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製造業

【創業エピソード】技術と人に誠実でありたい

いまでこそAIのエンジニアをメインとした仕事をしていますが、私はもともとは大学時代から機械系であり、機械系エンジニアとして大企業のキャリアを始めました。すごく整っていてかつ成長できる環境ではありましたが、大学時代から研究が好きで、理論が好きだった私は、AI(といっても古典的な機械学習含む)が世間で話題になり始めてから、ベンチャー企業でAIエンジニアとしてのキャリアチェンジをしました。自分の手で、世の中に影響を与えるのが手に取るようにわかるこの仕事は、とても合っていると当時から感じていました。そこからは一度ベンチャー企業創業にかかわり、その中でお客様に喜んでいただくのを目の前にして、技術や...

「AIなら何でもできます」とは、どうしても言えません。

AIが大きな注目を集め始めた頃、外観検査の世界でも「AIで検査を自動化できる」という話が一気に広がりました。展示会では華やかなデモが並び、導入事例も次々と出てきました。実際、AIには大きな可能性があります。僕達も、2016年頃のディープラーニング黎明期から製造業向けのAI開発に携わり、「これは日本の製造業を変えられる技術かもしれない」と本気で感じていました。でも、現場でお客様と向き合っていると、少しずつ違和感も感じるようになったんです。「AIならどんな検査でもできます」「すぐ高精度が出ます」「人の代わりになります」そんな言葉が、業界の中で当たり前のように使われていました。もちろん、悪意が...