大阪市役所 / 建設局総務部経理課
取り組み
1年目の新人としてできることは、「1.任された業務を期限内に完了させること」「2.自分にできることを積極的に実施し、チームに少しでも貢献すること」の2つだと考え、実行していきました。 「1. 任された業務を期限内に完了させる仕組みづくりを行うこと」 新人教育の環境があまり整っていないことに加え業務量が多い部署であったため、任された仕事を円滑に進めて期限内に完了させるための仕組みづくりを、大きく分けて下記の4点実施いたしました。 1. 成果物に対して誰が確認するのかなどのフローが整っていなかったため、上司に提案してフローを整えました。 2. 自分の担当業務について前任者がおらず、期限が決まっている仕事に対して誰もスケジュールや内容を把握していないといった事態が起きていたため、担当業務については1年間のスケジュールを作成し、担当者がいない状況でも仕事が行えるようにしました。 3. 今までは手作業で計算を行っていた部分について、自身でExcelで自動化し効率化を行いました。 4. 今まではマニュアルや引き継ぎ書が存在せず、手探りで仕事を行なっていく必要がありましたが、それらの書類を作成し業務を整理しました。 このような取り組みの結果、担当業務を期限内に完了させることができ、かつこれからも効率的に仕事が行える環境を整備することができました。 「2. 自分にできることを積極的に実施し、チームに少しでも貢献すること」 自分にできることを自ら探すだけでなく、先輩方に声をかけて手伝えることを探すようにしておりました。また、自分ができることの範囲を広げるために、業務のキャッチアップとして簿記の資格取得にも取り組みました。会計知識以外にも、業務を行う上で下水道の知識を取り入れる必要があったため、研修資料の読み込みや、外部セミナーの参加も積極的に行いました。これらの努力により、自分の業務幅を広げ、チームへの貢献度を上げることができました。 以上のような取り組みにより、業務へのスピード感や意欲が評価され、連結財務諸表やキャッシュフロー計算書等の作成が難しい書類の作成を担当させていただけたり、新人教育体制が整っていない中でも、10年程上の先輩と同じ業務量を期限内にこなすことができました。