縄文アソシエイツ株式会社 / 代表取締役 / エグゼクティブサーチコンサルタント
[取材]【ITエリート争奪戦(上)】人材流動化、報酬は青天井 ビジネスモデル変革期、「バブル」指摘も
人工知能(AI)など先端技術に通じたエリートの争奪戦が激しさを増している。IT業界では人材の流動化が進み、起業、転職、引き抜きは日常風景だ。有能な人材を求めて破格の報酬が飛び交い、ヘッドハンターからは「バブル」を危惧する声も上がり始めた。 「次世代技術に知見のある幹部人材は奪い合いの状況だ」。役員紹介サービスを手掛ける縄文アソシエイツ(東京)の古田直裕コンサルタントには、最高技術責任者(CTO)や最高情報責任者(CIO)といった幹部職の紹介を求める相談がひっきりなしに寄せられる。 これまで国内のヘッドハンティングは外資系企業が経営幹部を手っ取り早く獲得する手段として主に使われたが、最近は日本の老舗企業にも利用が広がりつつある。