マリンスフィア株式会社 / 代表取締役社長
養殖モニタリングシステムのグローバルトレンド
20世紀初頭からの水産養殖の機械化・自動化による生産性の向上はすでにターニングポイントを迎えており、AIによる画像分析と数理解析に基づいた養殖オペレーションの最適化の時代となった。これにより生産性が向上するばかりでなく、プラクティスの移転も可能となり、水産養殖がもたらす残滓などによる海洋汚染を防ぎ、これまで養殖が不可能であった魚種の養殖も可能となってきた。ビジネスパフォーマンスばかりでなく、環境性能も産業に対する重要な社会から要件となってきており、今後、これらに注力することで新しい日本水産業のリーダーシップのあり方も変わってくる。