思考の軸
私が得意とする事は、どんな物事もゼロベースで考察する癖をつける事です。ゼロベースとは、世間で当たり前だと思われている事、つまり常識や固定観念を捨て、まず自分の頭で問いを立てて物事を考える事です。世間にはおかしな「当たり前」がたくさん存在しています。例えば、「家事育児は母親がするものだ」という考えです。近年日本でもジェンダーギャップを無くそうという風潮にありますが、スイス非営利財団世界経済フォーラムが示すデータでは156カ国中120位と、低迷しています。これは比較的わかりやすい例ですが、世間にはわかりにくい小さなものから大きなものまで様々な歪んだ常識が存在しています。現代ではネットから簡単に様々な知識を得る事ができますが、それは玉石混交です。ゼロベースで考える力はネットリテラシーの向上にも繋がります。教養というものはただ知識が豊富なだけでなく、そこに自分で考える力が備わっていてこそ機能するものだと考えています。