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on 2024-05-21
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Haruka Kubo
2012年に新卒でグリー株式会社に入社。内定者時代から広く広報業務に携わり、企業広報、プロダクト広報、社内広報、採用広報に従事。その後人事に異動し、新卒採用を担当。2016年に動画広告を展開するFIVEに転職し、その後2017年にLITALICO入社。新卒採用を担当。
久保田 彩乃
株式会社LITALICO 新卒採用担当。採用企画とダイレクトリクルーティングの運用を行う。 名古屋大学在学時に看護師国家資格を取得し、株式会社リクルートキャリアを経て現職。 大学在学時には「2016年G7伊勢志摩サミットに向けた世界人口開発議員会議登壇」に登壇し、国内外の国会議員や国連職員向けにSDGsの実現に向けたスピーチを行った。学生時代から政策提言、NGO活動、国内外のリーダーシップトレーニング等に関わる。NPOや在宅医療系スタートアップで長期インターン経験あり。
面接でLITALICO(りたりこ)のイメージを聞くと、よく言われる言葉があります。
「最初のキャリアはどこかの会社で力をつけて、いつかここで働きたいと思っています」「身近に障害者がいるわけではないし、専門分野でもないので不安です」「自分はこの会社で成長ができるのでしょうか」
しかし、事業の中心となって活躍しているメンバーを見ていて思うのです。障害が身近だったかどうかは関係なく、「自分たちの力で社会課題を解決するんだ」という気持ちを持って働いている人のほうが多いのに……と。
今回話を聞いたのは、働くことに障害のある方向けの就職情報サイト「LITALICO仕事ナビ」の副事業部長の髙寺(写真左)と、プロダクトマネージャーの塚本(写真右)の2人。ともに新卒でLITALICOに入社した同期です。
高寺は言います。「『障害のない社会をつくる』というミッションを達成するためには、不断 の努力をし続けるということ。僕らは社会課題を解決する “ファーストペンギン”[¹] にならない といけないんです」
塚本は言います。「僕は障害に原体験があるわけではないですし、エンジニアの経験があるわけでもありませんでした。だからなのか、周りの友人からは『よく選んだね』と言われることが多くて。でも自分からしたら、努力次第で活躍できる環境と、強く共感する事業内容があったので、勝負するなら今だと思っていたので迷いはありませんでしたね」
彼らが語る『障害のない社会をつくる』への強い意志、そして、お互いのリスペクトがこのインタビューを通してじんわりと伝わればうれしいです。
[¹] 集団行動するペンギンの群れの中から、魚を求めて最初に飛びこむペンギンのこと。転じて、リスクを恐れず挑戦するベンチャー精神の持ち主のこと
仕事ナビ 事業部副事業部長
髙寺雄二(たかてらゆうじ) 「ビジネスの力で社会課題を解決する」と志し、2015年に新卒で入社。3つの新規事業の立ち上げを経験。マーケティング・サービス企画・CS・営業職でマネージャーを歴任し、現在は副事業部長として活躍。仕事ナビ プロダクトマネージャー
塚本雄大(つかもとゆうだい) 2015年新卒。自分でプロダクトを作れるようになると志し、内定者時代にwebエンジニアに転身。わずか入社4年で二つの新規事業の立ち上げとプロダクトマネージャーを歴任。面接でLITALICO(りたりこ)のイメージを聞くと、よく言われる言葉があります。
「最初のキャリアはどこかの会社で力をつけて、いつかここで働きたいと思っています」「身近に障害者がいるわけではないし、専門分野でもないので不安です」「自分はこの会社で成長ができるのでしょうか」
しかし、事業の中心となって活躍しているメンバーを見ていて思うのです。障害が身近だったかどうかは関係なく、「自分たちの力で社会課題を解決するんだ」という気持ちを持って働いている人のほうが多いのに……と。
今回話を聞いたのは、働くことに障害のある方向けの就職情報サイト「LITALICO仕事ナビ」の副事業部長の髙寺(写真左)と、プロダクトマネージャーの塚本(写真右)の2人。ともに新卒でLITALICOに入社した同期です。
高寺は言います。「『障害のない社会をつくる』というミッションを達成するためには、不断 の努力をし続けるということ。僕らは社会課題を解決する “ファーストペンギン”[¹] にならない といけないんです」
塚本は言います。「僕は障害に原体験があるわけではないですし、エンジニアの経験があるわけでもありませんでした。だからなのか、周りの友人からは『よく選んだね』と言われることが多くて。でも自分からしたら、努力次第で活躍できる環境と、強く共感する事業内容があったので、勝負するなら今だと思っていたので迷いはありませんでしたね」
彼らが語る『障害のない社会をつくる』への強い意志、そして、お互いのリスペクトがこのインタビューを通してじんわりと伝わればうれしいです。
[¹] 集団行動するペンギンの群れの中から、魚を求めて最初に飛びこむペンギンのこと。転じて、リスクを恐れず挑戦するベンチャー精神の持ち主のこと
仕事ナビ 事業部副事業部長
髙寺雄二(たかてらゆうじ) 「ビジネスの力で社会課題を解決する」と志し、2015年に新卒で入社。3つの新規事業の立ち上げを経験。マーケティング・サービス企画・CS・営業職でマネージャーを歴任し、現在は副事業部長として活躍。仕事ナビ プロダクトマネージャー
塚本雄大(つかもとゆうだい) 2015年新卒。自分でプロダクトを作れるようになると志し、内定者時代にwebエンジニアに転身。わずか入社4年で二つの新規事業の立ち上げとプロダクトマネージャーを歴任。── それぞれ、どういう観点で就職活動をはじめて今の仕事に至るのか聞いてみたいと思います。まずは塚本さん、いかがですか?
塚本 僕の就活の軸は2つあって。1つ目は、自分の努力次第で活躍できる環境があること。2つ目は、つくるものが世の中にとって意味があること。
塚本
僕は大学院で半導体の研究をしていたんですが、製品を開発しても顧客に届くのに10年ぐらいかかり、プロセスも細かく切り分けられているため、もっと早いサイクルで社会にインパクトを残したいと思ったんです。なので就活では、企画から流通まで一気通貫できるところを探していて見つけたのがLITALICOでした。
この会社は、2つ目の軸に合うのはもちろんのこと、エンジニアであればすべての工程を経験できるなと思いました。それに、エンジニアの新卒採用1期生ということもあり、活躍できる状況をコントロールできるなと考え、未経験だったんですがエンジニアをファーストキャリアに選びました。
── エンジニアの先輩が少ない中での入社に不安はなかったですか?
塚本 なかったですね。会社から求められる状況があり、かつ、そこにお金が投資されるのであれば、飛び込んだ方が打席に立てる確率が高いので、挑戦するほうを選びました。
── 高寺さんはどうですか?
高寺 外資系コンサルやIT系のベンチャーでインターンをしていたんですけど、就職活動のタイミングで、人の人生を変えられるぐらい意義のあるサービスや事業に関心があったので、教育分野を中心に探していました。その過程でLITALICOという会社にであい、中の人と話をするにつれて、社会で困難さを抱えている人たちを幸せにする仕組みがつくれれば、日本全国だけでなく世界でも応用できるんじゃないかと思えたんです。就活前とは見ていた業界はだいぶ変わりましたが、迷いはなかったですね。
── おふたりは、入社後どこの部署に配属されたんですか?
塚本 僕は当時新規事業だった「LITALICO発達ナビ」からですね。
高寺 僕は「コノビー」と「LITALICO発達ナビ」を両方やっていました。その後、営業、カスタマーサクセスなどのマネージャーを経て、今は「LITALICO仕事ナビ」の副事業部長として事業全体をみています。
── 「LITALICO仕事ナビ」は、入社後どのくらいでスタートしたんでしょう?
高寺 入社3年目ですね。それまでに20人ぐらいのマネジメントの経験を積んでいたので、サービスをつくり、そのプロジェクトをマネジメントしていける経験を買ってくれたのだと思います。今でこそ50人近くいますが、当時は僕ら2人以外だと取締役だけ。ユーザーインタビューからサービス企画まで全部やりました。
塚本 全職種でプロフェッショナルがいるわけではなく、今いるメンバーで風穴を開けにいくので、デザインが必要であればデザインも勉強するし、マーケティングや企画が必要であれば学びます。僕であればその中心軸にあるのがプログラミングのスキル。事業づくりに必須なスキルを早いうちに積めたのはよかったですね。
── 2人は内定者時代から約6年の付き合いですが、これまでを振り返ってみて、お互いに対してどんな印象を持っていますか?
塚本 高寺は「心が折れない」人だなぁと。僕らが掲げている『障害のない社会をつくる』って、言うだけなら簡単ですが、実際は想像の10倍以上難しいんです。「障害をなくす」というアプローチ自体が難しい上に、意識を変えるのはさらに難しい。マネージャーとしていろんな職種を渡り歩いてきた高寺は、心の折れ度合いはかなりのものなんじゃないかと思うんです。それでも、「未来は明るい」とか「活路はある」ということをよく話すんです。
── 実際、折れそうなときはあったんですか?
高寺
ないですね(笑)。実際、社会課題の業界ってニッチですし、市場が確立されているわけではないので、事業を創り出すことの大変さはあります。ですが、変革するのが大変だからこそ、自分たちがやる意義があると考えています。
実際に「LITALICO仕事ナビ」を使って福祉事業所への利用が決まった方から「このサービスに出会えて人生が変わりました。もっと早く知りたかったです」というメッセージをもらったことがありました。一人でも多くの方にサービスを知ってもらいたいという想いが、今の僕の原動力ですね。
── 高寺さんから見た、塚本さんの印象はどうですか。
高寺 そうですね、塚本の印象は2つあります。1つ目は、「ユーザーのことを常に考えていること」。
高寺
僕らは、この会社に入るまでに障害のある人たちと接してきたわけではないし、その領域に原体験があるわけではないんですね。でも、その方たちがもっと幸せに生きるためにはどうすればいいんだろうと考えて、事業として成功させるんだという気概を常に持っているところはすごいなと思うんです。
2つ目は、「努力し続けている」ということ。実は、彼も僕と同じく総合職として入社していて、内定をもらってからエンジニアになるために必至に勉強したんです。2年でエンジニアのマネージャーになったし、できることの範囲が年を重ねるごとに進化している。その姿を横で見ていて、自分も刺激をもらっていますね。
── ユーザーにまっすぐだと感じたときのエピソードについて、例えばどんなものがありますか?
高寺 当時「LITALICO発達ナビ」で、発達障害を持った親御さんのコミュニティを運用していたときのことです。塚本自身子どもがいないし、発達障害だと診断されたこともなく実感が湧かなかったようで、7パターンぐらいの人物像を想定して、毎日コミュニティに投稿される親御さんたちのコメントや反応をしっかり読み込んでいたんです。当事者のパターン・発達障害の子どもを持つ親のパターン・親が共働きのパターンみたいな感じで。そこで生まれた課題を見つけて対応していたときはすごいなと思いましたね。
── どうしてそこまでやれたんでしょう?
塚本 僕自身、インターネットで救われたことがあるからですかね。中学校のときいじめられて、学校で友達をつくれなかったときがあったんですが、オンラインで趣味でつながった人と毎日チャットをしていたんです。そのつながりがあったからポジティブ度合いが上がって、友達がつくれた経験があるんですよね。インターネットは、良くも悪くも人生に影響を与えてしまう。だから、自分が関わるサービスは適当につくりたくないんです。
── 今後、事業としてどんなことを目指していますか?
塚本 立上げ時からずっと変わっていなくて、「働ける人を増やしたい」。これに尽きます。逆にそれ以外のことをしたくなくて。高寺とは、もし同じ学校だったら合わないタイプだけど、仕事っていう文脈でつながるとすごく気が合うわけで。仕事って、自分の人生を上書きすることができる面白い場だなと思うんです。だから、働ける人を増やしたいです。
── 高寺さんはどうですか。
高寺 社会課題の解決に注力していくのがLITALICOですし、この領域に優秀な人たちを入れたいですね。今後数年かけて、社会課題をちゃんと解決していくための資本を集めてファンドをつくったり、NPO支援をしたりもしていけたらなと思います。
── 今後、どういう人と働いてみたいですか?
高寺 「社会課題を解決することに情熱を燃やせる人」です。僕らがやっているのは新規事業なので、達成するべき目標も高いし結果も出さないといけませんが、むしろ、そういった環境にワクワクする人には向いているかなと思います。社会課題を解決しながら自分自身のキャリアアップも実現していく、そんなLITALICOでの働き方について興味をもった方とつながれるといいなと思いますね。
塚本 「自分の意見が言える人」ですかね。エンジニアが担っているものって、いろんなグループや職種に影響を及ぼすので、おかしいと思ったらその意見を言わなければ後々取り返しのつかないことになる可能性もあるわけです。僕らエンジニアとしては、それを届けたユーザーがちゃんと価値を届けて、それがあることで生活の変化が生まれていくプロダクトをつくらなければならないので、それが体現できる人と一緒に働けたらうれしいですね。
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