古着屋とカラオケバーのお店「無一文」 / オーナー
30年続くバーの経営を業態変更しながら引き継ぎ復活させる
元々私は服飾専門学校で服について学んでいましたし、なんなら高校も服飾学科です。 人間が衣装を纏うということが好きなんです。2021年に5年ほど通った老舗バーの経営を引き継いでくれないかと前オーナーから打診いただきました。 それからバー無一文の経営を引き継いで、古着バーとして頑張っています。 おかげさまで自由に古着を購入できるオシャレスポットとして人気をいただいており、昼間はカフェ営業もやってるので、だいぶ先代のころから営業体制も刷新してる感じです。 それまでは声優として食っていきたくて養成所や事務所に所属して活動していました。レッスンや現場仕事など、必死に芸能界へしがみつこうとしていました。もちろんそれを否定するつもりはありません。 でも人間、いくつもの顔をもっていたっていい。いくつものわらじを履いて活動するのも悪くないと思いま始めました。2021年、パンデミック以降、芸能界も飲食業界も、世の中はすべて変わってしまったと思います。そんな中で無一文創業の前オーナーから、店を畳むかもしれない、経営を引き継いでほしいと言われました。ブレるのはNGだけど、臨機応変に生きたって良いと思いはじめたのはそのころです。 自分は声優として未だ大成してはいないし、そういった人がゼロからチャンスを掴むのは困難です。無一文には様々な業界のお客さんが集まってくれます。今まで力のなかった自分でも、そういった人たちとなら、面白いことができるかもしれない。「無一文」という店名には、「今は無一文かもしれないがこの先は逆転できるかもしれない」という、身一つで事業を始めた先代の想いが込められているんです。 そういった意味で自分への期待を込めて、良いお店であり続けられるよう"無一文"を誠心誠意大切にしていきたいと思っています。