【建築設計】TAS-Tokiwabashi Art Ship-
Tokiwabashi art ship アートを積んだ船をコンセプトとして、この建築により、人々が内部を歩きながら、Boxによって切り取られた景色が体験出来るのではと思いこの提案をします。 -siteと歴史- 江戸時代の浮世絵からも見て取れるように、かつて貨物船の行き来が激しかったとされる常磐橋及び日本橋川。 江戸を賑わせていた船を再び建築、アートオフィス空間として出現させる提案です。 東京を芸術、歴史の中心とするだけでなく、水の駅東京としての賑わいの場を作り出します。 ここから、5つのテーマに分けて説明します。 1、”アードボックスというユニット” 船に貨物が乗ることから構想を得て、アート空間がボックスによって積み重なることを提案します。 平面で15m×20mをワンユニットとして、立体的な空間を目指した。 ボックスには、展示室がはいり、天井高の高いものそうでないものの差別化を図り、箱以外の廊下の部分は天井高を下げて、吹き抜けも作ることで全体のシークエンスを意識した。 2、”景色を芸術として捉える” 様々な景色が望めるこの場所で風景をボックスによって切り取って方向性を生み出した。 まず初めに、線路の見える8mの高さから構想を得て、それを様々な方向に展開しました。 神田、大手町など。 3、〝水の駅 東京〃 地下一階に船着場を設けて、水の駅としての役割を持つ。鉄道東京駅、日本橋口から近いとのこともあり、将来的に水上交通の発展の際、利用の可能性は高いと考える。 フラッと立ち寄れる場所と駅としての提案である。 4.”断面として船内部をモチーフに” 地下一階、1階から人々を流れ込ませて、上部、テラスと展示室へと引き込ませる。 大きな薄いスラブのある3階より上部は、有料展示スペースとして他の階と区別されている。 図面で言うと、 茶色が美術館、黄色がオフィス、灰色がカフェ廊下、緑がテラスです。 四層に分けた構想を展開した。 平面としてもどこから入ってもよい自由性をもたせた。 5、“ズレの面白さ“ 箱が様々な方向に回転して積み上がることにより、ズレが生まれて、そこに展示室と付随するテラスが浮かび上がる。 テラスは断面的にも繋がり、展示を回りながら天気の良い日は気分転換に外に出るスペースにもなる。 ズレは人々の交流を生み、流れを生む可能性があると感じ、テラスとしての外部空間としての提案をした。