データがあらゆるイノベーションを生む。アクセンチュアのデータグループとは?
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こんにちは。テクノロジー コンサルティング本部データグループのマネジング・ディレクターの菊地です。
本日は我々データグループの組織紹介をさせて頂こうと思います。
もともと私を含めデータグループのメンバーの多くは、旧デジタル コンサルティング本部のApplied Intelligenceというグループに属していたのですが、この春の大規模な組織変更によって、テクノロジー コンサルティング本部の一つの組織として新しくデータグループが立ち上がることとなりました。弊社では”Digital is Everywhere”が既に定着したこともあり、デジタル コンサルティング本部が発展的に解消し、さらに一段高く、大きいレベルでお客様のデジタルトランスフォーメーションを支援できる新しい体制にグローバルレベルで移行しています。その中で、後述する世界観の実現を目指し、大きく期待を受けて立ち上がったのが、我々データグループになります。
具体的には、データグループはテクノロジー コンサルティング本部の中のIntelligent Cloud Engineering(ICE)という組織に属し 、「SCALE NEW」=新しいこと(NEW)をより大きく発展させていく(SCALE)ことをミッションにしているグループになります。
アクセンチュアが見据えるその先の世界とデータ
今の世の中、データがあらゆるイノベーションの源泉になっています。データを正しくとらえて自由に扱える企業こそが、より魅力的な体験やサービスを生み出し、より洗練・高度化されたオペレーションを実現できる企業であり、それがデジタルトランスフォーメーションの本質の一つであると考えています。
例えば、「顧客以上に顧客のことを理解して、必要なものを提案していく」、「需要と供給のバランスをリアルタイムにとらえてダイナミックに価格設定や受発注をバランシングする」、「バックオフィスのなどの業務において、イベントや業務繁忙を考慮し、人の業務ラインやロボット(RPAなど)台数や処理をダイナミックに動かしていく」など、アクセンチュアが見据える世界は「データを使った超自動化された世界」です。
我々データグループは様々なデータを価値に変えつつ、ビジネスを変革するデータエンジニアリングのエキスパート集団として、データを活用して、「より新しいこと」に「よりスケールした規模や大きなマグニチュードを与えるべく」、日々のプロジェクトに邁進しています。
データグループの5つのケイパビリティ
我々のグループは以下の5つのケイパビリティからお客様を支援しており、ご入社されるとご自身の有しているスキルや今後のキャリア志向を加味して、みなさまにもどれかのチームに所属していただきます。当然、ご本人の意思等により変更も可能です。
① Data Strategy
データ活用と分析基盤構築の豊富な実績に裏打ちされた”実現性のある”データ戦略を策定
② Data Utilization
BIを中心としたデータ活用の業務への組み込みに向け、方針策定からプロセス検討、ソリューション導入・定着化
③ML/AL Engineering
ML/AIの業務アプリへの組み込みやML/AIモデル作成からデプロイまでの定型化など、データサイエンスの本番業務適用を支えるアーキテクチャ整備
④Data Integration
大規模システム間データ連携・統合とそれらのデータ管理に向けたソリューション導入をプランニングから導入まで幅広く実施
⑤Data Platform
大規模データ収集・蓄積・活用の全体アーキテクチャ策定から、最新テクノロジーに基づくデータ活用基盤の実装まで実施
プロジェクト事例
プロジェクトの推進は他のグループ・国と協業して実施することが多く、様々な組織の人と協業できることが魅力の一つでもあります。
簡単にご紹介させていただくと、インタラクティブ本部とはデジタルマーケティングやマーケティングオートメーションなどでの協業や、ビジネス コンサルティング本部とは、AI POWEREDサービスやお客様とのデータ組織のジョイントベンチャー立ち上げと運営、オペレーションズ コンサルティング本部とは、AIO(アクセンチュア・インテリジェント・オペレーションセンター福岡)で活用するアセットや仕組みの開発での協業など、組織や国を超えたコラボレーションができることもアクセンチュアという会社およびデータグループの魅力だと思います。
最後に(データグループが重視しているもの、他社との違い)
最後になりましたが、我々データグループは、「ビジネスに対していかに価値提供できるか?」を常に考え、データエンジニアリングの専門集団として、「最新テクノロジー群・サービスとアセットを組み合わせて(New Tech & Our Assets)、圧倒的なスピードをもって(Agility & Agile way)、我々自身が手を動かしてイノベーションを創出(Innovation with our OWN Engineering)」ことをとても大事にしているグループです。
ともすると、他のコンサルティングやSI企業では、活躍の幅がコンサルティングやPMOワークに限定されてしまったり、ビジネスへの価値提供よりもお客様の要件をそのままシステム実装することに重きが置かれてしまったりする場合がありますが、アクセンチュアではお客様とのビジネスパートナーとして、正しいことをお客様に伝えていく姿勢が必要になります。
また、扱えるデータやソリューションの幅も、例えば事業会社では経験できないほど多くの経験が積めると思いますので、スキルや経験の幅を一層広げることのできる環境が整っています。ぜひ、みなさまと一緒に働けることを楽しみにしています。