◾️社内規程とは
社内規程ってご存じですか?
社内規程の中でも“就業規則”は聞いたことがあるかもしれません。就業時間や残業の扱い、有給休暇のことなどが書かれているドキュメントです。就業規則以外だと、経理規程、稟議規程、取締役会規程、購買管理規程など、世の中には300種類ほどの規程があるといわれています。
社内規程は会社そのものを定義する唯一のエビデンスであり、“社員が働くためのルール”がすべて記載されたとても重要な書類です。企業が上場する際には最低でも40〜50個の規程が揃っていないと上場が認められないくらい、内部統制においても最も基礎的で重要な書類として位置付けられています。
◾️社内規程の課題
しかし実際には、そもそも社内規程が無い、就業規則も無い、あっても形骸化している、社員に周知していない、社員が見られる場所にない、法改正に追随していなくて違法状態になっているなど、適切に社内規程を運用できていない会社がとても多いのが現状です。このような状況では社員は安心して働くことができません。
労務管理の専門家である社会保険労務士(以下、社労士)や企業の規程担当者は以下のような課題を抱えています。
・高い専門性・膨大な時間コスト
社内規程は法律知識が無いと作成や理解が出来ず、高い専門性が必要です。
専門性が高い上、会社ごとの制度や働き方の特性に応じたカスタマイズが必要になるため、企業の担当者においても社労士であっても、一定の経験者でないと対応が難しいという課題があります。
・体裁整備の煩雑さ
社内規程は構造化された文章で作成されています。採番・条ズレ、欠落条項の補正、インデントの調整や表記の統一などが頻繁に発生します。
・管理の煩雑さ
規程改定をする度に、ファイルが生成され管理が煩雑になりがちです。
その他、企業ではグループ会社、社労士事務所では顧問先会社ごとの管理状況を把握する必要があるなど、管理の煩雑さが課題を生じさせています。
◾️社内規程SaaS「KiteRa」
このような現状を踏まえ、”安心して働ける世界をつくる”をミッションとし、株式会社KiteRaを設立しました。ミッションにある「安心して働ける世界」をつくるには、安心して働くためのルールが必要です。多くの経営者はルール(=仕組み)を作ることの重要性を認識していますが、そのルールを定義した「社内規程」を正しく作成し運用することができていません。私たちは、Technologyの力で社内規程の作成や運用をカンタンにし、より多くの企業が正しいルールを作成し運用できるようにしたいと考えています。