Masato Ito
環境機器株式会社 / 営業開発部
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環境機器株式会社 / 営業開発部
分子情報を応用した材穿孔性寄生蜂の系統分類と寄主同定手法の開発
ヒメバチの一種であるケンオナガヒメバチ亜科の分類学的再検討を行った。このグループは比較的大型の種を多く含むものの、多くの種が記載以後再検討されないまま残されていた。国内や近隣のアジア諸国で見られる本亜科の種について詳細に検討を行い、複数の新種・新記録種を記載した。
体色と分布域によって区別されていたSpilopteron属のヒメバチ2種、ツマグロケンヒメバチとトサケンヒメバチについて遺伝子情報と形態情報を併用して再検討を行った。また、両種の分類を混乱させていたトサケンヒメバチの体色変異についても解析を行い、体色変異の要因を示した。
近畿大学農学部構内でマレーゼトラップを用いて寄生蜂類を捕獲し、寄生蜂類の多様性や発生消長などを調べた。