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大手メーカー⇒ITベンチャーを渡り歩いた百戦錬磨のオールラウンダーがand factoryにジョインした理由。IoT事業に抱く夢と野望とは!?

and factoryはSmartphone Idea Companyとして、Smartphoneの持つ事業可能性に対してどこまでも真摯に取り組んでいます。Smartphoneを通じて様々な領域で積極的に挑戦を続けている弊社ですが、中でも“日本初”の取り組みとして注目を集めているのがIoTホステルブランド【&AND HOSTEL】です。

今回のインタビューでは、ボードメンバーの一人でIoT事業の責任者である梅本祐紀をご紹介します。様々な業種での豊富な経験を持つ彼が、次のステージになぜand factoryを選んだのか?担当事業でこれから何を成し遂げようとしているのか?に迫ります。

梅本祐紀プロフィール

大阪外国語大学(現・大阪大学)卒業。日本に留まるような発想ではなく世界を相手にするビジネスに関わろうという想いを胸に、富士通テン株式会社に入社。その後グリー株式会社、株式会社フリークアウト(現・株式会社フリークアウト・ホールディングス)など複数のITベンチャーを経て2016年にand factory株式会社入社。


被災した町を前に誓った自分への約束「今日が最後の1日になるかもしれない。自分が大切と感じることに向かい邁進しよう」

港町神戸に生まれた僕は、中学生の頃に阪神大震災に遭いました。被災した町を目の当たりにして、「今日が最後の1日になるかもしれない」と考え、「自分が大切と感じることに向かって邁進しよう」と心に誓ったんです。その誓いどおり、進学先も仕事も自分が大切と感じることに正直に選択してきました。



大学では外国語学部に進み、新卒でカーナビメーカーである富士通テンに入社しました。グローバル展開している会社で、北米の営業企画にも携わりました。当時の僕は出始めのスマホとカーナビの連携サービスを企画していて、スマホの持つ可能性を強く感じていました。しかし、人命に深く関わるカーナビの事業は、商品企画から発売、ユーザーフィードバックまで3〜4年というサイクルが必要でした。「もっと早く世の中にサービスをリリースし、インパクトを与えたい」と考えるようになり、ITベンチャーに転身して自分のやりたいことを実現する方が早いと感じ、当時最も勢いのあったグリーに飛び込みました。グリーでは、感謝しきれない程の経験とスキルと仲間を得ることができました。ですが、これからの長いキャリアを考えると、特定領域で一点突破するスキルではなくて、連続性のある複数の専門性や人的ネットワークを身に付けることが大切だと感じました。実際に、ハードウェア→ITサービス→インターネット広告など多事業を渡り歩いたことで、横断的に事業構想を考え、実践する力が付いたと思います。これまで培ってきた力を総合的に活かして、次は自ら価値を産み出したいと考えていたタイミングに、and factoryに声を掛けてもらいました。

and factoryに「人生をかけてもいい」と思えた!入社の決め手はカルチャーフィット

誘われてからからジョインするまで2ヶ月もらいました。その間に経営陣やキーマン一人一人と話をさせてもらい、酔いつぶれるくらい(笑)朝まで飲みに行き、お互いのプライベートを含めた価値観について侃々諤々と話をしました。結果、このメンバーならこれからの人生を掛ける価値があると確信したんです。自分の能力が発揮できるか、幸せに働けるかって、カルチャーフィットがとても重要だと思うのですが、僕はand factoryにフィットしていると感じたし、メンバーも僕を必要としてくれていると感じました。

カルチャーフィットってフィーリングなので厳密な説明が難しいですが、僕が感じているand factoryの特徴は大きく3つです。

まず1つ目はメンバーの距離感です。軽口も本音も話せるちょうどよい距離感があると感じました。この“ほど良い距離感”は、 and factoryに『多様な価値観を許容する文化』が備わっているからだと思います。

2つ目は「まずやってみる!」というマインドです。素晴らしいアイディアや構想があっても、それをカタチにできばければ世の中に1円の価値も生み出しません。リソース不足などを理由に、無理だと諦めるのは簡単です。でもand factoryのメンバーはできる方法を考える。さらにその方法をすぐに試してみる実行力があります。これまで自分が携わったことのない領域について「やったことがないので分かりません」ではなくて、目的に対して何ができるか自分で考え実行できるメンバーが多いと思います。「仮説と検証」のサイクルを自分で回す力を持っているんですね。その仮説も1個トライしてダメで次にいくというのでは効率が悪いから、10個同時にトライして手ごたえがあった1つを深堀する、ダメならまた10個トライする・・・このサイクルをもの凄いスピードで進められるのはand factoryの強みだと感じています。

そして3つ目はCEO小原の人柄です。『組織はトップの器以上にならない成長しない』とも言われますが、トップの人柄はその会社の風土の基盤となるものだと思います。CEOである小原は“人を巻き込むチカラ”に長けていると感じています。ビジネスパーソンとして良い意味でワガママですね。アイディアを実現するため、ビジネスを成功させるためのビジョンが明確で、ブレが無いです。


日本初のIoTホステルブランド【&AND HOSTEL】をファーストマーケティングプレイスに成長させる!

現在、僕はand factoryの注力事業であるIoT事業の責任者として、日本初のIoTホステルブランド【&AND HOSTEL】を担当しています。


日本国内のIoT市場規模は今後年間17.0%もの割合で成長すると言われていて、2021年には11兆237億円に達すると見込まれる大きなマーケットです。でも、一般ユーザーにとってIoTってまだまだ馴染みのないものだと思います。メーカー各社はとても先進的な取り組みをされていると思いますが、ユーザーにとってはそのメリットがわかりづらいものだったり、残念ながら現状のライフスタイルにはマッチしないものだったり…ということが多々あります。それではIoTは普及していかないですよね。そこで立ち上げたのが最先端のIoTデバイスを集結させた【&AND HOSTEL】です。

【&AND HOSTEL】では宿泊者は近未来のIoT空間を体験することができます。また単なる宿泊施設としてだけではなく、僕らはここを【ファーストマーケティングプレイス】として機能させる構想です。日本のIoT技術力を世界へ発信するプレゼンテーションの場として、IoTデバイスの技術開発/実証実験の場として、さらにIoTプラットフォーム構築の研究/改善の場として活用していきます。特に、IoTデバイスの技術開発/実証実験の場として宿泊者のリアルな声をマーケティングデータとしてメーカーにフィードバックすることに取り組んでいます。


IoTで“日本のモノづくり再興”に貢献したい


IoTビジネスを担当することについて、実は“日本のモノづくり復興”に寄与したいとの想いが強くあります。いま、家にある家電を見渡すと日本製品の割合ってどんどん減っていると思いませんか?スマートフォンはiPhone、掃除機はダイソン、歯ブラシや髭剃り、コーヒーメーカーなども海外ブランドを使っている人が多いんじゃないでしょうか。僕はその状況を単純に悔しいなと感じているんです。IoTはこの状況を転換できる千載一遇のチャンスだと感じています。

iTunesやApp StoreがあるからiPhoneユーザーが増えているという側面があるように、モノをつくるだけがIoTではないと思います。UI/UXを含めてユーザーの体験価値を上げるか等、サービスサイドで僕らが貢献できることがあると考えていますし、そこにビジネスチャンスもあると感じています。


仕事も家族も大切。多様な価値観を尊重する風土だから実現できる働き方



僕にとって家族は何ものにも代え難いかけがえのない存在です。週末は家族との時間を大切にしたいと考えています。その分、ウィークデーの退勤時には「今日もやりきったな」と思えるくらい、常に高い水準でアウトプットできるよう意識しています。何かに集中しようと思っても、チャットやメールなど注意をそがれる要素がとても多いですよね。いかにそれらに左右されずに、やるべきことをやり抜くかということを日々心がけています。

子育てするようになってマネジメント力も相当アップしたと思いますよ。だって、言葉が覚束ない子供と意思疎通することや、多忙な子育てを妻と連携しながらこなすのは、究極のマネジメント訓練です。忍耐力が付きました 笑。

家族との時間を大切にするために、仕事をチームメンバーと協力して効率的に取り組む訳です。ワークライフバランスとよく言いますが、ワークとライフが別々で偏りが出来てしまう訳ではなく、どちらも質を高め初めて成立するものです。


and factoryには、メンバー同士が互いを認め合い尊重する企業風土があります。僕のような考え方の人もいれば、趣味を充実させたい人、根っからの仕事大好き人間もいる。様々な価値観や働き方を許容し、その中から産まれる価値を最大化することが、ボードメンバーとしての役割の一つだと考えています。


最後まで読んでくださり有難うございます。 and factoryは様々なバックボーンの人達が、個性を活かしながらチャレンジし続けています。「会社に興味がある!」「仕事内容について詳しく知りたい」など気軽に連絡ください。IoTデバイスを随所に組み込んだオフィスを見学したい!という方、梅本と飲みに行きたいという方も大歓迎です。

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