はじめまして。札幌在住の新米社員Mです。
弊社の制度を利用し、2024年4月中旬に鎌倉で4日間のワーケーションをしてきましたので、その体験記を書かせていただきます。
地方から関東圏への出張にあわせてワーケーションをしたい方などに参考にしてもらえたら嬉しいです。
ADX Consultingのワーケーション制度とは?
弊社には、福利厚生の一環でワーケーション制度があります。
ワーケーション制度の特徴は、以下のとおりです。
- 交通費、宿泊費支給
- 年間20日まで利用可能
交通費、宿泊費支給
交通費、宿泊費支給とありますが、どこまで対象なのか気になりますよね。
まず、ワーケーションの行き先は、日本国内であれば全国どこでもOKです。
交通費
交通費の対象は、自宅から宿泊先までの往復にかかる運賃です。
私は札幌在住のため、道外への移動は基本的に飛行機利用となります。
交通費は航空券代も対象になるので、地方からでも気軽にワーケーションに行こう!と思えるのが嬉しいところです。
宿泊費
社内規定の範囲内で支給されます。
規定の金額である程度のところに宿泊できるため、あまり宿泊先選びに困ることはありません。
温泉宿などでやや贅沢したいという場合も、差額を自己負担すれば宿泊可能です。
年間20日まで利用可能
ワーケーション制度といっても、年に一度、短い期間しか利用できないのではないかと思う方もいるかも知れません。
弊社の場合、年間20日まで、1回につき最低3日間から利用可能です。
たとえば5日間のワーケーションなら、年に4回ワーケーションすることが可能です!
ワーケーションの前後や中日に有給休暇をとることも可能ですので、ワーケーション先での観光も楽しめます。
なぜ鎌倉へ?
昨年映画が世界中でヒットした「スラムダンク」をはじめ、日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞した「海街diary」など数々の聖地があることでも人気の鎌倉。
北海道在住のMにとって、江戸以前の歴史に日常的に触れる機会は少なく、自然と歴史が調和した街並みへのあこがれがありました。
神奈川出身の推しが最近、鎌倉で撮った写真をインスタに上げていたこともあり(結局これが最大の理由……!?)、関東圏の方々にとっては身近な観光地・鎌倉を初めてのワーケーション先として選びました。
4月中旬はまだ肌寒い、時計台の鐘が鳴る街・札幌。
旅立ちの日、自宅近くの公園の日陰にはまだ雪が残っていました。
さて初日は、有給休暇をとって鎌倉観光。
名残の花を愛でながら、春の神社仏閣をお参りしました。
流鏑馬でも有名な鎌倉の守り神、「鶴岡八幡宮」。
大仏殿がなく、四方から長谷の大仏様を拝むことができる、「鎌倉大仏殿高徳院」。
平日なのに人が多いなと思っていたのですが、ちょうど「鎌倉まつり」の時期だったのですね。
おかげさまで人波に圧されてしまい、推しと同じ画角での写真撮影は諦めました(笑)。
ワーケーションの環境は?
今回の宿泊先は、国道134号線沿い、材木座海岸に面する「材木座テラス」1Fの宿泊施設、ZAIMOKUZA SEASONS。
2016年にオープンした比較的新しい施設で、施設内にはサーフクラブ、スタジオ、ホテル&レストラン、ワークスペース、ドッグサロン&ホテルがラインナップされています。
宿泊施設のテラスを出ると、こんなオーシャンビューでのお仕事も可能!(※潮風と砂とセキュリティにはご注意ください。)
滞在中はお天気の日が多く、広々とした海やサーフィン・ヨットに勤しむ人々を眺めながら、普段とは違う環境でのびのびと仕事に取り組めました。
これぞワーケーション!
一方で、良好な電波の確保とデスク・椅子のチェックは次回以降のワーケーションに活かしたいポイントです。
海辺ということもあってか、持ち込んだモバイルルータの電波が弱く、天気の悪い日はスマホのテザリングでしのぐこともありました。またホテル室内のデスク・椅子は仕事向きではなかったため、腰痛防止に体操をはさみながらのお仕事になりました。
次回以降はシティホテルへの宿泊や、近隣の個室が使えるコワーキングスペースのチェックも検討したいと思います。
鎌倉グルメと、関東圏の先輩社員との交流
全国各地に社員がいる弊社のワーケーションの定番は、その街に暮らす社員との交流です。
私も今回、関東圏の先輩に誘っていただき、東京駅ビル内の居酒屋「本家あべや 北町酒場店」でお食事を楽しみました。
(普段はテキストベースのコミュニケーションのため、滅多にできないおしゃべりに夢中になり、いい写真を撮れませんでした……マネージャー、すみません!)
そして鎌倉は、しらすが有名。
鶴岡八幡宮へ向かう小町通りでも、しらす丼の看板をたくさん見かけました。
宿泊先で夕食にいただいた釜揚げしらすボウルには、見たことがないほど大きく、ふっくらとしたしらすがたっぷりと載っていて、とてもおいしかったです。
産地ならではの生しらすも旬ということで、札幌の知人のおすすめで訪問した江ノ電・江ノ島駅近くの寿司屋「東家」では、地魚握りに生しらすが!
口のなかでとろっととろけて、おいしかったです。
古民家をリノベーションした雰囲気のいいお店が多いのも、鎌倉の特徴のひとつですね。
宿泊先のそばにある築約百年の古民家を生かした「月と松」で、お庭を見ながらいただいたからすみ蕎麦のコースも大変美味でした。
鎌倉は門前町・漁師町であることから日の昇っている時間に開けているお店が多く、夜よりも朝・昼のごはんが充実していた印象です。
探してみるとバーもあったようなので、次回はぜひ行ってみたいですね。
ワーケーション先としての鎌倉は?
地方からのワーケーション先として、鎌倉はおすすめです!
その理由は大きく2つ。
- 東京都心からアクセスしやすい
- 自然と歴史と人々の暮らしの調和を楽しめる
東京都心からアクセスしやすい
鎌倉駅までの主要な交通アクセスは……
- 羽田空港から 約65分
- 東京駅から 約60分
- 横浜駅から 約30分
地方の方が関東圏での用事の前後に選ぶワーケーション先として、とてもアクセスしやすい立地です。
東京都心での会食があっても、終電は23時台なので安心して参加できるでしょう。
自然と歴史と人々の暮らしの調和を楽しめる
歴史的な街並みのなかに人々の暮らしがとけこみ、海にも山にも恵まれた鎌倉の雰囲気は、日本の風情を感じられてとても気に入りました。
海沿いの宿泊先だったため、健康的に日焼けした陽気な地元の方々とのおしゃべりも楽しかったです。
道産子にとっては、会話のなかに自然と寺社や季節行事の話題が出てくるのが新鮮でした。
最終日の朝には、地元の方もよく散策するとおすすめしてもらった鎌倉駅近くの「妙本寺」を訪ねました。新緑の輝きやウグイスの鳴き声が心地よく、鎌倉の暮らしを感じられた気がします。
昨今の旅行業界のホットワードは「暮らすように旅する」ですが、鎌倉でのワーケーションは、そのエッセンスを感じることができます。
鎌倉では来たる2024年7月17日(水)に、新型コロナや東京オリンピックの影響で中止が続いていた「鎌倉花火大会」が、実に5年ぶりに開催されるそうです。
会場は、今回の宿泊先と目と鼻の先にある材木座海岸・由比ヶ浜海岸。
きっと地元の方々も心待ちにしているイベントにあわせて、鎌倉でのワーケーションはいかがでしょうか。
最後に
帰りの飛行機が着陸すると、札幌の気温は8度!
鎌倉では一度も言わなかった「寒い」をつぶやきながら帰途につきましたが、例年より早く開花した桜が迎えてくれました。
次回以降もワーケーション制度を利用して、南北に長い日本の四季を堪能したいです!
今後、北海道にワーケーションに訪れる先輩社員との交流にも期待しています。