こんにちは!バリストライドグループ株式会社のYUKIです。
先日、渋谷にある株式会社ビズリーチさんを訪問させていただきました。
データベース全盛時代
今日の戦略人事領域においては、データの集約化と解析、機械学習が新しい可能性を切り拓くと言われています。私自身、元データベースエンジニアなのですが、データベースエンジニアが人事をやるということに対して違和感のない時代が来たと勝手に思っています。
大きな環境変化に対峙し、スピーディな意思決定を求められる事業を「人」という側面でどうサポートするのか、多様性に満ちた環境のなかでいかに優秀な人材を獲得し、その人材をいかに適切に配置し、成長させていくのか、それぞれのニーズにどう応えていくのか、という課題に向き合っていくには勘(K)と経験(K)と度胸(D)では通用しません。
これからは、
KDD = Knowledge Discovery in Databases
です。
これまでの人事と明日の人事
人事のスキルセットの変化をまとめると以下のようになると思っています。
これまでの人事
KKD(勘/経験/度胸)
明日の人事
KKD+KDD(勘/経験/度胸 + Knowledge Discovery in Databases)
つまり明日の人事に求められるリテラシーは「デジタルネイティブである」ということになるわけです。
人工知能による採用
今後の採用における人工知能の関わり方の一例として、
1.効率的に新入社員を採用
↓
2.入社後の社員の評価を管理
↓
3.それらビッグデータを人工知能が解析、活躍人材の特性を可視化
↓
4.会社に必要な人材の選考基準を面接官に提示する
という循環が想定されます。
人工知能の深層学習(ディープラーニング)においては、「こういう経歴の人が入社後、こういう結果を出して、こういう評価をされている」といった社員一人ひとりのビッグデータを解析して、「会社にはこんな能力を持った人が活躍できる」と結論付ける場面で使われることが想定されます。
人事がAI時代にすべきこと
対話せよ
01.産業・企業・働く人の姿がどうなるか、未来図を共有せよ
02.安心して共存するためのルールを、働く人とともにつくれ
職務を再設計せよ(職務名も変えよ)
03.AI、ロボットの得意なことを探り出し、彼らに任せよ
04.人こそがすべき仕事の意味をあらためて定義せよ
05.職務設計のフレキシビリティを高めよ
教育せよ
06.新しいことを常に学ぶ態度を身に付けさせよ
07.新しい技術を導入した後の、必要なスキルを特定せよ
08.「一人前になるまでの教育」のあり方を再考せよ
職場を再設計せよ
09.ロボットと共棲するワークプレイスをデザインせよ
10.働き方・働く場の新しい可能性を発掘せよ
11.いつでも、どこでも、何度でも学べる場を提供せよ
人事を変えよ
12.AIによって、人事自体の生産性を向上させよ
13.「40年間働き続ける」を脱却し、新しい雇用ルールをつくれ
14.会社の枠組み、労働への価値観を再考せよ
※リクルートワークス研究所様の提言を一部抜粋させて頂いています。
人事を変えるために
今回、ビズリーチさんを訪問した理由の1つが、「AIによって、人事自体の生産性を向上させよ」という、やるべきこと12番です。
ビズリーチさんは「HRMOS(ハーモス)」という、人材の採用から育成、登用、評価までを最適化するクラウドサービスで企業の人事業務における非効率をなくし、意思決定を促進できるよう人工知能(AI)がサポートし、戦略人事の実践を通して、経営の効率化・生産性向上を目指されています。
我々バリストライドグループにおいてもAI、ロボットに任せられる領域を作り、共棲していく明日もすぐそこに来ていると思います。
改めて、企業、組織、チーム、それだけでなく個人でもAIと密接につながっていく社会が目の前にあることを実感できたそんな1日でした。
最後に・・・
末筆ながらご協力頂いた株式会社ビズリーチ様に心より感謝申し上げます。
素敵なオフィスにご招待頂きありがとうございました。
(アンティークな家具やデザインが目を引きます)
(海/航海/ビーチをテーマにしているそうでウッドデッキや砂浜もデザインされています)
(普段はプロジェクションマッピングで海も演出されているそうですが今日はお目にかかれませんでした)
(ミーティングルームのネーミングも惹かれます。JAVAもありました。取っ手にもこだわりが。)