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2014年起業。2020年の窮地。
私は2014年5月、友人の支援を受け、ウェブ開発の知識ゼロで起業しました。
起業後、半年経って妻に起業の旨を伝えました。妻は驚愕していました、「なんの経験もないことで起業するなど信じられない」と。
前職はパチンコ屋さんの店長でした。韓国系の三世として福岡で生まれ、韓国系の学校で教育を受け(日本の教育は受けていない)、韓国系の金融機関に3年、叔父の会社であったパチンコ店に二十三歳から弟子入りし、その後14年間叔父の会社の成長をともにすることとなりました。
が、パチンコは現実問題、「負ける人のお金で飯を食う商売(この業種を批判しているわけではなく現実として)」。毎日、「人のため、世のため、自分はなにもできていない」という一抹の不安に日々苛まれていました。
しかし、とある人物に出会います。同じ業種の資産家の友人に相談したところ、「君が本気なら全力で応援する」と一つ返事。私はそれに甘える形で起業を決断しました。
まさに知識ゼロからのスタート。
要件定義も見積も工程管理も品質管理も保守も運用も管理も、何一つ知識皆無の中、事業をスタートしました。よって、事業を開始して6年で資金は枯渇しました。
初期入社の社員15名も創業時のテックリード1名を残し全員退職。理由は知識が薄いウェブ開発から逃げ、資金があることに甘え様々な事業に投資をし失敗、資金は枯渇。ウェブでやると決めたはずが、ウェブと関係のない事業で窮地に陥ります。
ストーリー②に続きます