを尊重し、組織も働く人も成長することで、誰しもが輝ける会社にできればと考えています!
【鈴木】
私も森川さんと同様で、自分らしく働くことで個人・組織ともに成長してほしいです。
多様性の大切さが叫ばれている時流もさることながら、組織が大きくなるためには多様な人材・思考・才能・視点が重要だと考えています。
そのために新しい働き方や制度、個人のライフプランやキャリアプランに寄り添い、「働く場所」というよりも「働きたい場所」と思えるような環境構築を目指します!
Q,アシロへの応募を検討している方へメッセージをお願いします
【森川】
人事ポリシーを制定しており、「アシロにいる人はこういう人」という指標をまとめています。
そのポリシーにマッチしていれば、どんな人でもアシロに来てほしいと思っていまして、アシロのポリシーに共感してもらえたら迷わずご応募ください!
「人材の多様性」はアシロが成長するために必要不可欠であり、そうした会社になるため、さまざまな人材が自分らしく働ける環境を構築中です!
【鈴木】
森川さんのおっしゃるとおりで、ポリシーに共感してもらえた人は、是非応募してほしいです!
前述している通りにさまざまな強みを持った人材を歓迎したいと考えています。
また気になることがあれば、是非面接でその旨を聞いてもらったり、気になる人がいれば面接で会ってみたいとリクエストいただくことも可能です!
皆さんの応募をお待ちしております!
編集後記
森川さん、鈴木さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
アシロの人材への向き合い方や、組織の目指す方向性が理解できるインタビューでした。
本格的に選考をする前に「どんな社風なのか実際に見てみたい」「アシロにいる人と話してみたい」などのリクエストも大歓迎ですので、是非お問い合わせ・ご応募ください!