モバレコ(MOBARECO)10周年記念特別対談!2代目編集長×3代目編集長が語る裏話 ALL CONNECTのEC/メディア事業の軌跡
こんにちは! オールコネクトのコーポレートブランディング担当です!
オールコネクトの事業の一つである「EC/メディア事業」の中で、今年で開設10周年を迎えた、通信ガジェットメディア『モバレコ』。
今回は、10周年を記念してモバレコの3代目編集長M.Kさんと2代目編集長K.Hさんに対談インタビュー形式でお話を聞き、モバレコという一つの事業がどのような形で成長していったかをお聞きします。
・3代目編集長 M.K. 現在:デジタルメディア事業部
・2代目編集長 K.H. 現在:広報
これまでのモバレコの歩みや栄光と苦難、今後の展望などいろいろ聞かせてもらいましたのでぜひご覧ください!
■ モバレコとは?
モバレコはオールコネクトの子会社「株式会社ALL CONNECT Mobile(オールコネクトモバイル)」が運営する、スマホ・格安SIM、通信に関する情報を発信しているメディアです。
今や生活に欠かせない存在となった「スマートフォン」の、わかりにくいSIM・スマホプランや使い方をより分かりやすく、毎日使うスマホを快適に使えるように、ユーザーひとりひとりの目線を持って、スマホのあらゆる情報を発信しています。
・モバレコ(https://mobareco.jp/)
―改めてモバレコ10周年おめでとうございます!10周年を迎えてみていかがですか?
K(2代目編集長)
とても真面目な、いいメディアになりましたね(笑)
M(3代目編集長)
どういう意味ですか!?
K(2代目編集長)
黎明期は、もっと「おもしろ系」のコンテンツがいっぱいあって、くだらないことを色々と読み物コンテンツにしていたけど、今はユーザーの知りたいことに特化している感じ。
M(3代目編集長)
この10年間でも時代が変わって、色々と求められるものも変わってきてます。モバレコも今では考えられないような記事作りしてましたよね(笑)
■二人のキャリアと出会い
―まずは、二人のオールコネクトでのキャリアや出会いなどを教えてもらえますか?
M(3代目編集長)
僕は、入社した当初はコンタクト本部の配属で2年ほど営業の仕事をしていました。オールコネクトで「FA制度」(※)が導入されたタイミングで、モバレコがある「WEBコンテンツ企画部」への希望を出して異動してきました。なのでたぶんFA制度を利用した第一期だと思います。
― そうだったんですね! 今ではオールコネクトの特徴のひとつともいえるFA制度の一期生だったとは(驚) ちなみにWEBコンテンツやメディア運営に興味はあったんですか
M(3代目編集長)
Webメディアを見るのは好きでしたし、興味はありました! あとは年齢を考えて今のうちに違う職種に挑戦したいと考えていました。
その時ちょうどWEBコンテンツ企画部がFA募集を出していたので、意を決して応募したという流れです。
メディア運営とか記事ライティング経験やSEOなどの知識は全くなかったので、まさにチャレンジ! という感じでしたね。
K(2代目編集長)
僕はその少し前に入社したのですが、直接WEBコンテンツ企画部に入り、モバレコの記事制作、企画、メディアサイト運営の業務全般を担当していました。
そこにある日、コンタクト本部からFA制度でM君がやってきた形ですね。存在は知っていましたが、話したことはなかったので、結構びっくりしてました。
異動するときどうだった?
M(3代目編集長)
当時のWEBコンテンツ企画部は「少数精鋭の謎の部署」の印象だったので、最初はめちゃめちゃ緊張しましたよ(笑)
K(2代目編集長)
当時、通信の販売代理業やMVNO事業などが中心のオールコネクトの中で、メディア事業がひそかに立ち上がった時期で、周りに全然知られてなかったからね。会社内でも「あそこ何やってんの?」とよく怪しまれていました(笑)
■モバレコの躍進と苦難
― そこからお二人と部署のみなさんの活躍で、モバレコは成長していくことになるかと思います。会社から求められる成果や目標はどういった内容でしたか?
K(2代目編集長)
当初の目標、M君が入ってきたのが夏の終わりだと思うのですが、翌年の2月末までに、「月間100万UUを達成する」が目標でした。
※UU(ユニークユーザー): Webサイトを訪れた人の数。複数回訪れた人もカウントされるPV数ではなく再度訪れた人は同じユーザーとしてカウントされる。
僕が入社した時が、月間14万UU、M君が入った来た時は、月間20万UUくらいだったので、100万UUとか、ありえない大きな目標でした。半年で5倍くらいの規模にしなくちゃいけないですからね。
M(3代目編集長)
と言いながら、2月末時点ではぎりぎり届かなかったものの、3月か4月には月間100万UUを達成しちゃいましたね。
モバレコ発足時から考えると、約1年半で月間100万UU達成ですね。
―1か月及ばなかったとしても、Mさんの異動から半年で目標を達成したのはすごいですね!
M(3代目編集長)
その当時って「格安SIM」が市場に出てきたくらいの頃で、まだWEB上に情報が少なかったんです。
まだまだスマホや携帯電話といえば3大キャリア(docmo/au/Softbank)が主流で、格安SIMって話には聞くけど、どうすればいいんだろう? とみんな思っている状況でした。
モバレコとしては、とにかく情報を発信しようと、スマホのすべての機種のレビュー記事や、格安SIMのMVNOのプランの説明記事を作成していましたね。
当時って今よりも高い頻度で新しい機種や格安SIMが次々にリリースされていたので、一人あたり月間30記事くらい書いてましたよね?
K(2代目編集長)
書いてたね。今じゃ考えられないけど。
当時の編集部で、トータル月間100本を越える記事をディレクションして、僕やM君は1日2記事以上制作するのが当たり前だった。
朝出社して、世の中の情報収集、記事企画、取材計画、ライター手配、端末などのキャリアとの交渉、記事執筆、アクセス集計、WordPressを使ってのコーディング記事投稿までしてたね。多分、今じゃできない・・・
とにかく、2000記事くらいまで、おそろしいペースで量産してた。
M(3代目編集長)
あれだけの量をこなしていたからこそ、ユーザーが求めている情報や記事の構成など、色々とわかってくることもあって、スマホ機種のHow to記事だったりトラブルシューティング系の記事とか、多くの方に読んでいただきましたね。
「モバレコが多くの人の役に立っている」というのが実感できて素直に嬉しかったです。
K(2代目編集長)
iPhoneで言うと、iPhone 6とかの時代だよね。iPhone 7が出た時とかすごい盛り上がってた。
M(3代目編集長)
iPhoneシリーズのモデルで年代思い出すのは、モバレコあるあるですね(笑)
―お二人がモバレコの運営に携わってきた中で最も印象に残っている出来事はありますか?
K(2代目編集長)
出来事というと、モバレコにとっての最大の危機がGoogle社のアップデートでSEO順位が大幅に下落したとき!
M(3代目編集長)
Googleのアップデートのたびに、良くなったり悪くなったりは繰り返しているのですが、1回すごいのありましたね。
K(2代目編集長)
SEOでも効果をしっかり出せていて、月間のUU(流入)も多かったんです。それが一夜にして、激減するといった事態に、、、。
―それはかなりの出来事ですね、、 今では回復しているかと思いますがどのように立て直したのでしょうか。
K(2代目編集長)
アップデートの内容自体はブラックボックスで知ることはできないので、順位変動した記事を分析して傾向を掴んだり、ページを何度も修正・更新を繰り返して、なんとか回復させる。
M(3代目編集長)
Google検索はより「ユーザーが求めているもの」に最適化されていく傾向にあると思うので、SEO対策をすることで、求められているメディアとしての振舞いに繋がっていくと思うんです。結果的にはモバレコがさらに成長していくための試練だったのかとも思いますね。
―お二人が作った記事で、印象に残る記事はどのようなものですか?
M(3代目編集長)
個人的にすごく覚えているのが、京セラの「DURA FORCE PRO」という機種があって、これは防水、防塵、耐衝撃、高耐久ボディを売りにしているスマホでした。
それを実際に確かめるべく、Kさんと一緒に、鎌倉の海に行って、砂浜に埋めたり、ぶん投げたり、洗ったりと耐性テストやりましたね(笑)
K(2代目編集長)
懐かしい(笑)
スマホでキャッチボールしたり、氷水に浸したり、「みんなが気になることをいかに面白く」っていうネタ系の記事、この時代のメディアはこういう記事多かったよね。
耐衝撃機能と言えば、TORQUEとかGalaxy S5 Activeとか。防塵機能のテストで「きのこ」と一緒に育てたりしたよね。ちゃんと中には入りこまず、外側でキノコだけが育った(笑)
M(3代目編集長)
もちろんわざと衝撃を与えることは推奨されていないけど、実際どのくらいまで耐えられるのかって結構知りたい人はいたみたいで、結果一切壊れたりせず性能の素晴らしさを証明することになりましたね。
K(2代目編集長)
当時はいろんな記事作ったよね、格安SIMの速度比較もリアルタイムでずっとやってたし、スマホのデザインも特徴的なものが多かった。
BlackBerryとかFreetelとかUPQとか、なんか色々スマホあったよね。
M(3代目編集長)
その全部のスマホレビューしてましたね。発売日から2日以内にレビュー上げてました。
K(2代目編集長)
記事もネタ系の記事も多くて、とにかく活動的に思いつくものなんでもやってた。モバレスラーとか、、、。中身が誰かは言わんけど。
M(3代目編集長)
今見ると画がすごいですね。マスク被ってる人いったい誰だったんでしょうね。
他にもタフネススマホを凍らせてみたり、
HAYAUCHIっていう、モバレコ主催のフリック入力大会をやってみたり、
いろんなことやりましたね。コンテンツマーケティング、SEOといったマーケティングスキルも、モバレコに携わってから日々勉強していますが、こういったリアルイベントにも携われたのはすごくいい思い出です。
K(2代目編集長)
あとモバレコって、最初はどことも関係性ができていなくて。
通信キャリアやメーカーに直接連絡をして、関係構築を図っていたんですが、当初の20万UUくらいじゃ、全然話を聞いてくれない企業もあって、悔しい思いもしました。
なのに、300万UUとかになってから改めて行くとコロッと態度変わったり(笑)
モバレコの立ち上げで、通信キャリアやスマホメーカーなどの企業、ライターの発掘や依頼、PR会社との連携やモデルの出演交渉など、関係値が0のところから、コミュニケーションをとって、関係性を築くことをやっていましたが、その経験が今の広報の業務にとても生きています。自分自身、とても成長できました。
M(3代目編集長)
通信事業会社の方とお話した際に、新卒社員研修でモバレコの記事を読むように推奨してます! など言ってくださる方もいて結構嬉しかったですね。
一般のユーザーさんだけでなく通信業界の方にも認められている事が実感できて嬉しかったです。
K(2代目編集長)
当時、通信系のメディアだと有名なところが3社くらいあって、モバレコは2年くらいで、そこに肩を並べるくらいのメディアに急成長していたので、当時は注目されていたと思います。発表会とかでキャリアの人に会うと、「見てますよ」と声かけてくれました。
■モバレコのこれから
―モバレコのこれからは、どのようになっていきますか?
M(3代目編集長)
モバレコが10年、運用を続けることができているのも記事の寄稿や運用に携わってる方々、ユーザーの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
10年目ということで、メディアの転換期だとも考えています。
Instagram、XなどSNSも交えつつ変化を加えて、「スマホといえばモバレコ」と言われるようにモバレコのブランティングも進めていきたいと思います。
モバレコインスタグラム: https://www.instagram.com/mobareco_jp/
モバレコX: https://x.com/mobareco_jp
あとはモバレコから派生した「PC Shot」というメディアも運営しています。こちらはPC情報に特化したメディアとして展開しています。たくさんの人に見てもらえるよう成長させていきたいと思っています。
※PC Shot(https://pc-shot.jp/):ゲーミングPCからビジネス用ノートPC、子ども向けPCなど様々なPCに関する情報や機種のレビュー、環境やシチュエーションに応じた機種の選び方などを紹介しているメディアサイト。
また、モバレコ運営で培った知見や資源を利活用してスマホやPCなどの通信ジャンルだけでなく真剣に楽しみつつ、人々の役に立つメディアを生み出していきたいと考えています。
K(2代目編集長)
応援します!!
メディアを運営している側も楽しく、ユーザーにも伝えることができれば1番だよね。
広報としてもその活動をしっかり発信していきたいと思います。
オールコネクト広報_Xアカウント: https://x.com/_all_connect
M(3代目編集長)
いつもありがとうございます! これからもよろしくお願いします!