株式会社イグジットフィルム / 代表取締役 / フィルムディレクター
Wheelchair Dance
'Wheelchair Dance'は車椅子とコンテンポラリーダンスをテーマに、2020年のオリンピック・パラリンピックを見据え、日本在住の有志のクリエイター達で制作した、映像及びWEBのインデペンデント作品です。 ダンサー、ミュージシャン、WEBデザイナー・ディベロッパー、フォトグラファー、モデル、車椅子メーカーなど様々な人々と協働し、神奈川県鎌倉市を舞台にダイバーシティや障害者スポーツをテーマとした、自分たちなりの世界観を表現いたしました。 Wheelchair Danceは、 ・コンテンポラリーダンスと車椅子を掛け合わせた、マイノリティスポーツに関するアート作品としての側面、 ・ダイバーシティやマイノリティの社会参画というテーマを、障害などの有無に関わらない普遍的で誰しもが持つ負の感情を否定すること無く描くという哲学的な側面、 を併せ持った作品です。 ロケは全て神奈川県鎌倉市で行わせていただき、材木座海岸のサンセットビーチをメインに鎌倉市の方々にご協力いただきながら撮影させていただきました。 また本作はクリエイターの合同インデペンデント企画であり、制作には様々な映像・WEB・写真・音楽のクリエイターが持ち出しで参加いたしました。 しかしながら、映像は全てRED EPIC DRAGONによる6K撮影、WEBについても様々なギミックに挑戦するなど、クオリティーに拘った意欲的な作品となっております。 キャストには、ニューヨークを中心に様々なアワードを受賞するコンテンポラリーダンサーの大宮大奨に出演/振り付けをしていただき、マイノリティスポーツや障害者スポーツという垣根を超えたダンスの普遍的価値を作品に生み出していただきました。 ヒロイン役としてはTVや雑誌などで活躍するモデル/タレントの松本愛にご参加いただき、作品を彩っていただきました。 何かしらの困難にある人たちがその負の感情をもって、単純で直接的な”カッコ良い”、”凄い”といったオープンで拡がりをもつ感情を作り出すこと、そんな世界を望んで本作を制作いたしました。 本作を通じて、その世界のなかで人々が繋がり合い、新しいコンテンツや持続可能な文化を生みだすことが出来れば嬉しく思います。