京都芸術大学大学院 / 芸術専攻グローバルゼミ
KUA ANNAUL2022 「CURATOR JOURNAL」
京都芸術大学主催の学生選抜公募展のKUAANNUAL2022の活動を発信するメディア「Curator Journal」の企画、執筆にアシスタントキュレーターとして関わっています。毎月1回の発行と学内での掲示を目標とし、KUAANNUAL2022というプロジェクトの裏側を伝えるだけでなく、アートに精通する多くの人と芸術というキーワードに派生する問いを共有し、何か気付きを得られるメディアを作る事を心掛けていました。その為学内の広報新聞でありながら、コンテンツをアシスタントキュレーターと決まる時は、方向性、ターゲット、執筆のスケジュールや、株式会社ym design のデザイナーの方とのフォーマットの相談まで綿密に話し合い、執筆活動に励んでいました。私はアシスタントキュレーターの中でも、このジャーナルの担当となり、スケジュールの進行やコンテンツの相談をする為のミーティングの進行やデザインのフォーマット制作などを行いました。最も大変だった事は、このジャーナルを単なる展覧会の活動報告としての記事とするのではなく、読者が読んで実のあるものとして発行するという目的を果たす為のコンテンツを考える事でした。自分のアイディアが通らない事もあり何度もメンバーとミーティングを重ね、限られた時間の中で何度も話し合いを重ねた事は、とても根気がいるものでしたが、記事が完成した時は、悩んでいた時間も無駄ではなかったと思え達成感を得られました。特に冬期休暇後に発行した号外の記事vol, 2.5では、作家に焦点を当てて記事制作を行っていた方針を変え、KUAANNUAL2022に関わる全メンバーに協力して頂き、11月に開催された学内でのKUAANNUAL2022のプレビュー展への振り返りと今年2月に開催される東京都美術館での展示に対する展望についてのコメントを集めた記事を発行しました。忙しいスケジュールの中、作家や教員の方たちが協力して下さり、これまで制作した記事の中でも一番思い入れのある作品となり、発行出来た時は非常にやりがいを感じられた瞬間でした。今後は、東京都美術館での展示前の2月初旬と展示終了後の3月の残り2回の発行を予定しており、現在も執筆活動に専念しています。