フリーランスプログラマ / 個人事業主
新規のIT人材教育事業にて、進行中企画を実践・検証するPMおよび企画再構築のディレクション支援
■ プロジェクトの目的 会社の本体であるSES事業での人員定着や人材採用の向上に寄与することを期待して会社代表が開始した新規IT人材教育事業の企画を実践・検証すること。 および、新たなアイデアによる企画再編について、現場講師視点でボトムアップにディレクション支援する。 ■ 体制・人数 事業オーナー PM 講師メンバーx3 ■ 自分のポジション・役割 PM(プロジェクトマネージャ)。 既存企画の実践&検証に加えて、企画の再編支援を行った。 ■ 目的を達成する上での課題 1. 企画側の意図したカリキュラムの教育効果について、検証方法が策定されていなかった。 2. カリキュラムの後半部分「開発演習」について、講習内容が具体化されていなかった。 3. 低予算かつスモールスタートで知見を積むフェーズにある中、企画再編の方向性をどうするか見出す必要があった。 ■ 課題に対して取り組んだこと 1. カリキュラムの教育効果がどの程度「受講者の自習や自己研鑽」に依存しているのか測るための指標を示した。 2. 開発演習で扱うべき詳細事項とその体系を考案し、演習で扱う内容に対応できる教材となるようなGitリポジトリを用意した。 3. 事業としての「売り(となる勝ち筋)」を見つける試行錯誤を小さくいくつも並行して行えるような実践基盤のアイデアを議論に乗せて検討を進めた。 ■ ビジネス上の成果 1. 企画の初期段階に検証方法が検討されていなかったところへ検証すべき事項を示し、メンバーとの議論により「この(初期の算段の)ままでは効果は得られない」という結論を得たことで、企画を再編に導いた。 2. 開発演習部分における個々の講習実施に際して事前に準備できることが明確になり、共通のソースコードを使った講師同士の議論が行えるようになった。 3. 企画側で考慮が不足していた事項の多くを発見して机上に並べ、その過程で「事業オーナーが本当はどんなことをしたかったのか」を明らかにした。 結果として、「事業オーナーが本当にやりたかったこと」と私の考える「教育事業ですべきこと」とに大きな乖離があることが明確になり、私は当プロジェクトから離脱することにしました。