関西NGO協議会 / リサーチアシスタント
ガクチカ
私が学生時代に最も力を入れて取り組んだこととして、NGOでのインターンが挙げられる。その中でも特筆すべき行動とその成果として、持ち前のITスキルを活かした業務効率化を紹介したい。私は同団体が行う調査研究業務において、リサーチ担当者としてデータの収集ならびにそれらの前処理を担当した。しかし私が同業務を担当し始めた当初、業務の大半が手作業で行われており、膨大な作業時間に対してアウトプットの質・量ともに高いとは言えない状況であった。そこで持ち前のITスキル、具体的にはリサーチやコーディングに関する経験とノウハウを活かし、主にデータ収集過程の自動化による業務効率化に取り組んだ。具体的にはWEBスクレピングによるデータ収集の自動化、正規表現を用いたデータのフィルタリング、Pandasを用いたデータの整理と前処理などである。またその過程で目標達成のために未経験の技術を習得する必要性に直面したため、業務外の時間にそれらを独学することで補うことを試みた。具体的な数字を挙げると、毎日平均して4〜5時間ほどを、業務及び大学の授業と並行して学習に費やした。 その結果、当初の目標であった業務効率化において、30〜85%の業務時間短縮を実現した。一例を挙げると、職員が2日かかると想定したデータ収集作業を、わずか2時間程度で終わらせることができた。更に収集プロセス自体を自動化したことで、入力ミスといったヒューマンエラーの可能性を排除でき、データの質を高めることに繋がった。このように自身の取り組みを通して、当初の課題であった時間あたりアウトプットの質・量の向上という目標を達成した。