<新しいテクノロジー×スポーツの可能性>オルトプラスからスポーツ分野に特化した新たな会社「OneSports」の誕生。今後の事業展開を代表にインタビュー!
株式会社OneSports
代表取締役
杉野 範和
今年、株式会社モブキャストゲームスのスマートフォン向けスポーツタイトルとオルトプラスがタッグを組み、新たに株式会社OneSports(ワンスポーツ)として始動。スポーツ関連タイトルに特化した事業の展開を予定しており、先日アクセルマーク社とブロックチェーンゲームの共同開発も発表したばかりです。今回は代表取締役の杉野氏に、同社の強みや今後の事業展開についてお伺いしました!
ファンと選手、チームを繋げるOneSports
ーOneSportsの事業内容について教えてください。
OneSportsでは、主にスポーツゲームのパブリッシング事業を行っています。現在プロ野球ライセンスを使用した「劇プロ」、OB選手のライセンスを使用した「モバプロ2 レジェンド」を国内で配信し、海外サッカーライセンスを使用した「モバサカ CHAMPIONS MANAGER」「モバサカULTIMATE FOOTBALL CLUB」は、日中韓をはじめとしたグローバルで配信しています。
ー今回、オルトプラスと共に新たにOneSportsとして始動した背景についてお聞かせください。
モブキャストゲームスのスポーツゲーム事業は、2020年3月31日にオルトプラス子会社となりました。その後、ソーシャルゲーム以外の分野にもチャレンジしていくという未来志向や、多様なアイデアを持っている点が自分たちの目指す方向性と合致しており、OneSportsとしての事業成長を確信しました。そしてアクセルマーク社のゲームチームもオルトプラスに加わったことで、スピーディーに魅力的な企画が進捗していると思います。
ー「OneSports」という社名にはどのような想いが込められているのでしょうか。
スポーツに欠かせないものとしてファン・サポーターの存在があります。一人ひとりの「想い」「応援」「情熱」が大きな力となり、選手やチームの力になっています。私たちも同じように大きな力を生み出し、事業を成長させたいという想いを込めた社名になります。
スポーツフィールドを想起させる規則的な曲線の書体で、明るく正々堂々とした精神、スポーツマンシップを表現。(One/Ballを意味する)● へと流れる書体のリズム感で、スポーツの躍動感・想いを一つに進む勢い・チームーワークを表しています。文字を交差させる部分は、ファンと選手、チームを「つなげる」、スポーツの力は無限大という意味を込められているそうです。
蓄積されたスポーツ分野におけるノウハウ
ー他社と比較して、OneSportsの強みは何でしょうか。
長期に渡るスポーツゲームやプラットフォームの企画運営をはじめ、海外パートナーとの共同開発や、グローバル展開に対するノウハウが大きな強みです。
また、アライアンスモデルによる開発で、低リスクと低コスト体制を実現しています。私たちはプロデュース業を中心に、マーケティングやユーザーコミュニケーションに力を入れており、そこにオルトプラスの開発力が加わったことで、さらなる事業展開を見据えることができています。
ー他ジャンルのゲームとスポーツタイトルで開発面の違いはありますか?
ゲームという点では基本的に同じです。細かいところで言えば、加入・移籍・引退・成績など、選手やデータ、ビジュアル等のアップデートが定期的に発生するのはスポーツタイトルならではです。
その他、アニメ版権と同じく監修面は気を配る必要がありますし、スポーツの知識も必要になります。
日本初、スポーツ分野におけるブロックチェーンゲームの開発
ー日本向けでは初めてのスポーツブロックチェーンゲームタイトルを開発されていると伺っています。スポーツとブロックチェーンを組み合わせるメリットは何でしょうか?
ユーザー(スポーツファン)やスポーツ団体・選手に対して新しい体験や収益機会をつくることができると考えています。例えば、ユーザーにとっては、今までどおりゲームとして楽しむことにプラスして、ゲーム内での育成や勝敗などのステータスを持った唯一無二の選手カードが資産になります。その選手カードをユーザー間で取り引きできるなど、実際のスポーツでの移籍や契約などのような体験ができますし、選手にも収益の一部が還元されていくような世界をつくっていきたいです。
ブロックチェーンゲームの成長の鍵は、ゲームとしての面白みを表現すること、そして投資の機会として扱うのではなく、ユーザーに新しいゲーム体験をもたらすことができるかだと考えています。
ー今後の事業展開についてお聞かせください。
短期的には、既存のゲーム事業に加えて、今進めているスポーツブロックチェーンゲームを成功させ、そのゲームエンジン(Cypto Sports Engine)を他のスポーツやグローバル展開へと発展させていきたいと考えていますし、その他にもチャレンジしていきます。中長期的には、世界中のスポーツ好きが集まる空間をつくっていきたいですね。
新しいテクノロジーにより、既存のサービスや体験をアップデートさせ、スポーツのファンやサポーター、選手やチームが笑顔になるサービスをつくっていきたいと考えています。
ーありがとうございました!