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年末年始にじっくり読む|子どもたちを取り巻く7つの現実と、私たちのしごと

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on 2025-12-26

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年末年始にじっくり読む|子どもたちを取り巻く7つの現実と、私たちのしごと

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Kumi Nakazawa Imamura

慶應義塾大学卒。2001年にNPOカタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プログラムの提供を開始。2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、コロナ禍以降は、経済的事情を抱える家庭に対するオンライン学習支援やメタバースを活用した不登校支援を開始するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組む。ハタチ基金代表理事。地域・教育魅力化プラットフォーム理事。文部科学省中央教育審議会委員。東京大学経営協議会学外委員。朝日新聞パブリックエディター。

森田 晴香

1992年生まれ、石川県能登半島出身。中央大学を卒業後、新卒でファンコミュニケーションズに入社し、営業・マーケティング・新規事業の立ち上げ・オウンドメディア運営など様々な業務に携わりました。社会課題に向き合い、未来をほんの少しでも明るくできればと思いカタリバへ転職。現在は広報チームにて、オウンドメディアの企画・編集、その他コーポレートサイトやメルマガを担当しています。

認定NPO法人カタリバ's members

慶應義塾大学卒。2001年にNPOカタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プログラムの提供を開始。2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、コロナ禍以降は、経済的事情を抱える家庭に対するオンライン学習支援やメタバースを活用した不登校支援を開始するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組む。ハタチ基金代表理事。地域・教育魅力化プラットフォーム理事。文部科学省中央教育審議会委員。東京大学経営協議会学外委員。朝日新聞パブリックエディター。

What we do

この記事では、カタリバが2025年に取り組んできたことを、社会の動きとともに振り返ります。年末年始、少しゆっくりできる時間に読んでいただけたら嬉しいです。気になるテーマがあれば、ぜひ関連する求人ものぞいてみてください。  ・ ・ ・ 1) 日本各地で異常気象と災害が。持続可能な被災地支援を目指す  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2025年6〜8月の日本全国の平均気温は平年より約2.36℃も高く、地球温暖化の影響で大雨の発生確率も高まっています。 2月には岩手県大船渡市で山林火災が発生。カタリバは地域団体と協力し、子どもの居場所支援や給付金支援を実施しました。8月の熊本豪雨災害でも子どもの居場所を開設し、被災した保護者から「子どもがいると復旧作業ができないのでありがたい」という声をいただきました。 発災から2年を迎える能登半島では、地域の子ども支援団体への助成金支援、コミュニティハウスの建設、高校生のマイプロジェクト支援など、復興に向けた取り組みを継続しています。 カタリバは東日本大震災での経験から、私たちが前面に立つのではなく「地域の方々が自ら動きだし、互いに支え合う仕組みづくり」を大切にしています。 ▼ 災害支援・復興支援に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/2284373  ・ ・ ・ 2) 「何の相談・指導も受けてない」不登校の子どもが約4割。 いじめ件数は重大事案とともに過去最多に  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2024年度の不登校長期欠席の児童生徒数は約50万人。12年連続で増加する中、約4割にあたる13万人超は何の相談・指導も受けていないことがわかっています。 カタリバは2025年、日本財団と協働し「不登校政策ラボ」をスタート。青森県三沢市・東京都国分寺市・広島県三次市・鹿児島県大崎町の4自治体と連携協定を結びました。島根県雲南市で運営する教育支援センター「おんせんキャンパス」は今年で10周年を迎え、オンライン不登校支援「room-K」では教員の出向受け入れも開始しました。 一方、いじめの認知件数は約77万件で過去最多を更新。重大事案も1,405件と過去最多になりました。カタリバが運営するチャット相談窓口「ブリッジ」では、自治体と連携して重大事案の早期発見につながった事例も生まれています。 ▼ 不登校支援に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/2296399  ・ ・ ・ 3) 「物価上昇率3%超」で家計圧迫。 とくに経済的な困難を抱える家庭の悩みは年々深刻に  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 物価上昇が続く中、経済的な困難を抱える家庭への影響が顕著になっています。特に夏休みは、給食がないことによる食事量の減少や、エアコン使用控えによる熱中症リスクなど、健康に関わる問題も。 カタリバが利用家庭の保護者252名に調査したところ、約5人に2人が「子どものために自分の食事を減らした」と回答。約9割が「夏休みに旅行や自然体験をさせたいができない」と答えました。 これを受け、食料品を届ける「カタリバおうち給食」や、能登でのサマースクールを実施。また、コーチ財団とのパートナーシップによる奨学金プログラムでは、75名の高校生に奨学金を給付し、進学後の自立に向けた伴走支援も行っています。 ▼ 経済的困難を抱える子ども・家庭の支援に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/571958  ・ ・ ・ 4) 地域の絆が薄れる今、 約8割の中高生が“居場所で新しい発見”を  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 地域のつながりが希薄化し、孤立する子どもが増える中、安心して過ごせる居場所の整備は喫緊の課題です。 ユースセンター起業塾の調査では、利用する中高生の約8割が「以前より、初めて知ったことや興味をもったことがあった」と回答。居場所が子どもの成長に影響を与えていることがわかります。 文京区で運営する「b-lab」では、ダンサーのTAKAHIROさん、QuizKnockの伊沢拓司さんがスペシャルサポーターに就任し、キャリア講演やワークショップを実施。足立区の中学校では、地域の子ども食堂と連携した夏休みの居場所づくりにも取り組みました。 ▼ 子どもの居場所を社会の当たり前にする活動に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/742810

What we do

この記事では、カタリバが2025年に取り組んできたことを、社会の動きとともに振り返ります。年末年始、少しゆっくりできる時間に読んでいただけたら嬉しいです。気になるテーマがあれば、ぜひ関連する求人ものぞいてみてください。  ・ ・ ・ 1) 日本各地で異常気象と災害が。持続可能な被災地支援を目指す  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2025年6〜8月の日本全国の平均気温は平年より約2.36℃も高く、地球温暖化の影響で大雨の発生確率も高まっています。 2月には岩手県大船渡市で山林火災が発生。カタリバは地域団体と協力し、子どもの居場所支援や給付金支援を実施しました。8月の熊本豪雨災害でも子どもの居場所を開設し、被災した保護者から「子どもがいると復旧作業ができないのでありがたい」という声をいただきました。 発災から2年を迎える能登半島では、地域の子ども支援団体への助成金支援、コミュニティハウスの建設、高校生のマイプロジェクト支援など、復興に向けた取り組みを継続しています。 カタリバは東日本大震災での経験から、私たちが前面に立つのではなく「地域の方々が自ら動きだし、互いに支え合う仕組みづくり」を大切にしています。 ▼ 災害支援・復興支援に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/2284373  ・ ・ ・ 2) 「何の相談・指導も受けてない」不登校の子どもが約4割。 いじめ件数は重大事案とともに過去最多に  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2024年度の不登校長期欠席の児童生徒数は約50万人。12年連続で増加する中、約4割にあたる13万人超は何の相談・指導も受けていないことがわかっています。 カタリバは2025年、日本財団と協働し「不登校政策ラボ」をスタート。青森県三沢市・東京都国分寺市・広島県三次市・鹿児島県大崎町の4自治体と連携協定を結びました。島根県雲南市で運営する教育支援センター「おんせんキャンパス」は今年で10周年を迎え、オンライン不登校支援「room-K」では教員の出向受け入れも開始しました。 一方、いじめの認知件数は約77万件で過去最多を更新。重大事案も1,405件と過去最多になりました。カタリバが運営するチャット相談窓口「ブリッジ」では、自治体と連携して重大事案の早期発見につながった事例も生まれています。 ▼ 不登校支援に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/2296399  ・ ・ ・ 3) 「物価上昇率3%超」で家計圧迫。 とくに経済的な困難を抱える家庭の悩みは年々深刻に  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 物価上昇が続く中、経済的な困難を抱える家庭への影響が顕著になっています。特に夏休みは、給食がないことによる食事量の減少や、エアコン使用控えによる熱中症リスクなど、健康に関わる問題も。 カタリバが利用家庭の保護者252名に調査したところ、約5人に2人が「子どものために自分の食事を減らした」と回答。約9割が「夏休みに旅行や自然体験をさせたいができない」と答えました。 これを受け、食料品を届ける「カタリバおうち給食」や、能登でのサマースクールを実施。また、コーチ財団とのパートナーシップによる奨学金プログラムでは、75名の高校生に奨学金を給付し、進学後の自立に向けた伴走支援も行っています。 ▼ 経済的困難を抱える子ども・家庭の支援に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/571958  ・ ・ ・ 4) 地域の絆が薄れる今、 約8割の中高生が“居場所で新しい発見”を  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 地域のつながりが希薄化し、孤立する子どもが増える中、安心して過ごせる居場所の整備は喫緊の課題です。 ユースセンター起業塾の調査では、利用する中高生の約8割が「以前より、初めて知ったことや興味をもったことがあった」と回答。居場所が子どもの成長に影響を与えていることがわかります。 文京区で運営する「b-lab」では、ダンサーのTAKAHIROさん、QuizKnockの伊沢拓司さんがスペシャルサポーターに就任し、キャリア講演やワークショップを実施。足立区の中学校では、地域の子ども食堂と連携した夏休みの居場所づくりにも取り組みました。 ▼ 子どもの居場所を社会の当たり前にする活動に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/742810

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この記事では、カタリバが2025年に取り組んできたことを、社会の動きとともに振り返ります。年末年始、少しゆっくりできる時間に読んでいただけたら嬉しいです。気になるテーマがあれば、ぜひ関連する求人ものぞいてみてください。 (前項の続きです)  ・ ・ ・ 5) 「こどもまんなか実行計画2025」で進む校則改革。 子どもの声で学校をアップデート  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 国が「こどもまんなか実行計画2025」で校則見直しを推進する中、カタリバの「みんなのルールメイキング」の調査では、校則の見直しが進んでいる学校ほど「生徒の意見を聞く場がある」実感が高いことがわかりました。 広島県呉市、奈良県生駒市との連携も開始し、子どもが学校づくりに参画する仕組みづくりを支援しています。 また、外国ルーツの高校生支援「Rootsプロジェクト」では、企業5社と若者40名が参加するキャリア対話イベントを開催。2026年2月には「#meet5000フェス」を予定しています。 ▼ 校則見直しを広める活動に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/2266729 ▼ 外国ルーツの子ども支援に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/2266729  ・ ・ ・ 6) 高校生2,459名への調査が示す探究学習の力。 マイプロジェクトに取り組む高校生のキャリア対応力が社会人を超える可能性  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「総合的な探究の時間」が必修化されて3年。カタリバがマイプロジェクトに取り組む高校生2,459名を調査したところ、キャリアレジリエンス(仕事や進路の変化に柔軟に対応し、前向きに行動できる力)のスコアが社会人と同等、もしくはそれ以上であることがわかりました。 岩手県大槌町の「大槌臨学舎」では、自分自身の"ありたい姿"を探究する「ジブンラボ」がスタート。高校生だけでなく、中学生の頃から「自分」を題材に探究を身近に感じてもらう取り組みになっています。  ・ ・ ・ 7) 教員不足×出生数70万人割れに挑む。 どこにいても個別最適な学びを届けるために  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2024年の出生数は約68万人と、統計開始以来初めて70万人を割りました。公立小中学校の約2割で教員不足が発生する中、「学びの質」を落とさず、どこにいても一人ひとりに応じた教育を届ける仕組みが求められています。 カタリバは文部科学省から受託し、遠隔授業の実証に取り組む全国11地域の伴走支援を実施。「離島や僻地の生徒の授業選択の幅が広がる」「新たな出会いや刺激が生まれる」といった声が聞かれています。 福島県のふたば未来学園では、2017年からカタリバが探究学習に伴走。今年8月には「福島県WWL高校生国際サミット」を開催しました。岩手県の大槌高校では普通科を「地域探究科」へ改編し、全国募集の「はま留学」には過去最多の7名が入学するなど、注目を集めています。 ▼ 高校魅力化に関わりたい方はこちら https://www.wantedly.com/projects/386086  ・ ・ ・ 2025年は、子どもたちの「学びの選択肢」を広げるため、地域・企業・自治体との協働をさらに深めた1年でした。 ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。 気になるテーマや求人はありましたか? 「今すぐ転職」ではなくても大丈夫です。まずはカジュアルに話を聞いてみたい、という方も歓迎しています。カタリバのことをもっと知りたいと思ってくださった方は、ぜひ忘れないうちに「話を聞きに行きたい」ボタンをポチッと押しておいてください。 年明けに、お話しできることを楽しみにしています!
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