株式会社ライブナビ / ECマーケティング課 マネージャー
事業会社でWEB広告運用を内製化してみて思ったこと
私は、株式会社ライブナビ(※ペット商材のD2Cメーカー)で元々100%外注だったWEB広告運用を内製化して自身で運用を行っております。 直近ではWEB広告の法的規制の強まりや媒体審査の厳格化の影響でアフィリエイトでの獲得が厳しくなってきたこともあり、D2Cメーカーさんでも内製化を進める動きが強まっている気がします。 この記事では、実際に自分がこWEB広告運用を内製化してみて感じたことを書いてきたいと思います。(※あくまでも個人的な意見です) 1番大きく感じているメリットとしては「プロダクトとマーケットに対する解像度が圧倒的に上がった」と言うことです。 「マーケット内での自社商材のポジション」「競合他社と比較した際の優位点や欠点」などが運用を行う前よりも解像度高く客観的に見ることができるようになりました。 そして、そこが見えるようになったことで生まれる打ち手を実際に手を動かして運用して数字として跳ね返ってくることによって「この訴求がユーザーに刺さるのか」「このコンテンツは刺さると思っていたがユーザーからしたら興味ないのか」など【CVしたユーザー】と【CVしていないユーザー】の動きを各管理画面や計測ツールから数値化して見ることによって、広告だけでなくプロダクトとしての次の打ち手が自分なりに見えてくるようになりました。 そして、それを社内の各部門にフィードバックすることでプロダクトのアップデートや新商品開発に生かすことができるようになりました。 また自分で運用していて未充足だと感じたコンテンツや素材を補完することでアフィリエイトメディアさんも含めてCVRや遷移率が上がることは、自社運用の数字が良くなるだけ以上のインパクトがあります。 そんな未充足に敏感に気づけるようになったのも広告運用を自分で行い始めてからだと思います。 あとはASPさんやメディアさん、ベンダー会社さんとより深い会話ができるようになったことは良かったです! そして事業会社あるあるだと思いますが、色々な会社さんから色々な運用やツールの提案をもらうと思います。その提案が本当に良さそうか否かの判断の目利きも広告運用を行うようになって数字に直接触れるようになってから、鋭く目利きできるようになり、稟議を取りに行く際も明確な根拠を会社に対して提示できるようになりました。 反面、悩みとしては社内で運用している人間が私しかいないので「自分の運用や検証は、はたしてベストアプローチなのか?」と自問自答することは現在進行形で多くあります。 なので現在は、商材は全く違いますが同じような事業会社の運用者さんと壁打ちをすることで、セカンドピニオン的に意見をもらってモヤモヤを解消しています! あとはTwitterにアフィリエイターさん含めて、めちゃくちゃゴリゴリ運用をしている方々がゴロゴロいるのでTwitterのチェックも欠かせません! すごいざっくりですが、こんなところが「事業会社でWEB広告運用をインハウス化」してみて自分なりに思ったことです。