オリジナルアプリケーション
自身の実体験から学校と保護者間の情報一元管理アプリを制作しました。 【目的】 保護者・学校双方の負担とコストを削減し、新たな時間を生み出すこと。 【現状】 学校と保護者間のやりとりの現状は「紙」。 地域や学校にもよりますが、私の子供が通う学校では、 毎年4月に個人情報を含む生徒の基本情報、 予防接種既往歴調査など、様々な書類が配布され、 期日(約1週間)までの提出が必要になります。 基本の書類だけで1人当たり約13枚、内記述必須8枚(表裏記述項目あり)を、 保護者、学校側共に目視確認を行なっています。 【制作背景】 昨今では、オンライン授業やプログラミング学習など、 世の中的にもIT化が進んでいく中、どうして学校からの配布物は いつまでも紙面で続けるのだろうと、違和感を感じていました。 また、フルタイムで働いていた当時、兄弟分の書類に一枚一枚手書きをし、 漏れや誤りがないか点検することに負担を感じた事から、 この問題をなんとかしたいと思い、システムでデータ管理をするアプリを開発し ました。 【問題点】 企画段階で学校側にヒアリングをした所、なんと1クラス約30人分を、 担任の先生1人で目視確認を行い、不備や漏れが発覚した場合は、 対象の保護者に電話をして代筆する、または再提出の依頼をするなど 自分の子供だけで負担と思っていた事に恐縮してしまう程、 大変な手間が掛かっていることを知りました。 さらに、2つの問題がありました。 1つは、年度途中に転居や情報の変更があっても書類の返却、更新はされず、 翌年度に更新するため、重要事項でありながらリアルタイムではないこと。 2つ目は、単純計算ではあるものの、仮に全校生徒600人の場合、 毎年7,800枚の書類が発行され、いずれは廃棄されること。 ひとつの学校でこの枚数であれば、全国規模で考えると膨大な枚数になる 想像は容易いことです。 【メリット】 保護者や教員による属人的業務の削減はもちろん、 ゴミの削減やSDGsが推奨される中、 教育の観点からもIT化に取り組む価値があると考えています。