Yuko Tsushima
穴ぐらから、こんにちは展
「ただ」のらくがきだけれど、描いたその瞬間を大切にしたくて。 でも、誰かにとっては「ただ」ではなかったりするのかな。 それは誰かじゃなくて、5 年後、10年後のわたし、かもしれない。 だから、わたしの穴ぐらから記憶を取り出す時のような、 ぼやぼやした透明な額を作って、閉じ込めて、キラキラと、つらつらとさせた。 まるで脳の神経、シナプスみたいに。 あなたの好きな、わたしの穴ぐら、脳の中の記憶はどれですか。 それとも、嫌いな穴ぐらはどれですか。 それが一つでもあれば、わたしとあなたはきっと繋がる。 あなたの穴ぐらも、きっと見せてね。