※ この記事は、アカツキ福岡・アカツキゲームスCXが初めて挑戦をした『アカツキCX アドベントカレンダー2022』の中で執筆された内容を転載した記事となります。
目をとめていただき、ありがとうございます。
クリスマスまで、あと1週間ですね。
25日当日には、この初めてのCXアドベントカレンダーが完成しているんだなあと、わくわくしながら書いています。
アカツキ福岡CXの小濵菜々美(あだ名:ななみん)です。
最近、仕事について立ち止まって考える機会があり、その中で言葉にしておきたいなと思ったことを、備忘録的に書かせていただきます。
自分らしく楽しく生きることが最優先。仕事はその延長線上にあるもの
わたしは今年32歳になるのですが、アカツキ福岡に入社する前、29歳くらいまで、自分がどういう人間なのか、何をしたいのかあまり考えず仕事をしていて、何となく「こうあるべき」みたいな型にはまろうとしたり、とにかく期待されたことに応えたりと、流されるように生きていました。
周囲からの期待・それに応えたい自分の理想と、自分の力が釣り合っている内は何とかなっていました。
でも、さらに大きな期待をいただいて、理想と実力にギャップが生まれたとき、ギャップを埋めるために全力を出そうとすればするほど苦しくなり、それがなぜなのかも分からなくてどんどん落ち込んでいきました。
このままじゃ駄目だと、いろんな方とお話をしたり、本を読んでみたりする内に、「自分の心に従って、自由に楽しく生きようとする気持ち」が足りなかったんだとわかり始めます。
そうして、「こんなに苦しい思いはもうしたくないし、思い切って自分らしく楽しく生きることを最優先にしてみよう!」と決め、自分と見つめ合うことから始めたのでした。
自分にとって、ゲームは夢中になれるもののひとつ
楽しく生きようと決めた上で、「わたしは何を楽しいと思うんだろう?」と考えていたときに、あるオンラインゲームに出会いました。
とにかく新しいことを色々やってみた中のひとつだったそのゲームに、寝食を忘れてしまうくらい一気にのめりこんで、懐かしい感覚が蘇りました。
幼い頃、父がプレイするRPGを、隣で夢中になって見守っていたとき。
自分でプレイできるようになって、ゲームの世界にさらに没頭して冒険を楽しんでいたとき。
綺麗な景色やBGMに癒やされる時間、難しいバトルに何度も挑んでクリアする達成感、隠し要素を見つけたときの驚き、キャラクターの言葉ひとつに涙が溢れる瞬間。
いつの間にか忘れていた「心が動く」体験が怒涛のように押し寄せて、ゲームって、大人になってもこんなに夢中になれるものだったんだ、と感動したのを覚えています。
想いを込めてゲームを作る仕事をしている人がいる
すっかりファンになったわたしは、そのゲームのアップデート内容などを発表するWEB配信の存在を知りました。
そこで、配信にプロデューサーが直々に出演していたことと、その方のゲームとプレイヤーへの理解の深さに驚きます。
配信中のチャットのコメントにプロデューサーが反応するタイミングがあったりして、その様子が、まるでいつも遊んでいる友達かのようにお互いを分かり合って対話している空気感でした。
これをきっかけに、「ゲームを作っている人」の存在を意識し始めます。
過去の配信を見たり、いろんな情報を追うようになって、プロデューサーを筆頭に、ゲームを作っている人たち自身がコアプレイヤーと同じくらいゲームを愛していて、遊んでいることを知りました。
だから、とことんこだわった、愛されるゲームができあがっているんだなと思いました。
プレイヤーが感じるどんな小さなこともわかってくれて、アップデート内容もその説明にも、とても共感・納得できる。アップデートを重ねる度に遊びやすく、面白くなっていくゲームの未来にワクワクする。
だから、このゲームがずっと続いてほしい。作っている人たちを応援したい。
そう考えるようになったとき、ふと、このゲームを作っている人たちも、仕事をしているんだよなと気づきます。
今思えば当たり前なのですが、ゲームは遊ぶものとしか考えていなかったわたしにとっては大発見のような気持ちでした。
仕事は辛いけど、生きていくために頑張らなきゃ…とかではなくて、自分が好きで想いを込めて届けているものが、誰かにとっても好きなものになって、それを届け続けるための力として応援の気持ちやお金が集まる。
そんな仕事のかたちがイメージできて、自分にとって、楽しく生きることと結びつく仕事はこれかもしれない!と考え、ゲーム業界(アカツキ福岡)に飛び込んだのでした。
好きなことを仕事にして大正解だった
ゲーム業界で働けることになり心躍る一方で、「好きなことを仕事にすると、純粋に楽しめなくなるってよく聞くけどそうなのかな…」という不安がありました。
でも、少なくともわたしの場合、そんなことはありませんでした。
「好き」を中心にした仕事は、すごく楽しいものでした。
自分が好きで想いを込めて届けているものが、誰かにとっても好きなものになって、それを届け続けるための力として応援の気持ちやお金が集まる。
まさにこの状態に辿り着いたからです。
ゲームをやればやるほど仕事が楽しくなる
アカツキ福岡に入社して担当させていただいたゲームは、プレイしたことがなく、そのゲームの世界観をつくっている作品のこともほぼ知りませんでした。
そのため、最初はゲームをプレイすることからスタートしました。
ゲームの経験値が仕事の経験値になるなんて、そんなことあっていいんか〜と、夢のようでした。
プレイする内に、ゲーム内に散りばめられたこだわりや愛を知ってどんどん好きになり、気付けば仕事以外の時間もプレイしていて、いつの間にかインプットのためではなく、いちプレイヤーとしてゲームを楽しむようになっていました。
それが、やっぱり仕事の経験値につながっていました。
プレイヤーからいただくお問い合わせがどんな内容でも、どこで、何を体験したのか、そのときに抱く感情がどんなものか、すばやく鮮明に想像できる。
プレイヤーの問題を解消するために何をしたらよいか、必要な引き出しをすぐにあけられる。
アプリ内に出すお知らせやPush通知を考えるときも、プレイヤーは今何を体験していて、何を感じているのか。何が当たり前で、何が新鮮なのかイメージできる。
一番伝えたいことは、どんな言葉を使えば伝わるか。プレイヤーの間で普段よく使われている言葉をもとに考えられる。
新機能やイベントの仕様に対しても、プレイヤーが何を感じるか事前に予測してフィードバックできる。
そのとき、お問い合わせ対応の経験だけでなく、いちプレイヤーとしてゲームをやりこんでいることで、フィードバックをより信頼してもらえる。
そうして、「どうやったらプレイヤーの心を動かせるか」「どうやったら作り手の想いがより伝わるか」を考えることに集中し、こだわることができるようになりました。
さらに、自分自身がゲームを愛していることで、プレイヤーと作り手双方に対して、心から共感と応援の気持ちを込めて接することができるようになったのが嬉しいというか、誇らしく感じます。
魂を込めたお返事メールや、アプリ内に掲載したお知らせに対して、プレイヤーからお礼のメールをいただいたり、Twitterで「この運営のこういうところが好き」とツイートされているのを拝見することも多々ありました。
自分の心のままに動くことが、人が喜ぶことにつながって、また自分に返ってくる、最高のサイクルの中にいて、仕事を楽しいと感じられました。
唯一、辛かったこと
こんなに素敵な体験をさせてくれた、入社してからずっと携わっていたゲームの担当を、実は最近、卒業することになりました。
ゲームのことも、チームのことも愛しすぎていた故に、離れるのがとても寂しかったのが、唯一辛かったことです。
完全に吹っ切るまでには、まだまだ時間がかかりそうですが、自分らしく楽しく生きるというわたしの決断は間違っていないと感じさせていただいたことに感謝して、前に進みます。
さいごに
実は、「わたしは何を楽しいと思うんだろう?」という問いの答えとして、ゲームの他に、「絵を描くこと」がありました。
小さい頃に「絵を描くことはお金にならないよ」という言葉に流されて、いつの間にか仕事にすることを諦めてしまっていたのですが、自分の「好き」を信じて、アカツキ福岡への入社と共にチャレンジを再開しました。
3年以内に、ゲーム作りに関わるイラスト制作の仕事をすることが、次の夢です!
そして今回、記事の執筆に加えて、記事タイトルなどの画像制作を任せていただきました。クリスマス当日に向けて、みんなで協力して飾り付けを進めていく様子も楽しんでいただけたらうれしいです。
明日は、そんな画像制作を一緒に頑張ってくれているおかまいさん(岡村舞さん)の記事も公開されます。ぜひお楽しみに!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、ちょっと早いですが、よいクリスマスを!
この記事は、CXアドベントカレンダー4日目の投稿です。
前の投稿者は「おなつさん」でした。
次の投稿者「おかまいさん」の記事もお楽しみに!
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