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新卒1年目でリクルートからVRizeに転職。VR業界に挑む若きエースエンジニアの紹介。

株式会社VRizeは、VRアプリ内に広告を挿入出来る日本初のVRアドネットワーク「VRize Ad」、高機能なVR動画アプリを短納期・低価格で制作できるCMSサービス「VRize Video」の2つのサービスを手掛けているVRスタートアップです。

VRizeの社員を紹介していく企画の第一弾は、2017年3月に入社したエンジニアの亀田です。VRizeでの業務内容や入社の経緯について語りました。

現在の業務はどんなものですか


バックエンド全般(サーバサイド・インフラ開発・運用)を担当しており、今現在はアプリのCD(Continuous Delivery)を担う部分の開発をしています。

VRizeでは現在、VR動画アプリを提供するCMSサービス(VRize Video)を提供しており、CMSの一機能として、動画を入稿するだけで任意のVRプラットフォームで利用可能なVR動画アプリをダウンロードできる機能があるのですが、その機能の開発・改良を行っています。

その他、高画質な動画を多くのユーザに配信できるようバックエンドアーキテクチャの改良や、CMSのマルチテナント化など、エンジニアとして非常にやりがいのある仕事をCTOの露木と議論しつつ楽しく取り組んできました。

ユーザからのアクセスが多く、応答速度やスケーラビリティ、SLAが要求されるサービスの設計・開発はエンジニアとして燃えるものがあり、VRizeの業務分野はまさにそれでした。CMSの他にも、VRizeではVRに最適化したアドネットワーク(VRize Ad)の提供も行っており、膨大な量のBid Requestをいかに高速に捌くか・アドの閲覧データ集計基盤をどのように作るかなど、エンジニアとして燃える業務分野がVRizeには多く、本当に楽しく仕事ができています。

今後はバックエンドに加え、VRのアプリ開発の方も挑戦してゆきたいです。


学生時代は何をしていましたか


小学生の頃はDelphiを使って、ひたすらフリーソフトの開発を行っていました。15年ほど前は、公開されているソフトウェアがそれほど多くなく、また公開されていても痒いところに手がとどかない場合が多かったので、他の方々にも使ってもらえるようVectorや窓の杜に公開していました。

大学時代はひたすら学生アルバイトとしてベンチャー企業で開発やデータサイエンティスト業務を行っていました(写真は、脳波の研究をしているゼミの時ものですが)。

3年間を通して7社お世話になったのですが、特に印象に残っているのは、広告配信基盤の立ち上げに携わったアルバイトで、学生だった自分に、広告レコメンドロジック以外のバックエンド・インフラ開発を一任して頂き、非常に楽しく開発をさせて頂きました。耐障害性やスケーラビリティ、それらを担保するテストや快適な開発フロー構築など、1からサービスを立ち上げるにあたって考えることや困難は非常に多かったですが、その分刺激的で非常に良い経験となりました。


リクルート時代は何をしていましたか

リクルートのサービス内容に惚れ、新卒としてリクルートホールディングスに入社し、リクルートライフスタイルにてアーキテクト系エンジニアをしていました。

業務内容は、主に社内ライブラリ/フレームワークの開発です。エンジニアに効率よく快適に開発を行ってもらうために、実装難易度が高かったり複雑になりうる部分を切り出したライブラリ/フレームワークを開発し、提供していました。通常のWeb系の開発だと一日に200行以上書くこともあるかと思いますが、ライブラリ開発はそうはいかず、間違った使い方が出来ないよう、また使い心地や拡張性を担保できるようあらゆるユースケースを想定し、ひたすら考えアウトプットが1日5行だったりします。ライブラリを使い開発者が安全かつ快適に開発ができるよう、ひたすら考え抜くこの社内ライブラリ開発は、今思い出してもとても貴重な経験でした。


どのように入社を決めましたか


学生時代のアルバイトの繋がりで、弊社CTOの露木と食事をしたのが最初のきっかけです。この時にVRizeの事業内容や裏側の技術に関して色々と話してもらい、非常にワクワクしたことを今でも覚えています。その後、もう1度食事をし入社を決意したのですが、このときの入社動機は3つありました。

1つ目は、VRizeが取り組んでいる事業分野が、自分の技術的興味範囲に非常にマッチしている点でした。学生時代のアルバイトやリクルートの業務を通して、広告配信や動画配信など、サーバの負荷が大きくスケーラビリティと応答速度が要求される分野に熱くなれることが分かっていました。そのため、広告や動画配信を行っているVRizeの事業内容をとても魅力的に感じました。2つ目は、ユーザに直接価値を届けるサービスの開発に憧れていたという点です。リクルートでは、to B向けのサービスの社内ライブラリを作成する業務が主で、間接的に世の中の多くの人の役に立っていることは分かっているものの、エンドユーザに直接価値を届けフィードバックを得られるわけではありませんでした。VRizeでは作成した製品が直接ユーザの元に届く事業であるVRize Videoを持っており、分かりやすくエンドユーザに直接価値を届けることに憧れていた自分にとってはそれが非常に魅力的でした。3つ目は、非常にポテンシャルのある企業であるにも関わらず、技術的介入の余地が大きく見えたという点です。当時社員が2人の会社であったにも関わらず、多くの魅力的な企業と事業を進めており、非常に可能性のある企業であるという印象を受けました。また、CEOの正田、CTOの露木の人柄からか、この企業は必ず伸びると確信しました。しかしながら、開発の現状を聞いてみると、人手不足からか色々と未整備な部分がある印象を受けたため、CTOの露木と一緒に開発を進め、良いプロダクトを世に出したいとの思いがひたすら強くなりました。

これらの理由よりVRizeの入社を決め、現在はとてもやりがいのある働き方をさせて頂いています。


VRをどう見ているか

時間と場所の制約を超えることのできる非常に可能性のある技術だと感じています。現状、ゲームやテーマパークでのエンターテイメント的な使われ方が主ですが、実は廃館予定の博物館をキャプチャしていつでも見学できるよう保存する用途や、企業研修で職人の技術を伝える目的での使用など、様々な用途に利用され始めています。しかし、現状だと機器も高く、コンテンツが充実しているとも言えないため、普及のカーブやゆるやかになってしまっています。VRは人類の生活を良い方向に変化させる技術だと確信をもっているため、VRizeを通して、世の中のVR化を進めてゆきたいです。

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