不良の系譜
この1台のマシンの為にどれほどの苦労があったかは、とても語りつくせるものではない。 ボンネットに「怨」という文字が浮き出てきたとしても、僕は驚くことはないだろう。 ---------- 全くお金を持っていない、フリーエンジニアの時代から、コツコツコツコツ仕上げたモンスターマシン。 エンジンルームには、シボレー最大のレーシングエンジンZZ572(9,400cc)が鎮座し、圧倒的な爆音を奏でるも、実は構造変更済みのフル公認車両。 1969年のクラシックカーとは思えない性能と美しさを兼ね備えるも、聞くも涙の苦労話のほうが多いクルマ。