長崎大学 Nagasaki University / 多文化社会学部・多文化社会学科
演劇ワークショップ
地元の小学生の学習合宿において、講師として参加。高校・大学における演劇の経験から、演劇ワークショップを開催することにする。 2時間のワークショップの目標として、言葉の大切さと力について考えてもらうことを掲げ、御伽噺を基にした新たな物語の作成をゴールとして取り組む。 構成は以下の通り。 1.アイスブレイク(ウインクキラー) 2.読み聞かせ →ワークショップの導入。読み聞かせ後、「本は何で出来ているでしょう?」という質問によって、「言葉」というワードを引き出す。 3.自身の演劇経験についての話 →演劇における脚本についての話をメインとして話す。舞台上で演じられているキャラクターは、脚本家が言葉を重ねていくことで作り上げていくものであり、一つ一つの言葉に力があること、意味を生み出すことに気づいてもらう。 4.御伽噺を基にした、新たな物語の作成 →本来のストーリーの後日談でも、ifストーリーでもよいので、自由に班単位で物語を作ってもらう。ゼロからの物語作成は、時間とレベルの都合上難しいと考えたため、なじみ深い御伽噺をもとにした作成とする。 5.言葉のもつ力と、使い方についての話 →各班ごとに作り上げた物語の発表。気づきとして、自分達の言葉で作り上げたキャラクターの動きが頭の中にあり、既に生きていることを感じてもらう。 落とし込みとして、「自分が使う言葉、吐いた言葉は誰に一番大きく聞こえるでしょう?」という質問を用意。自分、友達、家族といった答えに対し、「では、さっき自分たちで命を与えられたほど力の大きい言葉は、どう使うといいのでしょうか?」という質問を投げかけ、各々に言葉の使い方を考えてもらう。