こんにちは。アディッシュHR企画部の緒方です。
アルバイト採用をメインで担当しています。
全従業員の半数以上、350名以上も在籍しているアルバイトメンバー。
アディッシュのサービスを支える、無くてはならない存在です。
アルバイト募集では、お友達同士での応募も可能な他、既に入社しているメンバーがお友達を誘ってくれるケースも増えてきています。
今回は、アディッシュの中でも特に『アルバイトお友達紹介制度』を上手に利用している、福岡センターの中国語サポートチームの皆さんにお話を聞いてみました。
リーダー:金 瑟さん
2016年9月入社。福岡センターにて多言語サポート業務のSVとして従事。
誘った人:張さん
2019年2月入社。福岡センターにて多言語サポートチームに所属。
誘われた人:陳さん
2021年1月入社。福岡センターにて多言語サポートチームに所属。
アルバイトお友だち紹介制度とは…
知人・友人を誘ってくれた人、入社してくれた人、それぞれにお礼を支給する制度。
紹介後は、通常応募と同様に選考があります。
ーー本日はよろしくお願いします!まずは、お二人がこれまでに日本で経験されたアルバイトについて教えてください
張さん:コンビニで3年半アルバイトしたことや、先輩からの紹介でデータ入力のアルバイトをしたことがあります。他にも1ヶ月くらいレストランで働いたこともありました。
2019年2月以降は、アディッシュでずっと働いています。
陳さん:私は2019年に来日してすぐ、張さんがアディッシュでアルバイトしていることを雑談の中で知り、誘ってもらいました。選考の結果、採用をいただいたので、アディッシュでの経験しかありません。
ーー陳さんはアディッシュが最初のお仕事だったんですね!失礼ながら日本語が堪能ですが、どこで勉強されたのですか?
陳さん:日本語は、中国の大学で日本語を専攻していて4年間勉強して身につけました。今、日本の大学でも、より一層勉強のチャンスをいただきました。
ーー張さんがアルバイト選びで重要視したポイントはなんですか?
張さん:最初に日本に来て、日本語の挨拶やお金の計算が出来るようになりたくて、コンビニの仕事を探しました。日本語がだんだん上手くなってきたので、日本人の友達が作りたいと思って、コミュニケーションを取るようになりました。
▼張さん
入社後のギャップについて
ーーそれでは、アディッシュでのお仕事について聞いてみたいのですが、実際に働いてみて、入社前と後で何かギャップなどは感じましたか?
張さん:ギャップは正直ありました。ゲームは普段やっていましたが、自分がプレイしているゲームとサポートするゲームは違うので、最初は戸惑いました。そのうち慣れて、ギャップや困り事もだんだんなくなり、落ち着いて仕事ができるようになりました。
金さん:どんなゲームで普段遊んでいるんですか?
張さん:他の人と一緒にクエストをクリアする系のゲームが好きで、よくやっています。
ーーアディッシュでの業務で、困ったことや悩んだことは何でしょうか?
張さん:最初、周りが知らない人ばかりなので寂しかったですね。性格的に少し内向的というか、シャイなので、他の人から声を掛けられなかったら、自分から積極的に話すタイプではないです。
周囲から話しかけてもらって、優しい人が多いので話すようになりました。それで、寂しさがなくなりました。
ーー中国語チームの皆さんって優しい雰囲気の方が多いんですね
金さん:似たような感じの方が多い気がしますね。
陳さん:会社はとても働きやすい環境だと思っています。みんな優しいし、特にリーダーさんが優しいから、何かあってもすぐ相談できます。安心感ありますね。
ーーそれは、リーダーの金さんが醸し出す雰囲気もあるのかもしれないですね!
金さん:中国語チームには学生さん、主婦の方など、異なる属性のメンバーが多いので、最初はどうなるんだろうと思いましたが、面接の時に分からないことがあったら抱え込まないで何でも相談してくださいと伝えていますね。実際、みんな質問されたら親切に説明してくれます。
張さん:みんな中国語を使っている同じ国の同志というような、相談しやすい雰囲気があります。
ーー同じ職場に価値観を共有しやすい外国人スタッフがいるほうが働きやすいと思いますか?
陳さん:そうですね、外国人の方が多い環境の方が、グローバル会社という感じがあって、安心だと思います。
▼陳さんの似顔絵イラスト
お友達紹介制度を知ったキッカケ
ーーまず、そもそもこの制度をどこで知りましたか?
張さん:福岡センターの社内向けHPで知りました。もし仕事を探している友達がいたら紹介してもいいかなと思っており、陳さんを紹介しました。
金さん:社内の入口付近にもチラシが掲示されていますよね。
ーーなるほど、制度自体は知っていて、覚えていていただけていた感じですね。今回なぜ、陳さんを紹介しようと思ったんですか?
張さん:陳さんもちょうどアルバイトを探していたタイミングだったので、お互いのタイミングがよかった感じです。
ーー今回紹介してみてよかったことは?
張さん:そうですね、安心感があります。仕事上だけではなく、プライベートでも友達なので、共有の環境があって、普段話す機会や会える機会も増えました。
特に、このコロナの状況で、あまり人に会えなくなってしまったので、会える機会が増えていいなと思っています。
陳さん:はい、話題が増えていますね。
ーー逆に、よくなかったことって何かありますか?
張さん:今年になって会う機会が増えたので、お互いの意思を表すことが多くなったことで、意見が対立することもあります。
普段の自分は、あまり人に反対するタイプではないのですが、陳さんと親しくなるにつれて、意見に反対することもかなり多くなりました。
陳さん:えっ本当ですか?
金さん:張さんはたしかに人に反対意見をバシバシと言うタイプではないですが、業務をやっていて、新しいメンバーが入ってきたら「これはちょっと違いますので、他の方法でご案内してください」と言わなくてはいけないこともありますよね。
張さん:実は、陳さんの年齢は自分より上なので、学校では先輩にあたります。ですが、業務では私の方が先輩なので、指摘しないといけないこともあるので、なんだか悪いなと感じてしまうこともあります。
ーー業務で意見が対立することって結構よくあると思いますが、たしかにプライベートと、仕事上の先輩後輩が逆になると、ちょっと思うところがあるのかもしれないですね
張さん:仕事上で言葉遣いを気を付けないといけないと思いました。普段は友達なので、やはり少しやりづらい部分はあると思います。
陳さん:そうなんですか、知らなかったです。遠慮しなくてもいいです。いつも色々教えていただいて、感謝しています。
張さん:私が少し考え過ぎなのかもしれないですね。
金さん:でも、そこまで人に対する配慮をしてるということなので、そこはすごいと思いますよ。
ーー言葉遣いひとつをとっても、良いサポートをしようという共通の目的があるので、良い意見交換だなと感じました
在日コミュニティの存在
ーー採用担当としての興味からお聞きしますが、今まで多言語サポートチームの募集をしても、通常の求人媒体からは上手くいかない、採用につながらない、ということが続いていました。
でも、お友達紹介でご紹介いただいた方って結構スムーズに決まるんですよね。
そこに何かヒントがある気がしていて、お二人のような留学生コミュニティの他に、オフラインでもオンラインでも、何か同じ国籍メンバーで集まるようなコミュニティってあるんですか?
陳さん:私の知る限りでは、ないです・・・
張さん:福岡市内で中国人コミュニティのようなものはあるようです。
チャットアプリで、困った時に助け合えるようなグループはあると聞いたことがあります。
実際に会っているとかではないようです。
ーーなるほど、そこはオンラインのみのつながりということなんですね
張さん:そうです。例えば、細かいことですけど、賃貸で家電が不要になった時に「誰かいりますか?」というような会話をしたりしているようです。
陳さん:面白いですね、知らなかったです。
ーー助け合いの精神があるんですね
金さん:私は韓国人なのですが、コミュニティは一応あります。韓国の人は昔からネットを使っているので、「福岡」とかで検索するとたくさん出てきます。たまに求人とかも上がってきますよ。
ーーそうなんですか!ちなみに、そこでアディッシュも求人を出したりできますか?実は以前、韓国コミュニティの掲示板に書き込みしたことがあるのですが、一切応募が来なくて・・・
金さん:オンライン上の書き込みは、ちゃんとした会社かどうかの判別がつかないし、公式の募集かどうかが分からないので、怪しいのかもしれないです。
ーーたしかに、少し怪しいかもしれないですね(笑)やはり、ここはリアルのつながりに期待した方がよさそうです!
将来を見据えたアルバイト
ーーでは、最後のご質問になりますが、アディッシュでのお仕事を通して、身についたことや気付いたことはありますか?
張さん:「思いやり」の気持ちだと思います。配慮や思いやりが無ければ、やはりやりづらい感じがします。思いやりがあれば、仕事でもプライベートでもスムーズに進められると思います。
これは中国から日本に来て、いつも感じていたことなので、今も大事にしています。
陳さん:日本の会社というとやや真面目がちな雰囲気という印象でしたが、アディッシュは違っていました。柔らかい雰囲気の日本企業もあるんだなと思いました(笑)
張さん:今はコロナの状況の中で、リモートワークの方が多いので、中国人と日本人の交流が少なくなりました。どうやって思いやりを持ち続けるかについてはずっと考えていますが、これからも考え続ける必要があると思っています。
コロナが落ち着いたら、みんなで食堂で食べたりなど、以前のような賑やかな状況が戻ってくると思って楽しみにしています。
ーー金さん、張さん、陳さん、ありがとうございました!