前回(第5回「KJ法四つの誤解」)は、KJ法とは何か?の前に、KJ法とは何ではないのか?について、いくつかの注意点をお伝えしました。もちろん世間一般のKJ法への誤解は四つどころではないとは思いますが、それでも如何に誤解されているかという片鱗でも気づいて頂けたのではないでしょうか。 はじめに そしていよいよ今回はK...
前回(第4回「客観と主観」)」の最後の部分で、KJ法(注1)について「「KJ法はデータ(情報)の分類手法である」というのは大きな間違い」と書いたところ、多数の方から「え?違うの?」という反応を頂きました。 そこで今回はちょっと SSM を離れて、KJ法の話をしてみたいと思います。(EM-ZERO (注2) vol...
1. これまでのおさらい 第一回目「問題とは何か」 一言で問題と言っても、いろいろなレベルの問題があるにも関わらず、それらの問題に対して同一のアプローチで対応しようとしてもうまくいくはずがない。なぜならば、そもそも問題の種類が違うのだから。 第二回目「ハードとソフト」 一言でハードとソフトと言っても、ものことには...
1. はじめに 第一回目の「問題とは何か」では、そもそも「問題」と言われるものにはいろいろな性質の種類があるということ、そして第二回目の「ハードとソフト」では、そうした状況であるにもかかわらず、これまでの問題解決手段のほとんどが「ハード」アプローチであるということ。 そしてハードアプローチでは解決できない問題が多...
1.ハードウェアとソフトウェア IT業界で生きている私達にとって、最も普通に使っている言葉である「ソフトウェア」。この「ソフトウェア」という言葉が生まれてから、既に半世紀が経過しています。それが長いのか短いのかは何とも言えないところではありますが、もともとコンピュータ自体は金属の塊で出来た機械であったことから、「...
はじめに 「やるべき対策は全て実施しているのに、なかなか問題がなくならない」 「特にこれといった原因は思い当たらないものの、何故か上手くいっていない」 ソフトウェア開発を初めとして、いわゆる「プロジェクト」と言われるような組織活動においては、毎日が常に「問題解決」の日々と言っても過言では無いでしょう。プロジェクト...