慶應義塾大学 / 社会・環境情報系
Safecast on IPFS
Safecastという有志による放射能のオープンデータセットを、IPFSというP2P分散型ネットワークへ半永久的に保存し、データの真正性をビットコインのブロックチェーンを使ったタイムスタンプで保証するシステムを構築しました。 制作にあたって、Linuxサーバー構築/運用、データスクレイピング、Pythonによる定時に稼働するプログラムの作成、オープンソースプログラムのコードリーディング、ビットコインノードの運用などを行いました。 米国での新政権への移行に合わせて、政府サイトでの気象データなどの公開停止に問題意識を感じたことをきっかけに、分散型システムでデータを半永久保存する方法による解決アプローチを考えました。卒論の執筆と同時に制作しました。この経験の結果、CAPセオレムなど分散型データベースの課題に関心を持つようになり、インフラなどのシステム設計・運用に注目するようになりました。