PRINS: Working with Rainforest Alliance
私は大学の授業の一環で間接的に苦しんでいる後進国の農家を手伝う経験をしました。世界のグローバル化に伴って先進国と後進国を繋ぐ商品連鎖は活発になってきています。それに伴い、後進国の農業生産者は商品連鎖の一番端にいるコミュニティとして搾取されることが増えてきました。また、この商品連鎖を展開させる取り組みの一環として先進国の大企業による森林伐採が加速し、地球の環境問題が深刻化しています。私は大学の授業の一環として、商品連鎖によって搾取されている後進国の農家や生産者の待遇を良くし、加速する環境劣化や森林伐採を和らげる為の取り組みをしました。具体的には、森林伐採などの環境問題を和らげ、農業生産者の生活基準を良くする取り組みをしている非営利団体、レインフォレスト・アライアンスと手を組み、十二人のクラスメイトと一緒にレインフォレスト・アライアンスの取り組みをもっと効率的かつ効果的に行う為のグループ・コンサルタントをしました。まず、私はクラスメイトと協力しながら、三ヶ月に渡ってレインフォレスト・アライアンスとやりとりをしながら、森林伐採、商品連鎖、後進国の農業生産者が受ける待遇、それらすべてを解決する手段としてレインフォレスト・アライアンスが掲げる認証システムについて学術的な論点から調査しました。また、調査によって導き出された環境問題や社会問題を和らげるために世界の国々が行ってきた取り組みを分析し、レインフォレスト・アライアンスが支援しているアフリカや南アメリカなどに適用できるかの解析をしました。そして、築き上げてきた知識を用いてクラスメイトと相談しながらレインフォレスト・アライアンスの認証システムを向上させる方法を思いつきました。私たちが考えたコンサルタント・ソリューションはエッセイとプレゼンテーションという形でレインフォレスト・アライアンスに発表し、「学術的な調査が優れている」、「農業生産者が住んでいる後進国の環境に対する文化的意識を考慮しながら考えたのは素晴らしい」などの評価を得ました。この経験を通して、私はコンサルタントという方法を用いて、間接的に世界が抱える環境問題や社会問題を解決する手助けをしました。また、この十二人という大人数を交えてのコンサルタント・プロジェクトを終えて、他者と協力しながらプロジェクトを進めることができる協調性を身につきました。