株式会社anveil's job postings
anveil社員にフォーカスする「anveilではたらく」。
実直で誰にでも分け隔てなく礼儀正しく、謙虚。
谷口さんはまさに“奥ゆかしい”という表現がぴったりくる方です。
サイン事業 PIECE OF SIGN 全体のマーケティングを手がけています。
丁寧な物言いはお固くみえるようで、なぜか話しやすい。
そんな古風なキャラクターで親しまれている谷口さんに、公務員からの転職やPIECE OF SIGNのマーケティング、故郷・愛媛を拠点にはたらくことについてお話を伺いました。
まったり公務員生活の予想は大外れ? マーケ業界へ転職の理由
谷口さんには、地方公務員からマーケティング業界に転職したその経緯をぜひ伺いたいです。
“ プライベートとのバランスがとれそう ”と思い、新卒で公務員に就職したのですが、これがなかなか実情が違ってですね。
日付が変わるまでせわしなく働くほか、勤務時間外も地元の消防団の活動があったりと、毎日がかなり忙しかったんです。
消防団とは?!
地方の役場でしたので、消防団なる活動がありまして。全国大会があったりと競い合うので、消防団の時間ではホースでの的当て練習などもしていました。笑
なかなか過酷なお仕事ですね。勝手なイメージで、刺激が欲しいと考えての転職かと思っていました。
いえいえ。むしろ刺激はありすぎましたねぇ。
基本、町役場は地域密着の仕事なのですが、上司や先輩のような熱量を持てる自信がなく…。何年かやる中で、公務員からの転職を考えた次第です。
就職活動の中で色々な職種を見ていて、もやしの営業なんかも候補にあったんですけれども、「もやしかぁ‥。」と。笑
なかなか長期的なビジョンが描けなくて。
もやしかぁ‥。自分に置き換えてもむずかしい選択です。
色々調べるうちにマーケッターの鹿毛康司さんのYOUTUBEを見て、マーケティングという領域があることがわかって。「マーケティングってどうなんだろう?」と興味を持ちました。その後、マーケティングの職種を探して再就職しました。
広告運用から PIECE OF SIGN 全体のマーケティングへ
広告運用のお仕事に就かれて、その後anveilにジョインしています。なぜanveilでマーケティングをやろうと思われたんですか?
それまでの会社は広告運用に特化していたのですが、もう少し幅広い視野でマーケティングに関わりたいと思うようになりました。
もっと根っこの部分といいますか、全体をつくっていく戦略をやってみたいと思いまして。次は、“ 広告だけに留まらない事業会社全体のマーケティングを ”と考えていました。
なるほど。そこで候補になったのがanveil?
引っ越しで新居を構える際に、PIECE OF SIGN で表札を買ったんです。
素材やプロダクトそのものの良さ、サイトの世界観も含めていいなと感じました。anveilについて調べてビジョンを知るうちに、ここで働いてみたいと。
実際に働いてみて、1つの事業全体をマーケティングをしていく感覚はいかがでしたか?
想像とは全然違いました。自分が見ていたものは、非常にミクロな部分だったなと。お茶碗の中の“米粒”しか見ていなかったけれど、「そもそもこれはコース料理なんだ。」ということに気づいたといいますか。
とてもいい例えですね。それはマーケティングにおける視座のようなものでしょうか?
そうですね。一事業全体をマーケティングするには、そのくらいの視座がないとダメだとわかりました。
PIECE OF SIGN のあらゆる施策の根本にあるのは、“お客様がいかに喜んでくれるか”。その指針が全ての施策にあることが特徴です。
今までは広告やSEO対策などの具体ばかりに囚われていたのですが、もっと根本で当たり前なことに気づいた感覚でした。
PIECE OF SIGNの根っこにあるオーナーファースト精神
オーナー目線はマーケティングに関わらず、PIECE OF SIGN の根底に常にあるマインドですよね。
そうですね。まずはPIECE OF SIGNを選んでもらう、ファンになってもらうことが前提にあって。
「店舗オーナーは忙しい。我々に何ができるだろう。」
と、常に顧客に寄り添って施策を展開していく姿勢は本当に学びになりました。
現在のメインの仕事内容を教えていただけますか?
現在のメインは、国内の広告運用とグローバル施策です。
グローバル市場の拡大に伴い、海外のお客様がより安心して購入できるよう不安要素を取り除く施策を多面的に考えています。
難しい点はどんな部分でしょうか?
グローバル市場は、“ 伝えたいことと顧客の知りたいことにズレが生じていないか。” その辺りの肌感覚ですね。
言葉の壁はもちろん、そこの感覚的な部分はもっとリサーチが必要そうです。
あと、自分がいいと思う施策でもユーザーには刺さらない可能性があること。今後は国内外ともに、さらにユーザーの解像度を高めたいと思っています。いずれも難しいですが、そこまでできる面白みがありますね。
故郷・愛媛と東京オフィスでのハイブリッド型勤務
谷口さんは、基本は愛媛オフィスでの勤務、月1で東京オフィス勤務とハイブリット型の働き方をされています。
日常的には東京と距離がありますが、 コミュニケーション面で工夫していることはありますか?
毎朝チームでオンライン定例をしているので、東京のチームメンバーから他部署の情報を入れることで支障なくやらせていただいています。
月1の東京出社では、社員の皆さんと交流して刺激を受けたりと、ちょうどいい感じですね。
生活の拠点である愛媛を離れることは考えていなかったので、anveilでなかったら出来なかった働き方です。尊重していただき、とても感謝しています。
拠点となる愛媛では、どんな感じで過ごされているんですか?
休日は、1日は外に出るようにしていますね。こう見えて意外と調べていく派です。最近ではドライブがてら今治のタオル美術館に行きました。
ちょっと意外です。てっきりインドア派かなと思いました。
やはり普通にしていると、どうしてもマイナーで内なるものに傾きがちな素地があるもので。休みの時は意識的に外に出るようにしています。
以前、山田風太郎や夢枕獏の作品がお好きと聞き、なかなかニッチだなと思った覚えがあります。笑
自分ではそのつもりはなかったのですが、周囲から言われ“ 自分はマイナーなものが好きなのかな ”と。大学で哲学を専攻していたこともそうですが、SFホラー小説などマイナーなものに惹かれがちかもしれません。
なんにせよ自分はマイナー嗜好という認識があるので、極力外の世界に触れるようにしています。外に出ると自然と色々なセンサーがはたらくので。消費者として観察する感じといいますか。
私生活でもマーケティング的な視点を意識されてるんですね。
とはいえ普通に「楽しかったな〜。」と帰ってくることがほとんどですが。笑
それでも、“人が満足する仕組み”みたいなものは体感できるので、できるだけ出るようにはしています。
ジョインして1年 anveilでの仕事
ジョインして早1年になりますが、振り返っていかがですか?
ここまで早かったですね。 (しみじみと)
事業規模の拡大や売り上げが伸びてきたことで、会社に微力ながら貢献できている感じがうれしいです。
パッと見では進んでいるかわからない事象も、そのどれもが無駄ではなく、積み重なって良くなってきている感じがあります。
マーケティング部分の成熟度でいうと、明確に自分の頭で考えている感覚があります。公務員は、それこそ “ まずは稟議を通して ” の世界。
役所は、承認と合意の世界だったので。
わかります。承認ハンコまでの道のりがとてつもなく長い世界ですよね。
そうです。ここなら裁量があるのでスピード感が出せます。
“ 自分で進めている “と確信があるのも大きいです。自信と確信がないと推せないので。やった分だけ形になることが、やはり面白いですね。
あとは、安心して自走できる空気感があることがありがたいです。
スピード感がある一方で、ベンチャーならではの方向性が変わってしまう局面もあるかと思います。その辺りの受け止め方はどうですか?
そういった状況であっても、方針転換の指針にその都度 納得感があるので、そこに違和感はないですね。その根っこに「かならずいいところへ着地するだろう。」という信頼感があるので。
それぞれがプロフェッショナル anveilの大人な社風
さいごに anveilの印象を聞かせていただけますか?