諸富稜

コンテストに出場した理由は2つあります。 1つ目は、新規事業の提案方法を集中的に学ぶためです。経営者との面談、上場企業社長からのフィードバックを経験して、新規事業を学びました。 2つ目は、都市開発の観点でベンチャー企業支援拠点の整備に関わりたかったからです。実際にベンチャー企業の業界や課題、求められる支援に関して理解を深めました。 私は入賞を目標に「観光動画メディア事業」を提案しました。私は代表として自らメンバーを誘い、毎日連絡を取って、日々の会話を増やしました。メンバーと仲良くなることで信頼関係を築きました。そして、高い目標を共有して、メンバーが遠慮せず意見をぶつけ合えるチームを作りました。最大の課題は、ビジネスプランの実現性を証明することでした。そこで、私達は動画制作団体を立ち上げ、ホームページを制作をして、営業活動を行いました。そして、複数の観光施設から有償で仕事を受注して、観光PR動画を完成させました。その高い行動力が認められ、準優勝となり、起業家甲子園近畿大会に出場しました。 学長さんや会社経営者さん等、審査員の方々から一定の評価をもらえたことが、素直に嬉しかったです。それと同時に「最優秀賞」を取れなかった悔しさもあります。また、最終審査にいたる過程で、経営者の方からアドバイスをいただいたり、事業計画を何度も突き詰めて考えることが出来ました。僕らが1位になれなかった原因は、プロダクトを見せれなかったことで、どこまで行っても「アイデアだけ」に価値は無いと思うので、とにかく行動して、事業を進めていくしかないと思います。 今回のコンテストを通して、また一つ成長できたし、最近は毎日が楽しくてしょうがないです。自分で目標を立てて、そこに向かう過程がすでに幸せで、同じ熱量で進める親友と、支えてくれる両親がいることに感謝しています。 改めて、KGビジネスプランコンテストを主催してくださった職員さんや学生の方々、審査員の皆様に、心から感謝しています。素敵な経験をさせていただいて、本当にありがとうございました。