一言で言えば「渋谷を拠点に、若者文化(トレンド)を自ら創り出し、ビジネスとして回している会社」です。
単なる広告代理店や制作会社と異なるのは、「メディア」「人材(タレント)」「リアルな場」をすべて自社で保有しており、外部に頼らずとも自分たちの手で流行を生み出し、拡散できる独自の経済圏(Value Cycle)を持っている点です。
具体的には、以下の9つの事業領域を展開しています。
1. カルチャーを「創る」事業
自社でゼロからIP(知的財産)やコンテンツを生み出しています。
• IP・キャラクター事業: 渋谷のギャル文化を象徴するIPを開発。「小学生ギャル」という新ジャンルを開拓した『KOGYARU』や、キャラクター『うさぽよ』などが代表例で、これらはデジタルネイティブ世代の新たなアイコンとなっています。
• 音楽・レーベル・出版事業: 自社IPやタレントの楽曲制作・リリースを行います。TikTok総再生数2億回超えの『KOGYARU』の楽曲や、海外チャートにもランクインしたヒップホップユニット『半熟卵っち』、小学生アイドル『ひめらぶ』などを手掛けています。
• 映像・コンテンツ制作事業: 映像レーベル「studio428」を持ち、著名俳優を起用したショートドラマ(『モテ神様とワタシ』など)やMV、企業のプロモーション映像(小林製薬『オードムーゲ』など)を企画から制作まで一気通貫で行っています。
2. トレンドを「広げる・育てる」事業
生み出したカルチャーを世の中に届ける機能です。
• メディア事業: 伝説のギャル雑誌『egg』や『nuts』の復刊・運営をはじめ、ママ向け『I LOVE mama』、小学生向け『KOGYARU』『Natuul』など、ターゲット別の自社メディアを多数運営し、YouTubeやSNSで発信しています。
• タレント・クリエイターマネジメント事業: 『みりちゃむ』『きぃぃりぷ』などメディアから輩出されたモデルやクリエイター約200名が所属し、育成・マネジメントを行っています。総フォロワー数は1億人を超えます。
• SNS・デジタルマーケティング戦略事業: 自社メディア運用で培ったノウハウ(若年層に届くロジック)を活かし、企業のSNS戦略立案やアカウント運用代行、インフルエンサーマーケティングを行います。
3. 熱狂を「体感する・場を作る」事業
デジタルだけでなく、リアルの接点を提供しています。
• イベント・興行事業: 『KOGYARU全国ワンマンライブツアー』や沖縄最大級の『OKINAWA COLLECTION』、『TGC KIDS フェス』など、数千〜数万人規模のイベントを主催・企画制作しています。
• ライフスタイル事業: 飲食店(焼肉店『京焼肉 京之介』など)やアミューズメントバー(『卓球BAR PINPON』)、不動産事業などを通じ、人々が集まる「リアルな場(サードプレイス)」を提供しています。
4. 若者を「知る」事業(すべての起点)
• ティーンインサイト・プランニング事業: 『女子高生ラボ』(現役女子高生による研究所)や『渋谷女子インターナショナルスクール』の運営を通じて、常に若者のリアルな声やトレンドの種を収集・分析しています。これがHJのすべての事業の源泉となっています。