京都産業大学大学院 / 先端情報学研究科・先端情報学専攻
研究について
私は観光することが好きで、友人と様々な観光地を訪れています。そこで一番ストレスを感じるところが行列などの混雑です。人気のスポットや店舗では人が密集することが避けられず、行列ができたり待ち時間が発生することが常態化してしまっているのが現状です。そこで私は、情報技術と組み合わせることで混雑の回避に繋げられないかと考えました。先行研究を確認すると混雑の予測に留まっている研究や混雑状況を加味したナビゲーション手法の研究が多く、エンタテインメント性を考慮したものや混雑の回避のためにユーザ行動に直接働きかけるものは少ないことがわかりました。ユーザに対して非明示的に混雑回避につながる行動を促すことで、観光での阻害を感じる部分を減らし、エンタテインメント性を維持できるのではないかと考え、現在の研究に至っています。