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CEOの十河とともにAnyMind Groupを立ち上げた共同創業者兼CCO 小堤 音彦、通称Otoさんにインタビュー!
これまで公開されることのなかった、創業当初の十河との出会いやAnyMind Groupの誕生秘話、裏話などについて語っていただきました。
YouTube動画はこちら
本記事とあわせてご覧ください!
AnyMind Group共同創業者兼CCO 小堤 音彦:プロフィール
スマートフォン向けアドネットワーク事業を展開するスタートアップである株式会社ノボットにて事業拡大および海外展開に携わり、10年以上にわたってデジタルマーケティング、アドテクノロジー、ビジネス開発に従事。2016年4月に十河と共にAnyMind Group(AdAsia Holdings™️として)を創業。現在はChief Commercial OfficerとしてAPACにおけるD2C関連領域事業を牽引。
ベトナムで出会い共に起業 ––– 常に同じ方向を向いて走ってきた
ーー CEO十河さんとの出会いについて教えてください。
初めて十河と出会ったのは約10年前。当時駐在していたベトナムでした。
当時僕はモバイルマーケティング関係の会社に所属しており、僕とベトナムのローカルパートナーでイベントを開催し、ベトナム人に混ざって英語でプレゼンを行っていたのですが、その時に最前列でニヤケながら聞いていたのが十河でした。
当時十河は、「ベトナムでモバイルマーケティングについて語っている日本人がいるとは何者なんだ!」と興味を持ってイベントに来てくれたそうです。
その出会いを機に、一緒に仕事をする機会にも恵まれ、意気投合したことで、当時彼が働いている会社に僕も入社する運びとなりました。
▼2012年、ベトナムで開催したイベントで十河と出会った
ーー どのようにAnyMind Groupの共同での起業に誘われたんですか?
十河のお祖父さんが起業家で、その背中を見て育ったことから、「いつかは自分も事業を立ち上げてみたい。起業をしたい。」と、初めて会った頃からよく話していたことが印象に残っています。
ある日、2人で食事をしている時に、なんの前触れもなく、「一緒に起業しませんか?」と彼からカジュアルに誘われ、それに対して僕は「良いですね!やりましょう!」と即座にOKの返事をしました。それがAnyMind Group創業のきっかけです。
十河とは既に前職でガッツリと一緒に仕事をした経験があり、相性はバッチリでしたので、2人で起業してもうまくいくという確信がありました。
十河はすでに、いくつも拠点や子会社を立ち上げてきた経験があるので、立ち上げに関しては一任して、僕は案件を進行していくという分担でAnyMind Groupをスタートさせました。
当時から、僕は十河を「社長」と、十河は僕を「先生」と呼び合い、よくわからない信頼関係がありましたね(笑)
ーー その後、AnyMind Groupの急速な事業拡大はどうやって実現してきたのでしょうか?
2016年4月にAnyMind Group(旧AdAsia Holdings)を創業し、初年度で5ヵ国・マーケットへ拠点を一気に展開しました。その後事業は拡大し続け、5年間で世界13カ国・17拠点、従業員1000名以上にまで急成長を遂げられたのは、十河も僕も常に同じ方向を向いて走ってきたことが大きなポイントだったと思います。
十河は結構手堅い一面も持っているんですが、基本的な僕と十河の共通点は常に「攻めの姿勢」を持っていること。
まずは自分達にブレーキをあまりかけずに新規マーケットや大手のクライアントにも積極的にアプローチを続けていった結果、一気にこれだけ伸ばすことができたのかなと思っています。
十河は、非常に頼もしいリーダーシップがあり、常にやりたいことを明確に持っているので、僕はチームのメンバーがその勢いについて来れるように、いかに周りを盛り上げ、かつ実務的な部分も含め、クライアントや周囲の期待値を超えていくかにフォーカスしています。
そしてそんな勢いの中、一生懸命ついてきてくれたメンバー、全てを任せてくださったクライアントの方々、または投資家の方々など、多くのステークホルダーの支えがあったからこそここまで急成長を遂げられたのだと思います。
▼2020年1月、バンコクオフィスで開催した社内運動会イベントにて
グローバルに戦っていけるボードメンバー同士の相性の良さは一つの大きな強み
ーー 共同創業以来、非常に関係性も良いようにお見受けするのですが、これまでに十河さんとぶつかり合うことはなかったんですか?
彼とは本当に相性が良く、これまで一緒に仕事をしてきた中で衝突した経験は1度もありません。
ただし、創業してから1度だけ、十河が始めようと言った新しい事業に、「それは本当に伸びる事業なのか?」とあまり積極的に賛同しなかったことがあります。
十河から「インフルエンサーマーケティングを始めたいと思っているんですが、どう思いますか?」と言われた時には、「伸びるかは分からないですけど、やってみますか」と自信のない状態で始めたのですが、のちにその事業は鰻上りで成長しました。
しばらくしてから十河に「あの時の社長の判断は正しかったです」と僕が謝ったことはありましたね(笑)
彼の先見性には本当に脱帽です。
もちろん、波長やノリが合うことから、つい勢いで攻め過ぎてしまうこともありますが、そんな時にはCFOの敬三さん(CFO 大川)がうまくバランスをとってくれます。
熱くなっている2人を諭してもらっている感じですね(笑)
敬三さんというバランサー的な存在がいるからこそ、十河と僕が思い切りアクセルを踏むことができます。自分たちでも僕らのバランスは非常に良いものだと感じますね。
また昨年からはそこにPOKKT(2020年にM&A)のRohitとVaibhavも経営陣に加わり、より層も厚く、グローバルに戦っていける体制が整ってきました。ボードメンバーの関係性・バランスの良さはAnyMind Groupの成長の重要なエンジンだと思っていますね。
柔軟性と適応力に裏打ちされた「圧倒的現場力」
ーー 現場やメンバーとの接し方で、意識していることはありますか?
メンバーとマネジメント層の距離が近いという点がAnyMind Groupの特徴の1つだと思います。
CEOルームも、メンバーのデスクのすぐ近くにあり、声をかけやすい環境です。
僕が東京オフィスに出張する時は、メンバーと並んで隣のデスクで仕事していますしね。
十河も僕も、未だに現場の営業に一緒に向かうこともあったり、僕なんかはチームメンバーと一緒にプレゼン資料を作成することもあるので、距離感はとても近いと思いますね。
現在は主に、D2Cソリューションズ事業部を管轄しているのですが、クライアントと事業計画を立てる時に、当然数字ベースで話すことや、実際にプロポーザルを作ることもあるので、現場の状況を常に把握しておくことを大事にしています。
また、AnyMind Groupのプラットフォームは毎週アップデートを続けているので、自分自身でも常に管理画面には頻繁にアクセスしてチェックしています。
というのも、クライアント第一の姿勢は常に追求したいと思っているので、広告運用画面をしっかりチェックしたり、実際にどういった価値提供ができているのかは突き詰めるようにしています。
常に現場目線を大切にしたいので、各プロジェクトの進捗確認も頻繁に追いかけていますね。
ーー 働く上で大事にしていることはありますか?
自分自身、「なんでもやる」というマインドセットを持つようにしています。
各メンバーにはそれぞれ役割がありますが、それをやりきるのは当たり前。
そこから自身の役割や領域を広げていくことが重要だと思うんですね。
社内外関わらず、自分にパスが来た時に、「これは私の領域ではないので」とブロックせずに、貪欲に取りに行くことを意識しています。
これは、クライアントとのやり取りでも同様で、基本的にはまずは仕事を受け、その期待値を超えていくことでこれまでも僕たちは事業を伸ばしてきました。
会社のスピードについて行くには、こういったフレキシビリティ(柔軟性)やアダプタビリティ(適応力)を持つことが非常に重要です。
ロングタームでのコミットメントができるように、気合いを持ち続け、かつフレキシブルに業務を遂行することが、どのメンバーにとっても成長の鍵になると思います。
僕個人としては、やはり「現場力」はこれからも大事にしていきたいポイントの一つです。
十河は類まれな根っからのポジティブ人間。海外も含め、全メンバーをモチベートする存在
ーー Otoさんから見た十河さんはどんな人ですか?
まず、十河は仕事に対するパッションはもちろん、周りへの愛も強い方です。
時には仕事が上手く行かず失敗してしまうメンバーもいますが、そんなメンバーに対しても、ただただ真っ向から叱ることなく、どうすれば次はうまくいくかとという視点で「愛」を持って接しているように思います。
人が本当に好きで、各メンバーの可能性を信じ続けているんです。
また、十河は、辛いことを辛いと捉えない、類まれな根っからのポジティブ人間です。
まず、彼と話していて、ネガティブになることってないんですよね。
基本的に燃えている人だから、会話するとその火が自分にも移って、モチベイトされるんです。
いろいろな障壁があっても、結果的にはなんとかしてしまう彼のポジティブさにメンバーも惹かれているんだと思います。
日本のメンバーだけではなく、海外拠点のメンバーやリーダー陣からも慕われているのは、彼のそういった人柄があるからこそだと感じますね。
僕がそうであるように、彼のことをみんなが信頼しているので、同じ方向を向いて一緒に駆け抜けることができる、それがAnyMind Groupの圧倒的な強みです。
▼2016年、シンガポールのイベントでCEO十河と(小堤は十河とのセルフィーをよく撮る)
ーー ありがとうございます。メンバーや十河さんについて聞いてきましたが、他にAnyMind Groupの特筆すべき強みだと思っている点を教えてください。
そうですね、創業時からこだわってきた部分でもありますが、Tech面の強さには誇りを持っています。
開発チームがもたらすインパクトは年々強くなっているように実感していますね。
マーケティングテックのプロダクトやサービスの提供から始まったAnyMind Groupですが、現在は、「AnyFactory(エニーファクトリー)」・AnyManager(エニーマネージャー)」・「AnyTag(エニータグ)」や「AnyLogi(エニーロジ)」など、幅広い事業に関わるプラットフォームを展開できるようになっています。
僕たちは誰もが簡単にビジネスを立ち上げることのできる世界の実現を通して、本気でアジアを盛り上げていきたいと心から思っています。
そんな理想の実現に向けては、やはりプロダクト開発力は必要不可欠です。
これまでの成長に関しても、国内外の拠点で活躍する80名を超えるエンジニアのメンバーがより良いプラットフォームを日々作ってくれている賜物だと感じています。
もう一つ強みを挙げるとすれば、やはり事業の展開市場ですね。
シンガポールで創業初期から常にグローバル展開を見据えたプロダクト開発やサービス提供を行ってきましたが、現在では東南アジア圏に留まらず、インド、香港、台湾とアジア全体に拠点を広げています。
日本やタイなどのマーケットの大きな国でうまくいったビジネスを横展開し、うまくいっているという事例もどんどん増えてきています。マトリックス状に幅広い国・マーケットでの各事業を展開できるという点が他の会社にはない強みだと思います。
行く度に街並みが変わり急成長を続ける、アジアの魅力とは
ーー AnyMind Groupの創業前からアジアで働いておられると思いますが、やはり何か特別な想いがあるのでしょうか?
そうですね、やはりアジアに対する想いは強いと思います。
ずっと前の話になりますが、東南アジアに出張で行った際、その勢いや熱量に圧倒されました。
行く度に新しいビルが建築され景色が変わる街並みを見ると、経済的な急成長を肌に感じられるのはもちろんのこと、「何か1発やってやろう」と強い気持ちを持ちながら働いている方が多かったので、一緒に仕事をしていて楽しかったです。
また、アジア圏特有のフレキシブルさ、カジュアルさも魅力です。
僕自身、常にポロシャツで出社していていつもカジュアルですし(笑)、クライアントとの関係からもそのカジュアルさを感じる場面が多いです。
一方で日本には、細かく整理整頓して丁寧に仕事していく強みがありますし、この日本の良さとアジア圏全体の良さを上手く取り入れるとよりハイブリッドに発展していけると思います。
今も昔も、そしてこれからも「Empower Asia」の想いはきっと変わらないだろうと思っています。
オタクレベルにまで物事を突き詰められる力を持つ人と働きたい
ーー どんな人と一緒に働きたいですか?
これから一緒に会社を大きくしていきたいと思うメンバーに求めるものは、AnyMindのValueに沿っているかどうかというのが大事な観点だと思っています。
AnyMindのValueとは:
・Be Open 「誰にでもオープンマインドであれ。フラットであれ。」
・Be Bold 「いつでも”ビビらず”大胆に。リスクを恐れず挑戦し続ける。」
・Move Fastar 「常に早く。誰よりも先に行動する。」
・Stay Updated 「常に情報を自分から獲りにいく。情報の質が意思決定とその先の成果を決める。」
・Achieve Together 「同じゴールに向かって共に走り、共に実現する。」
スキルセットでいうと、オタクレベルまで1つのことを突き詰められる力を持っている方と一緒に働きたいですね。
1つの分野への理解を深めると、そこでの知識を他の分野にも応用できます。
そのためにも、まずは1つのことを極めていくことが重要です。
また、プラスαで求めるマインドは、「柔軟さ」でしょうか。
会社がものすごいスピードで成長し続けているので、時には自分の役割や展開する事業形態が変わることもあります。
そういった環境に対して自分自身を適応させ、実力を発揮していくマインドが非常に大事ですし、現にそういったメンバーが多く働いています。
ぜひ、AnyMind Groupで活躍したい方、興味を持ってくださった方からのご応募をお待ちしています!