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アカツキの職場の雰囲気をお伝えするために、定期的にアカツキで働くメンバーのインタビューを投稿していきます。
第二弾となる今回は、ライブエクスペリエンス事業部エンジニアの横峯樹(以下横峯)さんのインタビューです!これまでのお仕事の経験や、人生のターニングポイントについて、じっくりとお話を伺ってきました。
ー早速ですが、横峯さんは現在どのようなお仕事をされていますか?
横峯:僕は今、新規サービスの立ち上げに携わりながら、チームや組織作りといったマネジメント業務も担当させて頂いています。
現在、ライブエクスペリエンス事業部(以下LX事業)は、とても速いスピードで拡大しています。毎週新しくメンバーを迎えるため、みんながワクワクしながら働ける「環境」作りに取り組んでいます。
ーもともとチームビルディングにご興味があったのでしょうか?
横峯:そうですね。エンジニアでありながらも、過去の経験から組織と人との関わり方に関心があります。というのも、僕はちょっと変わった経歴を持っているからだと思います。
話は遡りますが、幼い頃の僕は、少し自尊心の強い少年だったと思います。
僕はバブル時代の真っ只中に、建設事業を営む家庭に生まれました。小学校高学年くらいまで、周りの子供よりもいい服を着て、特上と名のつく美味しい食べ物を口にする生活を当たり前と思い込み、お金持ちのボンボン気質の強い子供でした。
更に、小さい頃から運動神経に恵まれ、学校の勉強もよくできたこともあり、自分は「必死にならなくても何だって人より上手くできるんだ」と少々態度の大きい、生意気な子供時代を過ごしていました。
ところが、高校進学と同時に入部したサッカー部で、僕は自分史上初めての躓きを経験します。中学時代は、市で上位に入るチームの主力メンバーだったこともあり、自分のサッカー技術に自信がありました。しかし、高校に入学してからは、顧問の先生からの厳しい指導に精神的にボロボロになり、自分の力を十分に発揮することができないという挫折を経験します。
「出来ないものにしがみ付き必死に努力するなんてかっこ悪い」と、ちょっとスカしたところがあった僕は、課題から逃げずに最後まで全力でやりきる経験がありませんでした。そのため、入部したての頃は本当に毎日辛くて、メンタルも粉々になりました(笑)
それでも、結果として逃げずに自分の十代を厳しい環境に捧げることができたのは、自分にとってプラスの経験だったと、今は感謝しています。あれだけキツイ毎日を乗り越えたのだから、どんなに困難な状況でも「大概のことは乗り越えられる」と、課題に立ち向かう忍耐力を養うことが出来たと思っています。
しかし、やはりサッカー一筋の毎日では、どうしても勉強が手につきません。入学当初は学年でもトップクラスだった成績は、卒業間際には下から数えて何番目というあたりをフラフラしていました。そんな状況ですから、受験は全くうまくいきませんでした。
自分の将来について考えたこともなかった僕は、卒業してから2年の間フリーターになりました。
親はかなり落ち込んでいましたが、当の本人である僕は悲観的に物事を捉えていたわけではありません。「自分の生活に必要なお金は自分で稼ぐ」そう心に決め、毎日アルバイトに明け暮れていました。
これまで部活に全力を注いできた僕にとって、フリーター時代に始めたアルバイトが初めての「社会」との接点でした。社会には色んな人がいて様々な仕事があることを知り、僕にとっては刺激的な毎日でした。
居酒屋や引越し業社、野菜工場での作業など、あらゆる種類の仕事を経験しました。持ち前の「なんでもそつなくこなす」という長所を生かし、結果が出せるようになると、周りから正社員にならないかと声を掛けて頂くこともあり、働くことの楽しさや人に評価される喜びを学びました。
特に居酒屋のアルバイトでは、長く勤めていたこともありバイトリーダーとしてスタッフの指導・教育といったマネジメントや店舗運営に本格的に関わるチャンスに恵まれました。
この頃から、自分と近い世代の人と一緒に働く機会が増え、「世の中にはこんなに面白い奴がいるのか」と思う同年代の多くが「大学」を出ているということに気がつきました。
自分はこういう人たちと話していると楽しいと感じるな、この人たちが考えている将来の話に興味があるな、そういう環境に自分もいたい。そんな想いが膨らみ、自分も大学に行きたいと考えるようになります。そこからは、大学進学のためにアルバイトで予備校代を稼ぎながら大学受験に挑みました。
ー予備校代や生活費を稼ぎながら受験勉強に取り組むというのは、簡単なことではないですよね。
横峯:自己マネジメントにはそこまで不自由を感じていませんでしたね。1日の予定を30分単位で細かく区切り、一つひとつ計画通りに進めることに集中していました。
なので、予備校に通ってはいたものの、結局受験直前は自分が作った計画表に従って一人で対策していたくらいです(笑)
2006年には希望の大学に合格し、自分の目標を達成できたことで、大きな自信が得られました。
学部の選択は、高校時代に出会い驚愕した「PC」について、専門的に学べる情報系の学部を選択しました。僕が高校生の頃、それまで図書館に行かなければ知ることができなかった膨大な情報が、自宅に居ながら閲覧できるということにめちゃめちゃ感動したんですよね。
あの時感じた「これはすごい!きっとこれからネットで世の中面白いことになる」という気持ちはその当時も変わらず、自分の将来を見据えて情報系の学部で勉学に励みました。
学生時代の僕は、持てる時間をフルに使い、学業もサークルもバイトも全てにおいて全力で取り組んでいました。いわゆる「意識高い系」と呼ばれるタイプで、毎日の忙しさが自分に充実感を与えてくれていました。
(もちろん遊びも全力で取り組む意識高い系)
理系に所属していた僕は、学部卒業後は大学院への進学を選択します。研究の道を極めたいというよりも、大手企業の研究職に就職するという選択肢を求めて進学の道を選んだというのが正しいかもしれません。
そして、大学院生として迎えた4月1日から、僕は「就活」に明け暮れます。
業界は絞らずに、現場で活躍する出来るだけ多くの人を訪ね、直接お話をさせて頂きながら就職活動を進めていきました。
その年の夏には15社の企業でサマーインターンに参加しました。中でも、IT系のベンチャー企業でのインターンが印象的でした。社員の方たちも、同じく参加した他の学生たちも、皆とても優秀で面白い人たちばかり。そんなメンバーと一緒に0→1で何かを生み出す面白さに、僕は魅了されます。優秀な仲間達とディスカッションを繰り返し、社会に良いインパクトを与えるために頭をフル稼働させることが、とても新鮮でワクワクしてたまりませんでした。
このインターンでの経験をきっかけに、僕はベンチャーという環境に身を置くことを真剣に考えるようになります。
ー新卒で入社された企業はIT系のベンチャー企業と伺っていますが?
横峯:はい、説明会やインターンにはかなりの数参加しましたが、結局本選考にエントリーしたのは、本当に行きたいと思える企業数社だけでした。入社を決める際は、事業内容よりもそこで働く人たちの魅力で決めていましたね。
入社した企業の決め手は、一つの会社の中に驚くほど様々なタイプの人が集まっていた点に限ります。そこで働く社員の方たちには、それぞれに「極める道」がありました。仕事も趣味も本気で極めている方たちと話をするたびに、常に自分の中で新しい発見があり視野が広がることを実感していました。
その当時の僕は大学院での研究とは別に、就活支援を行う学生団体で幹部として運営に関わっていました。当時の僕にとって「極める道」とは、この就活支援団体の運営でした。これから自分の進むべき道を就活を通じて選択しようとする学生たちに、自分はどんな価値を提供できるのかを考え続け、たくさんの学生と企業の声に耳を傾けてきました。
僕が真剣に向き合ってきたこの経験を、自分の極めた道として何かの形で社会に生かしていきたいと考え、内定を頂いたIT企業への入社を決意します。
エンジニアとして入社した1年目から人事業務に関わる機会を頂き、就活支援団体での経験を余すことなく発揮していました。
暫くして、入社前からお世話になっていた社員の方が立て続けに退社する時期がありました。自分のステージを「人」で決めていた僕は、残ったメンバーと自分との間に「働くこと」に対する熱量のギャップを感じるようになります。その頃から、どうしたらみんなが同じ方向を向いて進んでいけるのか、一緒に働くエンジニアがもっとワクワクしながら働くためにはどうしたらいいのかを考えるようになりました。
この課題感に共感した経営陣の方々の中に新卒1年目の僕が混じり、「エンジニアが幸せに働くためには」というテーマでディスカッションさせて頂いたこともあります。
若手でも、発言を歓迎して頂ける環境は素敵ですね。僕は、このディスカッションを通じて社内で「プログラミング部」の立ち上げを担当することになります。
この部活動は、エンジニアの仲間と一緒に技術を鍛錬する場として結成しました。これまで使ったことのないプログラミング言語を学ぶために「写経」と呼ばれる、ひたすら言語を書き写す練習を、朝練と夜練の2回に分けて取り組んでいました。
(部室での活動風景。ここで会社の仲間達と写経に励む)
すると、この活動を通じて自然とエンジニア間に交流が生まれ、気づけばチームとしての温度差も解消されていきました。チームの雰囲気が良くなる上に、プログラミングの知識も深まるという好循環を生み出すことができ、取り組んで本当に良かったと思っています。
ーアカツキやそとあそびとはどのようにして出会ったのですか?
横峯:入社2年目の年に、社内で大きな組織体制の変革がありました。取締役を務めていた中島さんが退職されたのも、ちょうどこの時期でした。
僕はというと、友人に誘われ初挑戦したパラグライダーの爽快感にハマり、アウトドアレジャーに興味を持つようになります。そこから「気軽にサクッと体験出来るアクテビティやお出かけスポットを紹介するサイト」を作れないだろうかと思案していました。
その年、久しぶりに中島さんから連絡を頂き、ランチに誘って頂きました。その食事の席で、中島さんから「誰かエンジニアを紹介して欲しい」という相談を受けます。
これが僕と「そとあそび」の出会いです。
「そとあそび」とは、キュレーターが実際に日本全国のアウトドアレジャー主催事業者様を訪問し、初心者でも気軽に安全に楽しめるツアーを紹介するレジャー・アクテビティの予約サイトです。
最上のレジャー情報を提供することにこだわり続け、創業12年を迎えた現在でも、アウトドアレジャー専門の予約サイトとしてNo.1の実績を誇っています。
現在は、多くのユーザーに愛されるサービスへと成長した予約サイト「そとあそび」ですが、当時はサイトとしてかなりクオリティの低い状態でした。
「イケてるサービスコンテンツが揃っている。でも、サイトがその魅力を半減している」
中島さんは、サービスの価値を社会に届けるためにも、まずサイトの改善を任せられるエンジニアを探していました。
僕はパラグライダーの経験から、いつもの週末をより豊かにするサービスをいつか社会に提供したいと思っていましたので、中島さんの話を聞いて興奮しましたね。その適任者はまさに自分だと思いました。そこから素直に、中島さんと「そとあそび」のサイト改善に携わるため、転職を決意しました。
最初の3ヶ月でRubyを使ったサイトを1から作り直す業務を担当しました。当時のそとあそびには、自分以外に手を動かせるエンジニアがいなかったので、僕がサイト改善の全責任者として業務に取り組んでいました。
(そとあそびでの仕事風景。サイトの作り直しを担当)
「そとあそび」のサイトを作り、アウトドア事業者の方々とお話する機会が増えるほどに、事業者様の多くが予約管理を紙の台帳で行っており、それに関わる悩みを抱えていることを知りました。予約管理を紙で行っていることで、自分たちの事業管理を上手く行えておらず、ツアーの在庫状況を把握できずにいるという課題が見えてきました。
そこから、そとあそび創業者の山本と全国の事業者様のもとを周り、皆さんが抱える悩みに応えるため「ウラカタ」というサービスの開発をスタートさせます。
「ウラカタ」とは、アクティビティの予約をオンラインで管理する予約台帳システムのことで、コース間の空き枠連携、曜日ごとの細かい設定、英語サイト対応など、事業者様にとって役立つ機能が充実しています。
1人でサイトを開発運営することは、自分にとって初めての経験です。このサービスを活かすも殺すも、全て自分次第ということにプレッシャーがなかったと言えば嘘になります。
それでも、当時の僕は社内で一番、「ウラカタ」を必要とする事業者様と密にコミュニケーションを図れるポジションにいました。事業者様から様々な感想を頂くことで、自分の働きがダイレクトにお客様の役に立っている実感が得られます。
「ウラカタの生みの親」として強い責任を感じながら仕事に取り組むうちに、利用した方に喜んでもらえることが、自分にとっての喜びになっていきました。
当時も今も、「ウラカタ」があるから事業者様はツアーの運営に専念することができ、お客様は更にクオリティの高いアウトドアレジャーを楽しむことができているんだと感じています。
モノよりもコトの消費への関心が高まるこれからの社会で、アクティビティ事業はどんどん拡大していくと思います。だからこそ、これからも事業者の方が幸せを感じながら働ける社会の実現に貢献していきたいと思っています。
僕は、不思議な縁に恵まれています。
自分がやりたいと思っていたものと「そとあそび」の想いが重なったことや、「日常にワクワクする体験を届けたい」という想いを持ったアカツキと出会ったことも、恵まれた縁だと感じています。
そとあそびにジョインした際は、1人で走り続けなければならなかったけれど、今は同じ熱量を持つ仲間達と共に、同じ目標に向かい前進している実感があります。
昨年6月のアカツキとのM&Aを機に、アカツキメンバーと一緒に働き出して思うことは、お互いの会社が大切にしているものが驚くほど合致しているということです。そのため、特に摩擦もなくスムーズに一つのチームとしていい関係が結ばれていきました。アカツキとそとあそび、それぞれの知識とノウハウを掛け合わせながら、いいサービスを「みんなで作っていく」という団結感を常に感じることが出来ています。
これまでの僕はプロダクトを作ることに楽しさを感じながら仕事と向き合ってきました。今後は、チームや組織を作るという新しい目標に向かって歩みを進めていきます。
まさに今、LX事業は一緒に働くメンバーがのびのびと働ける環境を作り上げていく最中にあります。これから仲間に加わる方には、ぜひこの環境作りを一緒に楽しんで欲しいなと思っています。
自分の人生を振り返ってみると、常に走り続けていることに気がつきました。人とは違う経験が出来ることは刺激的です。立ち止まらない限り、素敵な出会いに巡り会えます。
今、何かの挑戦に踏み出すことに悩んでいる方がいるならば、やんちゃに新しい環境に飛び込んで欲しいと思います。
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