株式会社クリーバル / 代表取締役
移動通信事業の事業戦略への深い関わり
移動通信キャリア向けの事業責任者としてSE部隊を率いる立場を長期にわたり経験でき、この間、当時の常務の薫陶を直接受け事業戦略の組み立てに深く関わることができた。 今でもビジネスの本質を考える基礎となっているのは、ビジネスモデルの転換だ。 通信システムというのは何億何十億とする高価なため、箱として(ソフトは付加的に)売るだけでも相当なビジネスになっていた。しかしこれでは売り切りに近く、やがてハードウェアの小型化が進むとビジネスも縮小してしまう。 そこでこれをソフトウェアメインのビジネスに転換すべく、ソフトウェアやアーキテクチャから収益の多くを得られるよう、それらの価値を使用頻度にリンクするようにライセンス化し、ビジネスのリカーリングを進めたことだ。 この受益に応じて費用負担して頂く考え方を、是非自社開発サービスのビジネスモデルでも活かしたいと思っている。 SVI事業においては、協業対象のベンチャーにノウハウとして伝えることも楽しみにしている。