OUENでは、基本的にフルリモートで仕事をしています。
そう話すと、「製造業向けの会社なのに?」と驚かれることがあります。実際、私たちが向き合っているのは、工場や生産ラインなど“現場”のある仕事です。カメラ、照明、ワーク、搬送条件――AIのソフトウェアだけでは完結しない世界だからこそ、なおさらそう感じられるのかもしれません。
それでも、私たちがフルリモートという働き方を採用している理由はシンプルです。
「優秀な人と、時間や場所に縛られずに働きたい。」
その思いが、根っこにあります。
もちろん、ただ自由に働ければよいとは思っていません。特に製造業向けのソリューションは、現場理解が欠かせませんし、AIだけでなくハードウェアとの連携も非常に重要です。
だからこそOUENでは、2026年4月からインキュベーション施設「六郷ベース」をR&Dセンターとして新設しました。
ここでは、実際にカメラや照明、ワークを使った検証を行っています。どれだけソフトウェアが優れていても、実際の撮像環境やハードウェアとの組み合わせ次第で結果は大きく変わります。現場で本当に使えるものを作るためには、机上だけではなく、「実際に触れる環境」が必要でした。
一方で、普段のコミュニケーションは基本的にオンラインです。
毎朝1時間ほど、案件の進捗やプロダクト開発の状況、困りごと、今後の計画などを共有するミーティングを行っています。移動やお客様との打ち合わせ状況に応じて時間を調整することもありますが、ここで認識を揃えることをとても大切にしています。
日々のやり取りはSlackが中心。必要に応じて個別にミーティングを入れながら仕事を進めています。
勤務時間のベースは9時〜18時ですが、働き方は比較的柔軟です。
私はどちらかというと朝型なので、少し早めに仕事を始めて夜はそこまで遅くまでやらないタイプです。一方で、人によっては夕方以降のほうが集中できることもあると思っています。そのあたりはかなり寛容な環境だと思います。
ちなみに私自身の仕事は、営業、顧客から受領したワークの検証、ホームページのコラム作成、採用関係の環境構築などかなり幅広めです。
1日に打ち合わせが3〜4件入る日もあれば、社外との予定が全くなく、検証や社内業務に集中できる日もあります。お客様先の現場に伺う頻度は平均すると月1〜2回ほどで、基本的にはリモートでの打ち合わせが中心です。
フルリモートの良さは、やはり移動時間がほとんどないことだと思っています。
その時間を趣味に使ってもよいし、勉強に使ってもよい。私は家に猫がいるので、猫は少しうれしいかもしれません(笑)。……いや、逆にずっと家にいて迷惑がられている可能性もありますが。
また、予定さえ合えば、社内外問わず誰とでもすぐ打ち合わせができるのも、リモートワークならではの良さだと感じています。
もちろん、対面で話す価値がなくなったとは思っていません。現場の空気感を知ることはとても重要です。ただ、現実問題として移動には時間もコストもかかります。そしてそれは、最終的には何らかの形でお客様の負担にもつながっていきます。
だからこそ、「直接行くべきところ」と「リモートで十分なところ」を切り分けながら、より本質的な部分に時間を使えるようにしたいと思っています。
一方で、フルリモートには難しさもあります。
気づくと全然日の光を浴びなくなります(笑)。
実際、私自身もフルリモートで働き始めて1〜2カ月で数キロ体重が増えました。そのため、今は毎朝5kmほど歩くようにしています。
また、コミュニケーションについても、ある程度は自分から動く積極性が必要だと思います。その点は、毎朝のミーティングで補っている部分も大きいです。
OUENのフルリモートは、「ただ自由な働き方をしたい」というよりも、「本当に価値を出すために、働き方を柔軟にしている」という感覚に近いかもしれません。
現場を大切にしながら、時間や場所には縛られない。
そんな働き方に共感いただける方がいたら、ぜひ一度お話しできればうれしいです。