武蔵野美術大学 / 造形学部基礎デザイン学科
卒業制作『都市のダイアグラム -再編成から浮かび上がるイメージ-』
【制作概要】 都市の要素を"道"をメインに色・文字・建物・夜景の5つに分類し計45のダイアグラムと、それをまとめた冊子を制作・展示しました。 都市を分解し、条件設定を組み、要素を再編成する。 それにより浮かび上がるイメージから、その都市の些細な性格や雰囲気を鑑賞者が感じ取れるようなヴィジュアライズ、構成を目指しました。 【制作背景】 近年、ギャラリーや企業が、都市を題材にした展覧会や大々的なメディアアートなどを公開し、「都市」に対する多くの人の関心を強める入口が増えたことは良いことだと感じています。 しかしひとたび "日常の都市" に戻ると、実際の景色が没個性的で単調に見え、都市の様々な面白味が見えづらくなってしまっているのが現状です。 都市を題材にデザインやアートからアプローチするならば、当たり前の風景の中に "その都市らしさ" や美しさを見出せるような、更なる飛躍が必要であると考えていました。 そこで私はデザインを手段に、丁寧に都市を記述していけば、様々な人に、人それぞれの感覚で何かを持ち帰ってもらえるものが生まれるのではないかという仮説を立て、手探りで制作を始めました。 この "丁寧に都市を記述" した成果物を 「都市のダイアグラム」と名付けました。 この作品によって、散歩好きな誰かの遊歩の時間の景色が少しだけ明るく見えることに期待しています。